清武英利『巨魁』


大きな書店では平積みになっていた。白いカバーが巻かれていて、そこに黒のホットスタンプで「巨魁」。そしてスミで「清武英利」と著者名が記されている。マットコート系のカバーの紙質はよくなくて、ハードカバーの表紙から浮いている。いかにも慌ただしく出版された本という印象がある。
『巨魁』というタイトルは、渡邊恒雄氏が読売社内でそう呼ばれていたからだが、同時に佐野眞一の『巨怪伝』を意識していると思われる。しかし本のスケールは全く違う。同じ“読売のドン”とはいえ、渡邊恒雄氏は正力松太郎の足もとにも及ばない。
この本は、清武英利氏が2004年8月に、巨人軍の取締役球団代表(局次長相当)・編成本部長になってから、例の事件で解任されるまでのドキュメントである。
巨人と関わりになる直前、清武氏は読売新聞東京本社運動局運動部長だったが、渡邊恒雄氏と関係が深かったわけではない。清武氏は渡邉氏に抜擢されたのではなく、その側近によって引き立てられたのだ。渡邉氏の謦咳に接するようになったのは、このときからだと言っても良い。
2004年というのは、巨人軍にとって大きな転機となった年である。この年に一場事件が勃発し、渡邉氏は引責する形で土井誠球団社長、三山秀昭球団代表とともにオーナーの座を辞した。それまで巨人軍は読売新聞政治部出身者がポストを占めていたが、以後、滝鼻卓雄、桃井恒和、そして清武氏のような社会部出身者が経営を見ることとなった。
オーナーは滝鼻氏だったが、権力が渡邉氏の手中にあったのは変わりがない。このときから傀儡オーナーが立てられた、と見ることもできよう。
これ以来、清武氏は渡邉氏を上司と仰ぎ、報告をしたり、打合せをしたり、突然呼びつけられたり、電話で怒鳴りつけられる関係になる。
清武氏から見る渡邉氏は滑稽なまでに“裸の王様”で、部下の決定をひっくり返したり、横車を押したりする。しかし、政治家に対しては卑屈。清武氏がキューバから選手を取りたいために、キューバと因縁が深い故橋本龍太郎氏に話をつけてほしいと頼むと、渡邉氏は恐ろしく丁重な口調で橋本氏に電話をかけるのだ。
また、渡邉氏が本当に野球を知らなかったことも驚きだ。清武氏に「君、二塁手と遊撃手はどちらが一塁に近いんだ?」と聞いたという。
そうでありながら、渡邉氏は巨人の戦力補強に口を出すのが大好きだ。「サプライズ」が口癖で、大物選手を引き抜いて世間をあっと言わせたいと常に思っている。このあたり、政界再編に首を突っ込んで、記者団に自説を吹聴するのと同じ心理。要するに「ドヤ顔」をしたい一心で人事を弄んでいるのだ。お上品な趣味とは言えない。
また渡邉氏は、1000万部という大衆紙のトップでありながら、世評については一顧だにしていない。一般市民が彼のことを何と思おうと、平気である。震災直後のバッシングも全く堪えていない。権力のことしか考えていない人物だということが解る。
この本には、アマチュア球界とプロとの間に裏金を含んだ密約があったことがはっきりと書かれている(球団は特定していないが)。読売新聞はこの部分に触れてスカウトたちの「これまでの努力を踏みにじるもの」との怒りの声を紹介していたが、盗人猛々しいとはこのことである。
また、2004年の球界再編騒動の経緯、長嶋一茂に対する異常な厚遇、清原やラミレスなど助っ人たちとのやりとりなど、野球史を語るうえで貴重な話も盛り込まれている。有能、無能のスカウト。監督との確執なども興味深い。
その一部はすでに『文芸春秋』2012年1月号に書かれていたが、より詳細に記されている。清武氏は鳴りを潜めている間、この本の執筆に専念していたのだろう。
清武氏は、選手や他球団の情報をWAR ROOM(指令室)で一元管理するBOS(ベースボールオペレーションシステム)を学ぶために、2度にわたってニューヨーク・ヤンキース=NYYを訪問している。そして、セイバーメトリクスにもとづいた最新の選手評価システムを導入しようとした。このあたり非常に面白い。巨人がこうした考え、システムを導入してペナントレースを戦えば、野球は大きく変わるだろうと思わせる。しかし、渡邊恒雄氏はこれを全く理解しようとはせず、「それよりトレードの話はどうなっているのだ」と怒鳴るのだ。
例の記者会見に至る経緯。この本で分かったのは、江川卓氏を巨人軍のヘッドコーチに招こうとしたのは原辰徳監督だったということ。優勝を逸して立場が悪くなった原監督は、渡邉氏に江川氏の入閣を進言したのだ。サプライズが大好きな渡邉氏はこの話に乗り、決まっていたコーチ人事をひっくり返した。そして、清武氏と最終対決になったのだ。
清武氏はこの人事騒動だけで反旗を翻したわけではない。2004年から清武氏は明確なビジョンをもって球団運営をしてきた。しかし、上司たる渡邉氏はそうした努力をほとんど無視し、自己の権力誇示のためだけに巨人軍を利用した。いわば渡邉氏の玩具だったということだ。社会部出身で政治部の渡邉氏の流儀に慣れていなかった清武氏は、これに服従することが出来ず、鬱懐を貯めていき「清武の乱」に至ったということだろう。
この本は、3月16日に店頭に並んでいる。朝日新聞が巨人軍の裏契約をスクープした翌日である。これは偶然とは思えない。
朝日のスクープは2004年の一場事件以前の6選手についてのもの、つまり清武氏が着任する直前までのものである。清武氏には無関係。この整合にも不自然なものを感じる。
この本の36ページにはこんな一節がある
球団代表室にはカギのかかる小さな金庫があった。そのなかに、三山までの球団代表たちが作成した数十冊の資料ファイルがあったが、私の就任直後に持ち出された。旧経営陣の一人がやってきて、笑いを浮かべながら言った。
「ちょっとこれは社長の方で預かるから」
まるで、今回の朝日のスクープを予見したかのような文章だ。ジグソーパズルのように平仄があっている(関西弁でいうと「つろくしている」)。これも不自然だ。
この文章を読んで、私はかえって、朝日のスクープに清武氏がかかわっていることを確信した。万が一、清武氏以外の人物がリークしたものだとしても、清武氏はそのことを事前に知っていたはずだ。「私じゃない」と否定したことで、清武氏はかなり微妙な立場になると思うが。
この本に書かれていないことも気になる。
清武氏はこの本で他球団の裏契約を含む密約について明かしているが、巨人については触れていない。もし、清武氏が裏契約を峻拒し、表契約だけで選手を獲得したのだとすれば、アマ球界や選手周辺と大変な軋轢が生じたはずだが、そのことには一切触れていない。
長野久義や澤村拓一は本当に1億円+5000万の出来高だけで入団したのだろうか。あり得ないと思うのだが。
私は前の投稿で、朝日新聞は2007年以降の巨人の裏契約の資料も持っているかもしれないと書いたが、この本での姿勢を見る限り、仮に今のリークが清武氏を情報源としているとしても真っ黒の裏資料は、これ以上出てこないかもしれないと思い直した。
自らにかかわることは慎重に切除されている。その姿勢に釈然としないものを感じる。清武氏の「保身」の匂いがかすかながらも漂ってくる。
清武氏が球界浄化を本当に考えるのなら、こうした資料も出すべきである。自らの非も認めて、すべてを出すときに、初めて清武氏の行動は「義挙」になると思うのだが。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
『巨魁』というタイトルは、渡邊恒雄氏が読売社内でそう呼ばれていたからだが、同時に佐野眞一の『巨怪伝』を意識していると思われる。しかし本のスケールは全く違う。同じ“読売のドン”とはいえ、渡邊恒雄氏は正力松太郎の足もとにも及ばない。
この本は、清武英利氏が2004年8月に、巨人軍の取締役球団代表(局次長相当)・編成本部長になってから、例の事件で解任されるまでのドキュメントである。
巨人と関わりになる直前、清武氏は読売新聞東京本社運動局運動部長だったが、渡邊恒雄氏と関係が深かったわけではない。清武氏は渡邉氏に抜擢されたのではなく、その側近によって引き立てられたのだ。渡邉氏の謦咳に接するようになったのは、このときからだと言っても良い。
2004年というのは、巨人軍にとって大きな転機となった年である。この年に一場事件が勃発し、渡邉氏は引責する形で土井誠球団社長、三山秀昭球団代表とともにオーナーの座を辞した。それまで巨人軍は読売新聞政治部出身者がポストを占めていたが、以後、滝鼻卓雄、桃井恒和、そして清武氏のような社会部出身者が経営を見ることとなった。
オーナーは滝鼻氏だったが、権力が渡邉氏の手中にあったのは変わりがない。このときから傀儡オーナーが立てられた、と見ることもできよう。
これ以来、清武氏は渡邉氏を上司と仰ぎ、報告をしたり、打合せをしたり、突然呼びつけられたり、電話で怒鳴りつけられる関係になる。
清武氏から見る渡邉氏は滑稽なまでに“裸の王様”で、部下の決定をひっくり返したり、横車を押したりする。しかし、政治家に対しては卑屈。清武氏がキューバから選手を取りたいために、キューバと因縁が深い故橋本龍太郎氏に話をつけてほしいと頼むと、渡邉氏は恐ろしく丁重な口調で橋本氏に電話をかけるのだ。
また、渡邉氏が本当に野球を知らなかったことも驚きだ。清武氏に「君、二塁手と遊撃手はどちらが一塁に近いんだ?」と聞いたという。
そうでありながら、渡邉氏は巨人の戦力補強に口を出すのが大好きだ。「サプライズ」が口癖で、大物選手を引き抜いて世間をあっと言わせたいと常に思っている。このあたり、政界再編に首を突っ込んで、記者団に自説を吹聴するのと同じ心理。要するに「ドヤ顔」をしたい一心で人事を弄んでいるのだ。お上品な趣味とは言えない。
また渡邉氏は、1000万部という大衆紙のトップでありながら、世評については一顧だにしていない。一般市民が彼のことを何と思おうと、平気である。震災直後のバッシングも全く堪えていない。権力のことしか考えていない人物だということが解る。
この本には、アマチュア球界とプロとの間に裏金を含んだ密約があったことがはっきりと書かれている(球団は特定していないが)。読売新聞はこの部分に触れてスカウトたちの「これまでの努力を踏みにじるもの」との怒りの声を紹介していたが、盗人猛々しいとはこのことである。
また、2004年の球界再編騒動の経緯、長嶋一茂に対する異常な厚遇、清原やラミレスなど助っ人たちとのやりとりなど、野球史を語るうえで貴重な話も盛り込まれている。有能、無能のスカウト。監督との確執なども興味深い。
その一部はすでに『文芸春秋』2012年1月号に書かれていたが、より詳細に記されている。清武氏は鳴りを潜めている間、この本の執筆に専念していたのだろう。
清武氏は、選手や他球団の情報をWAR ROOM(指令室)で一元管理するBOS(ベースボールオペレーションシステム)を学ぶために、2度にわたってニューヨーク・ヤンキース=NYYを訪問している。そして、セイバーメトリクスにもとづいた最新の選手評価システムを導入しようとした。このあたり非常に面白い。巨人がこうした考え、システムを導入してペナントレースを戦えば、野球は大きく変わるだろうと思わせる。しかし、渡邊恒雄氏はこれを全く理解しようとはせず、「それよりトレードの話はどうなっているのだ」と怒鳴るのだ。
例の記者会見に至る経緯。この本で分かったのは、江川卓氏を巨人軍のヘッドコーチに招こうとしたのは原辰徳監督だったということ。優勝を逸して立場が悪くなった原監督は、渡邉氏に江川氏の入閣を進言したのだ。サプライズが大好きな渡邉氏はこの話に乗り、決まっていたコーチ人事をひっくり返した。そして、清武氏と最終対決になったのだ。
清武氏はこの人事騒動だけで反旗を翻したわけではない。2004年から清武氏は明確なビジョンをもって球団運営をしてきた。しかし、上司たる渡邉氏はそうした努力をほとんど無視し、自己の権力誇示のためだけに巨人軍を利用した。いわば渡邉氏の玩具だったということだ。社会部出身で政治部の渡邉氏の流儀に慣れていなかった清武氏は、これに服従することが出来ず、鬱懐を貯めていき「清武の乱」に至ったということだろう。
この本は、3月16日に店頭に並んでいる。朝日新聞が巨人軍の裏契約をスクープした翌日である。これは偶然とは思えない。
朝日のスクープは2004年の一場事件以前の6選手についてのもの、つまり清武氏が着任する直前までのものである。清武氏には無関係。この整合にも不自然なものを感じる。
この本の36ページにはこんな一節がある
球団代表室にはカギのかかる小さな金庫があった。そのなかに、三山までの球団代表たちが作成した数十冊の資料ファイルがあったが、私の就任直後に持ち出された。旧経営陣の一人がやってきて、笑いを浮かべながら言った。
「ちょっとこれは社長の方で預かるから」
まるで、今回の朝日のスクープを予見したかのような文章だ。ジグソーパズルのように平仄があっている(関西弁でいうと「つろくしている」)。これも不自然だ。
この文章を読んで、私はかえって、朝日のスクープに清武氏がかかわっていることを確信した。万が一、清武氏以外の人物がリークしたものだとしても、清武氏はそのことを事前に知っていたはずだ。「私じゃない」と否定したことで、清武氏はかなり微妙な立場になると思うが。
この本に書かれていないことも気になる。
清武氏はこの本で他球団の裏契約を含む密約について明かしているが、巨人については触れていない。もし、清武氏が裏契約を峻拒し、表契約だけで選手を獲得したのだとすれば、アマ球界や選手周辺と大変な軋轢が生じたはずだが、そのことには一切触れていない。
長野久義や澤村拓一は本当に1億円+5000万の出来高だけで入団したのだろうか。あり得ないと思うのだが。
私は前の投稿で、朝日新聞は2007年以降の巨人の裏契約の資料も持っているかもしれないと書いたが、この本での姿勢を見る限り、仮に今のリークが清武氏を情報源としているとしても真っ黒の裏資料は、これ以上出てこないかもしれないと思い直した。
自らにかかわることは慎重に切除されている。その姿勢に釈然としないものを感じる。清武氏の「保身」の匂いがかすかながらも漂ってくる。
清武氏が球界浄化を本当に考えるのなら、こうした資料も出すべきである。自らの非も認めて、すべてを出すときに、初めて清武氏の行動は「義挙」になると思うのだが。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
コメント
コメント一覧
最近、私が言いまくりの笑えないジョークです。
まず、ネタ求めるが清武氏の時点で、巨人軍改革、プロ野球改革なんてまず無理です。
いい歳して、コンプライアンスとコーポレートガバナンスが区別出来ない、暴露しても、渡邉恒雄氏と刺し違える覚悟が微塵もない、腰抜けですから。
まあ、大悪渡邉恒雄に、中悪清武英利は、五十歩百歩です。
巨人軍を憎悪する人達は、清武氏に期待しているようですが、所詮はミニナベツネです。
岡崎郁ヘッドコーチを監督にして、傀儡政権を目論んでた人ですから(苦笑)
広尾様にぜひ質問したいのですが、そもそも清武さんが自分が当事者であった時のことを証言したら、何らかの罪に問われるのでしょうか。
今のままでテレビ、マスコミ、野球界一体となった言論操作で悪者にされ、裁判所までマスコミ権力の影響を受けるもとで、コテンパンに叩きのめされるくらいなら、すべて明らかにしたほうがよいのでは・・。裏金は清武さんの一存ではないことは容易に証明できるでしょうし、むしろ傷は小さいのではないでしょうか。
ただ、現時点で明らかになったことだけでも巨人以外であれば球団存続にかかわるようなダメージでしょうがテレビさえ総スルーであればなかったことにしてしまう。たとえ長野、澤村の裏金が出たとしても勝手な理屈でウヤムヤにしてしまうのでは、とさえ思われます。
今回の一件がどのように決着していくかは、たかが野球界のことにはとどまらず、今後日本の社会がどうなっていくかに大きく関わるとさえ感じます。ネット上の正論が、やはりテレビのごり押しの前にはなすすべもないのかどうか。
私は読売はじめとした旧既得権勢力が、清武が代表になってから以降のことは出せるはずがない、と誘導しているだけのような気がします。
NKさんがおっしゃるように清武さんの代表時代の言動はミニナベツネだったと思います。でもそういう人でないと、ここまで戦えないのではないでしょうか。
読売のここ数日の論戦は異常の一言です。マスメディアの異常さを改めて知らしめた意味は大きいのでしょうが、最後に巨悪が勝ってしまっては閉塞感が漂うだけです。
関係者は皆、事件が起こった真の原因を
熟慮し、真摯に捉え、どの方向が進むべき道なのかを
共に模索し、歩んでいく必要がある、はずなのですが。
「悪いことをしたら、素直に『ごめんなさい』と謝りなさい、
と、お父さんは言うけれど、あの人たちは何で
謝らなくて良いの?」
と子どもに聞かれたら、どう答えればいいものか。
事件の真相はともかく、そんな思いに駆られています。
ナベツネは独善のレベルを超えた独裁であり(俺は最後の独裁者だ、と本人もうそぶいています)、良くも悪くも稀有の存在だと思いますが、清武さんは政治感覚に乏しい、やる気のある管理職だと思いますが。彼をミニナベツネとするならば、そこらじゅうにそういう存在はいると思うのですが。
わたしはこの人の本を読んで、たとえ自己弁護の書ではあろうとも、GMとしてやってきたことは評価できると思いました。嘘だけでここまでは書けないでしょう。
あらかじめ申しておきますが、清武さんと私は同窓ではありますが、それは関係ありません。実社会に出てから同窓生をたくさん見ておりますが、「偏差値は嘘をつかないな」と実感している次第です。身びいきではなく評価しているつもりです。
清武さんは自分が関与した不正な契約金について暴露しても、罪には問われないでしょう。ただ、清武さんはご自身が作ったイメージに縛られていると思います。そこまでクリーンだとはだれも思っていないのに、勝手にレベルを上げてしまっている。これから苦しくなるかもしれませんね。
今でも清武氏の最初の記者会見での消化不良感は忘れられません。葛藤、とはいえるものではないのかもしれませんがそれなりに壁があったのか、ただ自己保身に走る前の段階だったのか。もう少し時が必要な感じがします。
最初は朝日新聞の記事の姿勢に疑問がありどうしても推せないのは清武氏の影があったからなのでしょうか。確かに、清武氏が巨人において下した事例の多くは巨人にはよかったです。でも一方で結果を求められているところと結果を度外視てもいいところの判断を間違えてもいたと思います。震災後の動きに関しては、球団の思惑というより自身の思惑だったのではないかと今でも思います。
今後もこのまま尻切れトンボにならないよう祈ります。
学校の偏差値のことですか?
ナベツネは、一応、東大卒ですが・・・(笑)
ましてや、労働基準法に基づいた就業規則を破り、違反手続きで人事情報を暴露、所詮は結果オーライにしかなりません。
もっとも、清武氏の育成選手制度、支配下登録数撤廃、各地にマイナーチーム創設、は評価していましたし、あとは人心掌握術で他球団にも賛同者がいれば、という所まできてました。
しかし、その成果と暴露会見とその後の言動への評価は別問題です。
ただ、ナベツネに反省してくれなんて(苦笑)
私と一緒に辞めてくれ、位まで責めず、自分の立場は守りたい、なんて人には誰もついていきません。
清武氏のお嬢さんが読売新聞社員だから仕方なかったともいえますが、彼にはほとほと失望するだけです。
よってここ最近の状況を客観的に見れている気がします。
それにしても、この件に関する巨人及び読売の言動は異常としか思えません。日本最大のマスメディアがこれじゃあどうしようもありません。今回の清武氏の行動も、もちろん誉められるばかりのことではありませんが、現状の巨人、プロ野球に一石を投じたことは間違いないと思います。
どうなるのかは分かりませんが、右肩下がりのプロ野球人気の再生のきっかけを願うばかりです。
ただ、私は是非はともかくその行動と勇気は評価します。
ろくでなしと呼ぶことはいかがかと思います。
世評なんてうつろいやすいものを考えていたら,言論しようなんて思わないでしょう。自分の言説こそが「輿論」であると思える人間でなければ。
私は渡辺氏の言説が「輿論」であるとは思いませんが,「世論」に迎合するような人間ではつまらなく,言論する人に値しないでしょうね。