サブローこと大村三郎は、94年PL学園からドラフト1位で千葉ロッテに入団している。この年、PLからドラフト指名されたのは大村だけ。同期同年で一番評価が高かったのは北陽高校の嘉勢敏弘だった。

以後のキャリアを見ていてわかるのは、「チーム事情に合わせて生きてきた」ということだ。強肩俊足の外野手でありながら、2001年二塁手に転向。2003年ふたたび外野手に、そして2005年は4番を打つ。4番といえば栄達ではあるが、本人もおよそ柄にないと思いながら引き受けた打順だろう。そして2006年にFAを取得するも以後、それを行使しなかった。






千葉ロッテへの思いは深かったのではないだろうか。

そのキャリアSTATSは一流とは言えないが、チームへの貢献度の高さは見てとれる。数字が安定しないのは、故障が多かったうえにチーム事情でたびたび役割が変わったからだ。フランチャイズプレイヤーとしてキャリアを全うするべき選手だったと思う。巨人の外野陣は、長野とラミレスが固定。あとをベテラン若手が入り乱れて争っている。大村に与えられるチャンスは多くはない。



一方の工藤隆人。

 


青森大学から、2004年日本ハム9位指名。低い指名順位に割には出場機会が早く訪れたのは、左打者の上に足が速かったからだろう。そのキャリアはレギュラーでなかった頃の大村に似ていなくもないが、率直に言って大村とは引き合わない。30歳という年齢は、将来性を託してともいえない。

一昨年、千葉ロッテから移籍した主力投手の清水直行は「ロッテにいる理由がなくなったから移籍した」といった。このチームの移籍劇は、後味が悪いように思う。いろいろな事情はあるだろうが、功績のある選手の送り出し方として最善だとは思えない。

昨年の良い雰囲気が変わってきつつあるのが気になるところだ。

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