MLB各チームはほぼ100試合を消化した。この時点で、各チームの先発投手を俯瞰しておきたい。恐縮ながら、数字並びまくりです。

各チームで100イニング以上投げている投手をピックアップした。それぞれ、1試合当たり何点援護をもらっているか(RS)を出して、防御率(ERA)と比較した。(あ)はその差分である。さらに、投手本来の実力を示すといわれるDIPSを算出し(今回は{(与四球-故意四球+死球)×3+被本塁打×13-奪三振×2}÷投球回+3.12)、ERAと比較した。(い)はその差分。さらにWHIP(1回あたりに出した走者の数)、先発数GS、勝利W、敗戦L、QS(6回以上投げて自責点3以下に抑えた試合数)、(う)は勝利とQSの差分です。QS%は登板試合数に対するQSの割合。

この一覧は、先発投手個々の「実力」と「運」を様々な角度から検討している。

まずはナリーグ。





同じチームでも援護点RSは投手によって全然違うことが分かる。PHIは、援護点はそれほど多くないのだが、ERAは3投手とも確実に下回っている。ハラデーはDIPSも2.37。何度か紹介しているが、DIPSが2.5を下回るのは滅多にない。

STLのガルシアは援護点RSと防御率ERAの差分(あ)が最大。ガルシア自身の投球内容も悪くないが、安泰の投球が続いている。対照的にSTLの他の先発投手は(あ)が僅差かマイナス。STL打線はえこひいきが強いようだ。

昨年から一転、勝てなくなったCOLのウバルド・ヒメネスは、援護点も少ないがDIPSも平凡なものになっている。

LAD、もともと弱体打線だが、黒田が投げるときに極端に援護が少ないことが分かる。ただ黒田はDIPSの値がERAよりもかなり悪い。黒田自身もERAほどには調子が良くないことが分かる。一戦一戦見ていても、どこかで必ず打たれている。援護がないのは事実だが、黒田自身も負ける要因は胚胎している。

この数字、じっくり見ていると、各チームの事情が浮き彫りになってくる。

アリーグは稿を改める。


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