セ・リーグも見ていく。実は中畑清の功績について「見える化」できないかと思ってこの表を作ったのだ。
セ・リーグ。1位球団からのゲーム差で、チームを並べてみた。2007年のプレーオフ導入からはポストシーズン進出圏内をグレー地にした。
2001年は勝率ではなく勝数で順位を決めたので、勝率4位の横浜は3位と記録されている。

パ・リーグと比べて思うのは、セ・リーグのチームは、それぞれが大体そのゲーム差にいるという「分布帯」が決まっているということだ。
巨人、阪神が上位、中日、ヤクルトが中の上、広島が中の下(最近は中の上)、そして下位に横浜(DeNA)。
ゲーム差を表現すると、DeNAがずいぶん下層にわだかまっていることがわかる。ダントツで弱かったのだ。
それが2012年以降、上位との差を急速に縮めている。今季はやや足踏みしたが、ポストシーズン進出に手が届くところまで来ていたのだ。
2007年、クライマックスシリーズの導入以降、首位とのゲーム差は縮まる傾向にある。3位が狙える位置の下位チームがあきらめなくなったからだろう。
広島はポストシーズン進出を逃したが、今季は前年よりも首位とのゲーム差は縮まっている、こういうことも考慮すべきだ。
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コメント
コメント一覧
同じ最下位でも、5位から突き放されたダントツの6位と、5位と紙一重のダンゴの6位では大きく違いますものね。ファン心理や観客動員もかなり変わってきます。
これは説得力のある図になりましたね。見事なお点前!
この表の2年前の98年に優勝、2001年まで5年間連続Aクラス。TBSが親会社になった2002年から最下位街道スタートです。パ・リーグの表と見比べてみても、同期間で首位から40ゲーム以上離されたのは参入初年度の楽天のみ。それがベイスターズは3回もある。
ネット上で「ブッチギリの最下位から普通に弱いチームにしてくれた」との論評がありましたが、いくらなんでもこれだけ長期間なら明らかに編成・育成の問題だと思いますよ。むしろ中畑は本当によくやっていたと思います。
それにしても、去年と今年。他のチームが前年とほぼおなじ位置にいるのにヤクルトだけワープしてるのが面白いですねぇ…。
横浜の最下位独走と広島の長期低迷が払拭されたことで、セリーグがだいぶ面白くなってきたことが視覚化されていますね。
阪神はなんとなく毎年上位争いに絡んでいるイメージでしたが、じりじりと地盤沈下していっていることが見てとれます。下位から楽に星を稼ぐことが困難になってきたのでしょうか。
巨人は2007年以降、常に首位から3.5差以内につけており、順位以上の常勝ぶりが伝わってきます。原監督が今後、正当な評価を与えられれば良いのですが。
>実は中畑清の功績について「見える化」できないか
とのことですが、
じつは、球団が「勝とうしているか、否か」だけの表なのかなあ、という感想です。
お金をかけて勝とうとするチーム、読売、ソフトバンク
育成だけで勝とうするチーム、日本ハム、西武
お金をかけられなくなりつつあるチーム 阪神、中日
まったくやる気のなかったチーム、横浜
未だ育成ができないチーム、楽天
などなど
監督の力量は、ペナントレース優勝にはあまり必要ない?
そんな気もします。
逆に、CS枠がある以上、そこに踏みとどまれるかどうか、そこに監督の力量が一番現れるのじゃないかなあ
リーグの特性が透けて見える面白い表だと思います。
となると、MLBとの比較も気になるのですが...無茶振りですよね(笑)
あと、ゲーム差を偏差値化してみるのも面白いかもしれません。
MLBもやろうと思っています。
ここのところカープは阪神に最後に競り負けている感じですが、実に15年中7年が阪神の一つ下なのですね。
この表は優勝チームを基準にしていますが、5割を基準にしてみるのも面白いかなと思いました。