攝津正を除く先発投手もレギュラー野手も、パのリーグ戦よりも数字が良くなかったのに、なぜソフトバンクは交流戦で18勝4敗2分と圧勝したのか。この期間の投手陣の成績をまとめてみた。


一つはローテーションの「穴」が埋まっていること。2勤1休と特殊な交流戦の日程で、ソフトバンクの先発はホールトン、杉内、和田、攝津を回すことが基本だった。しかし日程がやや窮屈だったために、山田大樹、岩嵜翔を穴埋めに使った。「捨てゲーム」とは言わないが、この2人で1つや2つの黒星は覚悟していたはずだ。しかし2人で4試合28回を投げて許した自責点は僅か1。4本柱以上の成績を残した。これが強みとなった。

さらに、リリーフ投手に穴がなかったこと。この期間ソフトバンクは雨天コールドゲームも含め5回の完投があったが、残る19試合で登板した延べ45人の投手で、救援に失敗したのは6月18日横浜戦のファルケンボーグだけ。後は大差が開いた局面での失点だ。大場、吉川、柳川にクローザーの馬原は合わせて18試合投げて5安打無失点である。

昨年もそうだったが、ソフトバンクは中継、クローザーが充実しているため、先発投手は余裕を持って降板することが出来た。その時点でリードしていれば、ほぼ間違いなく勝つことが出来るのだ。

その点では阪神のJFKやトリプルKと似ているように思えるかもしれないが、ソフトバンクは使えるリリーフ投手が7人もいる点が阪神と違う。ソフトバンクは交流戦で最も多く投げた投手でも金沢の8試合8.2回。阪神の榎田は10試合13.2回。消耗の度合いは大きく違うだろう。

今季攝津正を先発にまわしたソフトバンクだが、その後に同じような力を持った投手が後から後から出てくる。これは強い。恐らくは多投させず、大事に使うことで投手力を伸ばしているのだと思う。



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