最近Twitterで「ダルのサイドスローってどうよ」という話題が出ていた。立ち上がり、確かにスリークオーターか、それより下から出てくる球もあった。打者は困惑するかも知れないが、ボールが横から出ることで、右打者はリリースからの球筋が見やすくなるような気がする。解説の岩本勉も「サイドスローで空振りしたのを見たことがない」と言っていた。



楽天打線は立ち上がり、徹底的に粘って球数を増やす作戦に出た。まるで高校生のようだが、それが功を奏して、1回に23球を投げさせた。特に草野の粘りは見事だった。一方の田中は立ち上がり無難。
試合を動かしたのは2回、43歳山﨑武司。ダルはアウトコースに4球。その4球目を狙い澄まして流し打ち。軌道が見えたので、そこにバットを出した感じだ。高須のバントはサインミスか失敗となったが、松井稼、横川も大振りをせず、カチッと合わせて連打して先取点。ここでダルビッシュはスライダー中心に切り替えて後続を断った。左打者の懐を攻めるスライダーはえげつない。
田中はいつもの淡々とした表情で回を消化していた。懸念材料は捕手伊志嶺とのコンビネーション。やや息が合っていない感じ。捕球位置の関係もあってか、右打者のインコースの速球、アウトコースのスライダーをボールにされることが多く、3回、珍しく大野に四球を与えた。このあたりからどこか歯車が狂ったようだ。
4回、スライダーが決まらず先頭の糸井をストレートで歩かせる。ここで牽制悪送球で糸井2進。中田が逆らわない打法でセンター前に運ぶ。続く稲葉は最初の打席も安打、最もタイミングが合っている。初球から果敢に振ってくるが、2ストライクからはボールを見極め、右翼席に本塁打。金本などもよく見せるが、腰をぐっと沈めることで、回転半径を長くし、打球に遠心力をつけた。東京ドームでなくてもスタンドに入っていただろう。
これで3-1。以後は何も動かなかった。ダルビッシュはだんだん機嫌が良くなっているような感じで、跳ね上がるような躍動感が出た。楽天は、粘って出塁するという最初の作戦を忘れたかのように、淡泊な打撃を繰り返した。恐らく、田中は頭の中で反省の弁を繰り返していたことだろう。低めに球を集めて打たせて取る投球に終始した。ようやく二人ともに、本来の投球を取り戻した。やはり、二人にとっても肩に力の入る試合だったのだろう。
日本ハムの新外国人、ボビー・スケールズは、今までの助っ人とタイプが違う。バランスの良い中距離打者でスイッチヒッター、身体能力も高そうだ。AAA通算.287、IsoD.098。ココ・クリスプのような雰囲気がある。注目したい。
試合終了直後にダルは「今日も勝ちました」、田中も「独り相撲を取りました」とTwitter、面白い時代が来たものである。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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楽天打線は立ち上がり、徹底的に粘って球数を増やす作戦に出た。まるで高校生のようだが、それが功を奏して、1回に23球を投げさせた。特に草野の粘りは見事だった。一方の田中は立ち上がり無難。
試合を動かしたのは2回、43歳山﨑武司。ダルはアウトコースに4球。その4球目を狙い澄まして流し打ち。軌道が見えたので、そこにバットを出した感じだ。高須のバントはサインミスか失敗となったが、松井稼、横川も大振りをせず、カチッと合わせて連打して先取点。ここでダルビッシュはスライダー中心に切り替えて後続を断った。左打者の懐を攻めるスライダーはえげつない。
田中はいつもの淡々とした表情で回を消化していた。懸念材料は捕手伊志嶺とのコンビネーション。やや息が合っていない感じ。捕球位置の関係もあってか、右打者のインコースの速球、アウトコースのスライダーをボールにされることが多く、3回、珍しく大野に四球を与えた。このあたりからどこか歯車が狂ったようだ。
4回、スライダーが決まらず先頭の糸井をストレートで歩かせる。ここで牽制悪送球で糸井2進。中田が逆らわない打法でセンター前に運ぶ。続く稲葉は最初の打席も安打、最もタイミングが合っている。初球から果敢に振ってくるが、2ストライクからはボールを見極め、右翼席に本塁打。金本などもよく見せるが、腰をぐっと沈めることで、回転半径を長くし、打球に遠心力をつけた。東京ドームでなくてもスタンドに入っていただろう。
これで3-1。以後は何も動かなかった。ダルビッシュはだんだん機嫌が良くなっているような感じで、跳ね上がるような躍動感が出た。楽天は、粘って出塁するという最初の作戦を忘れたかのように、淡泊な打撃を繰り返した。恐らく、田中は頭の中で反省の弁を繰り返していたことだろう。低めに球を集めて打たせて取る投球に終始した。ようやく二人ともに、本来の投球を取り戻した。やはり、二人にとっても肩に力の入る試合だったのだろう。
日本ハムの新外国人、ボビー・スケールズは、今までの助っ人とタイプが違う。バランスの良い中距離打者でスイッチヒッター、身体能力も高そうだ。AAA通算.287、IsoD.098。ココ・クリスプのような雰囲気がある。注目したい。
試合終了直後にダルは「今日も勝ちました」、田中も「独り相撲を取りました」とTwitter、面白い時代が来たものである。
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