『Number782』 ニッポンの名将特集 答えは過去にあり!


私は以前から「良い雑誌」とは、特集記事が分厚く充実している雑誌だ、と思っている。ほとんどが連載物の雑誌というのは、言ってみれば「お得意さん」相手にルーティンワークをしているわけで、ともすればマンネリに陥りがちだし、「今」に鈍感になっていくように思うからだ(マンガ雑誌を除いて)。
特集とは、食べもの屋でいえば、日替わりの「旬のメニュー」であり、店主が朝、眠い目をこすって市場で仕入れて包丁をふるう食材だ。それは、その店がいかに元気で、新しいお客を獲得しようとしているかを表していると思う。
『Number』の特集は、常に全ページ数の過半数以上を占める。『Number782』も118ページ中78ページが特集。
昨年から猖獗を極めた「もしドラ」ブームに乗って、「スポーツ指導者から学ぶビジネス哲学」的な特集。題して「答えは過去にあり!」実にあざとく、いやらしい。
率直に言って、野村克也のうんちくは、もう四半世紀も前に聞きあきている。今の私が知りたいのは、野村でいえば、現役時代のスイングがいかに速くて、ミートが巧みだったか、とか、どんな投手をどう打っていたか、だ。経営者をうならせる知恵などは、結局後付けだと思うし、酒の肴にはならない。
しかし、今回の特集は、野村だけでなく迎木彬、広岡達朗、川上哲治、古葉竹識、木内幸男など、古色蒼然とした野球人を描いている。ライターや編集者はビジネスとして役立つことを念頭に置いているのだろうが、その行間からは当時の選手、監督としての人間臭さや、昔の野球の香りが立ち上ってくる。もちろん、それはいいライターを使っているからだ。
私が買ってしまったのは、ひとえに表紙のHawksのロゴが目に飛び込んでしまったからだ。偏見だが、こういう特集からビジネスを学んだりするのは大した人間ではないと思う。これは純粋に「娯楽」であり、いい味出している爺さんの「自慢話」「ほら話」だと思って愉しめばよいのだと思う。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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特集とは、食べもの屋でいえば、日替わりの「旬のメニュー」であり、店主が朝、眠い目をこすって市場で仕入れて包丁をふるう食材だ。それは、その店がいかに元気で、新しいお客を獲得しようとしているかを表していると思う。
『Number』の特集は、常に全ページ数の過半数以上を占める。『Number782』も118ページ中78ページが特集。
昨年から猖獗を極めた「もしドラ」ブームに乗って、「スポーツ指導者から学ぶビジネス哲学」的な特集。題して「答えは過去にあり!」実にあざとく、いやらしい。
率直に言って、野村克也のうんちくは、もう四半世紀も前に聞きあきている。今の私が知りたいのは、野村でいえば、現役時代のスイングがいかに速くて、ミートが巧みだったか、とか、どんな投手をどう打っていたか、だ。経営者をうならせる知恵などは、結局後付けだと思うし、酒の肴にはならない。
しかし、今回の特集は、野村だけでなく迎木彬、広岡達朗、川上哲治、古葉竹識、木内幸男など、古色蒼然とした野球人を描いている。ライターや編集者はビジネスとして役立つことを念頭に置いているのだろうが、その行間からは当時の選手、監督としての人間臭さや、昔の野球の香りが立ち上ってくる。もちろん、それはいいライターを使っているからだ。
私が買ってしまったのは、ひとえに表紙のHawksのロゴが目に飛び込んでしまったからだ。偏見だが、こういう特集からビジネスを学んだりするのは大した人間ではないと思う。これは純粋に「娯楽」であり、いい味出している爺さんの「自慢話」「ほら話」だと思って愉しめばよいのだと思う。
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