駅の売店で『週刊朝日』を買う。新聞社系の週刊誌は、側面取材や後日談、記者の感想などで本紙を援護射撃することが可能だ。しかしながら…。
『週刊文春』でも4ページを割いていたのに、『週刊朝日』は、見開き2ページだ。社会部が独走して、運動部や出版部など他の部署が置き去りになっているという感さえある。お付き合いで2ページだけ割いたという感じか。
ただ、内容的には少しく見るべきところはあった。

まず、阪神の元球団社長野崎勝義氏が「破ってええなら、そんなもの(最高標準額)いらないでしょう。(中略)04~07年にも疑惑めいた話が何度か持ち上がったが『証拠があるのか』と意見が出て、話が終わった」と証言している。ちなみに、野崎氏は「清武英利を応援する会」に名を連ねている唯一の野球関係者である。
プロ野球側にも、巨人の金権体質に反発する経営者がいたのだ。

あとは二宮清純氏、玉木正之氏、江本孟紀氏のコメント。二宮氏は「近鉄の消滅や横浜身売りと契約金の高騰は無縁ではない」としている。玉木氏はなぜ「高額の契約金を隠すのだ。隠すのは選手の負担になるだけだ」。江本氏は「最初から高額の契約金をもらってダメになった選手は大勢いる」。3人ともにもっともだと思う。

二宮氏は「コミッショナーはリーダーシップを発揮すべきだ」としているが、当の加藤良三コミッショナーは「特に何らかの措置は考えていない」。これほどまでに腰抜けのトップは、かつていなかったのではないか。



清武氏の『巨魁』には、前任者の根来泰周氏の話が出てくる。根来氏も球界再編の際には何もできなくて世間の物笑いの種になっていたが、この本では、渡邊恒雄氏に反発し、コミッショナーとしての矜持と権威を保とうとする姿が出てくる。根来氏はコミッショナーからコミッショナー代行に自らを降格させたが、これも精いっぱいの反抗だったようだ。
世間には単にいじけているようにしか見えなかったのが滑稽ではあるが。まだ前任者の方が骨があったように思われる。






まさか、朝日の攻勢はこれで終わりなのだろうか。だとすれば、読売巨人側にはぜひ朝日新聞を訴えていただきたいものだ。

『フライデー』久しぶりに見たが、完全なエロ本になっていた。袋とじなどで裸のお姉ちゃんがいっぱい出てくる。それをモノクロのスクープのページが挟み込んでいる。いろいろな「慾」を一冊の本にまとめ上げている感じだ。

この雑誌も【巨人】巨額契約金問題「“清武爆弾”の次なる標的」と言う形で3ページを割いている。こちらは情報源を清武氏だときめつけているようで、氏は金や女性のスキャンダルをこれからも暴露するに違いないと(期待を込めて)書いている。注目すべきは、一場に取材していること。ヤクルトの二軍で調整する一場は「よく僕のことがわかりましたね」とコメント。当然ながら、事件の核心に触れるようなコメントはしない。

スクープから1週間。朝日新聞が低調だと、周辺のマスコミも気勢が上がらない。火の手を上げたがいいが、自分にも降りかかりそうになって撤収したのか、読売と水面下で交渉しているのかよくわからないが、この問題は、しっかり総括すべきだと思う。

何のかかわりもない一介のブロガーではあるが、明日以降私なりにまとめをしたいと思う。

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