“たち”といっても3人だけだが、トータルで見て2001年にイチローがMLBにわたってから最低の成績に終わった。WARのランキングで見ていこう。
MLBの野手WARの上位5人、めぼしい選手、そして日本人選手。年俸もつけた。太字はリーグ1位。

WARの上位には、常連が並ぶ。
WARが良い選手は、NPBで言えば丸佳浩のような選手だ。とにかく選球眼が良く、長打があり、守備もよい選手。タイトルホルダーもいるが、それはあまり関係ない。
ALの首位打者のミゲル・カブレラは23位。最多安打、盗塁王のアルチューべは37位。
韓国勢、負傷でシーズンを断たれた姜正浩は、45位。MLBのレギュラー野手の定員は255人だから、かなりの上位。秋信守も成績が上がった。
ベテランのプホルズ、A-RODもかなり上位にいる。
青木宣親は、死球を食らうまでは100位以内だったが、最終的には204位。来季が本当に心配だ。
そして代走と守備で23試合しか出ていない川崎でも353位にいる。邪魔にはならなかったということだ。
イチローはMLBに出場した1252人のうちで1237位である。マイナスということは、この選手を出すよりも、他の選手を出すほうがましだということ。
すぐ下にケイシー・マギーがいる。最下位は内野手のダニー・サンタナ。
2004年にはWAR9.1でア・リーグ全選手の1位、全体でも5位になったことのあるイチローは、堕ちるところまで落ちた。
来季の契約は、ただただ「個人的な目標」のためだけと言っていいだろう。
力が落ちた選手は、引退するしかないという原理原則に反している。下手をすればレジェンドを汚すことになろう。
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ナリーグでもイチロー対策が固まったら対応できなかった。
守備を加算したトータルでもマイナスWARなんですね。
年齢41から妥当な成績は理解できるのですが、かなしい。
ヤンキース移籍直後の3ヶ月が最後の輝きでした。
マイアミの監督が未定ですが、代走や守備固め以外使わなければいいぐらいの感覚の持ち主でればいいな。
いよいよ来るべき時が来たかなという感じです。
青木次第ですが、再来期この表はお目にかかれないかもしれませんね。
そりゃ、ちっとばかし守備が良くても間尺に合わないですって。
トータルの各成績でも悲惨過ぎますが、6/19以降の成績は打率.192、OPS.488と、新庄のMLB最終年の成績に類似している。
田口氏に、「これどういう事なの?全然ダメだったじゃないですか」と今からでも問い詰めたい位です。
自分が言う通り、スタメンで使わなければここまで悲惨にはならなかったでしょうが、ただWPAはずっと良くなかったのも事実。
だから、控えでも使いにくいので、まともな頭のGMなら契約はしないでしょうね。
客寄せパンダでも、マリナーズ在籍時観客数はずっと低下傾向だったという事実はありますし。
しかし並以下の実力になってからも5年も生き延びるしぶとさはさすがだなと妙な意味で感心します。
来期もまさかあの数字で契約するとは思いませんでしたね。
自分を高く売ることにかけては特別な才能があるのかもしれません。
個人的には別に出場は構わないと思います。MLB広しと言えども、実力主義が徹底された現代において、名前で出場させて貰える選手は極めて少ない。
イチローの他は、おそらくプホルスやミゲル・カブレラが将来的に似た待遇を受けられそうなくらいでしょう。その立場に至るだけの、過去の破格の業績があることは誇ってもいい。
ただ当然ながら、マーリンズのファンは球団の起用を批判する資格があるでしょうね。純粋に戦力的に見れば、ぽっと出のルーキーを起用した方が恐らくマシでしょうから。
fangraphのデータでみると、Offが-24.6、Defが3.7ということで、ディフェンス面での貢献を、オフェンス面での巨大なマイナスが吹き飛ばしてしまっている状態です。
もともと非力な打者でしたが、今年はISOが.050ということで、まったく長打が期待できなくなりました。今年91安打のうち二塁打5、三塁打6という、三塁打の方が多い奇妙な数字になっています。
マートンもそうでしたが、長打も選球眼もない打者というのは、3割を打ってようやくレギュラーとしての帳尻が合うくらいです。打率がちょっと下落するとたちまち戦力的な価値を失ってしまう、現代ではとてもリスキーな選手としての有り様になってしまいました。ただ、そこにバットマンとしての魅力を感じる人もいるでしょうけれど。
青木については、野球選手はアクシデントがつきものですからね。松井の怪我もそうですが、実力があっても事故は起こり得るということだと思います。
余談ですけど、ネットを見ていたら、青木の体調不良は能ではなく、首のダメージによるものだという医師の説がありました。自律神経がダメージを受けたのだとか。今オフは様々な医師のオピニオンを受けてもらいたいです。
おそらく首、頸椎でしょう。体幹が曲がっているように感じられます。
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私もイチローファンですが、遠慮なしに勝手を言います。
そりゃそうですが、みんな「私ごと」ですよね。これでは山本昌と何ら変わらない。
20年以上イチローを応援してきたものとしては、残念なエンディングです。
MLB3000安打がおそらくイチローにとっての最大のモチベーションなんでしょうが、果たして、1年「生きながらえた」からとて達成できるもんなんでしょうかね。私としては、マスコミでもここのコメントでも達成がすでに既定の事実になっているようで、そこに疑問を感じるのです。
来季はおそらく今季よりも出場機会がかなり減ります。そのために、3000安打を達成するためには、今年よりも打率をかなり上げなければなりませんが、ここ数年の傾向を見る限り非常に困難だと思います。あるいは、シーズン最後までMLBにいられるか、ファンはまだしも、少なくともメディアはそれを考えておくべきであり、そこから逆算して可能性を論じるべきでしょう。