4月15日のロッテ戦で日本ハムのバッテリーコーチ兼任、中嶋聡が途中出場でマスクをかぶった。これで実働29年、工藤公康のNPB記録に並んだ。
当サイトでは何度も紹介しているが、86年阪急ブレーブスのドラフト3位、阪急のユニフォームを着た最後の現役選手だ。
キャリアSTATS

しかし、中嶋はとっくの昔に戦力ではなくなっている。打席に立つことも希で、安打は2009年以来打っていない。
中嶋は一軍が札幌、二軍が鎌ヶ谷という日本ハムの特殊事情もあって、捕手のリザーブとして現役登録されていると言われているが、それだけではないように思われる。
この表を見る限り「記録更新のためだけに試合に出ている」と思われても仕方がない。
こんな形であれば、50歳になっても試合出場は可能だろう。
谷繁元信は野村克也の最多出場記録に迫っているが、今季は松井雅人や武山にマスクを譲り、選手としては3番手捕手にまわっている。先日、松井が退き、武山が負傷したために急きょマスクをかぶったが、個人記録よりもチームの勝利および後継者の育成を優先しているのは明らかだ。
ベテラン選手の批評は難しい。先々週のサンデー・モーニングで、喝ハリモトは、三浦知良に引退勧告をして全国的なブーイングを浴びた。
張本にサッカーについてモノを言う資格があるかどうかは微妙だが、カズが「記録のための記録」の更新だけで出場していたのであれば、批判を浴びて当然だと思う。ただし三浦知良は先週もゴールを決めて「実力もある」ことを証明して見せた。
戦力として通用するのなら、何歳であってもプレーすればよいだろう。
しかし中嶋聡は、試合に出る必然性があるのだろうか。栗山英樹監督は、メディア出身でもあり、話題作りに熱心だが、はりぼての記録を更新する愚を知るべきではないか。
レコードブックの「現役年数」の1位にここ5年で17試合しか出場していない中嶋聡が載ることに、何の意味があるのだろうか。
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コメント
コメント一覧
一球団の採算の為に、記録の価値が貶められていると感じます。
こういう無意味な記録が持て囃される最近の風潮を嘆かわしく思いますね。特にこの球団は恥じるどころか商売のネタにしそうで怖いです。
そして一軍の「第三捕手」はバックアップとして必要不可欠な存在ではありますが、ここのポジションに試合に出て経験を積むべき若手選手をあてるべきではない、という考えがあるのでしょう。
記録のための記録と言いますが、ニュースでも少しふれる程度、紙面でもベタ記事くらいの扱いにしかなっていないのですから目くじらを立てるお気持ちがはかりかねます…。
無論商売のネタなどになるわけがないのはすぐわかることです。
ファームが一軍と離れていること、育成選手を抱えていないこと、ファームの若手は一軍帯同よりファームでの実戦経験を優先させる方針であること。加えて現状は大野、市川という昨年の正副捕手が揃って戦列を離れているという特殊な事情であること。
その中で、コーチ業がメインであっても、いざという時にマスクを被れる存在は貴重です。
言うまでもなく、記録のための出場などではなく、ましてや客寄せでもありません。(もしその気なら、大谷投手とバッテリーを組むことで話題を作ればよいわけです)
張本vsカズではありませんが、公式戦に出場する時点で戦力と見なすのが自分の考えです。
あの木村拓也が引退年に、キャッチャーがベンチにいなくて急造捕手をつとめたことを思い出すと、最後のベンチ枠に経験豊富な大ベテランの捕手が戦力にいる、というのは、若手の邪魔でもなく、安心感をもたらす意味ではメリットが多いです。
栗山の演出とかはさすがにないだろうな。
昨年のように1試合しか出なくても?
記事の大きさは関係ないです。公式のレコードブックに載るのが大きいと思います。
キャッチャーを使い切ってるわけでもないので記録のための出場でしょう
コーチをクビにならない限りはご褒美として「実働年数」のレコードは延び続けて行くのでしょうね。
かつての強肩の名捕手は今も「プロ野球選手」なのでしょうか。
二軍を札幌に連れてくれば、遠征費だけでもバカになりません。イースタンの他チームからしても鎌ヶ谷にいてくれた方が助かるでしょう。
もちろん第三捕手も必要です。
いざという時のバックアップが必要ないチームなど存在しません。
問題は、本当に緊急時ならともかく、今年なら4月15日のロッテ戦の9回に本当に出場する必要があったのか?ということです。
しかもどういうわけかどこも記事にしていませんが、あのゲームでは後逸までやらかして、二塁ランナーの生還まで許しています(記録はクロッタの暴投)。
https://www.youtube.com/watch?v=z4Gzx_SCC30
このまま記録を伸ばし続けるなら、過去の偉人が作り上げた記録に対する冒涜でしかないと思います。
という事は、もしこの先NPBがエクスパンション等で地方に球団が誕生したとしても、二軍は相変わらず関東と関西に大部分が集中するという事態にもなりかねませんね。
中嶋「選手」に関しては、日ハムの方針が変わらない限り(若手選手に出来るだけ試合に出場させるのは私も賛成ですが)この状態が続くでしょう。もういっその事、還暦「選手」でも目指してはどうでしょうか。
栗山監督が公式のレコードブック云々という話をしているならそれは戒めるべきですが。
先日の出場では投手がクロッタでした。
今年はまだ昨年のような圧倒的なピッチングとはかけ離れた内容です。
点差のついた場面でクロッタを、経験豊富な中嶋と組ませて投げさせるのは意味があると思いました。
結果は芳しくはないものでしたが。
このサイトの読者の多くは、公式のレコードブックを持っておられると思います。年間1万部以上発行されますし、そんなにマイナーなものではありません。
栗山監督だけではなく、すべての野球人が記録にこだわるのはレコードブックに載りたいと思うからです。そこに載らない記録に固執することはまずないでしょう。
当サイトは記録のサイトなので、それをご存じないと議論は難しいんじゃないかと思います。
ベースボール・マガジン社のレコードブック、NPB発行のレコードブック、ブルーブック、グリーンブックは「野球の基本」だと思います。そこに新たなレコードが載るというのは大変大きなことです。
記録上の実働年数とカウントするための規定試合数があってもいいかもしれないですね。