少し前の日米野球では、「160km/h」の触れ込みでやってきた大投手が、140km/h台半ばしかスピードが出ず、がっかりしたものだ。やっぱり本気モードではなかったのか。

昨日のプレミア12、開幕戦。大谷が本気を出すかどうか疑問だった。
古田敦也も「大谷君の150km/hオーバーの球に(韓国打線が)どう対応するかですね」と言っていた。
「ま、目いっぱいは投げなくても、150km/hくらいは出してくれるだろう」という期待から出た言葉だと思えた。

Premeer12 1108


しかし大谷は、初回からどんどんスピードを上げていく。1回、金賢洙の2球目に161Km/hが出る。ほぼマックスだ。
立ち上がりからの大谷の本気が、ともすればこの手の試合に漂いがちな「花相撲」の空気を吹っ飛ばした。試合は一気にマジの勝負になった。

韓国は投手が育っていない。
金広鉉は2009年のWBCで日本に通用しなかった。その投手が6年経っても一番良いということは推して知るべし。
一時期の「日本何するものぞ」という敵愾心も失せてはいたが、「何とか試合の格好をつけよう」という気持ちだけは見える。
注目の朴炳鎬は、2安打したが「屈指のスラッガー」というイメージはない。韓国の球場は日本の球場より少し小さい。またボールの反発係数は高いとされる。確かにNPBの打者よりも長打力はあるだろうが、かなり割り引く必要もあろう。

大谷が「目いっぱい」を見せつけたために、日本の後続投手も頑張らざるを得なくなった。奪三振のライバルだった則本も2回で3つの三振を奪う。
松井祐樹は球速が上がらず、苦戦したが最後は抑えた。これも持ち味のうちだ。

大谷翔平は、その投球で、このシリーズを「真剣勝負」だと「宣言」した。彼の功績は素晴らしく大きいのではないか。


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!


2015年森唯斗、全登板成績【貴重なリリーバー、オールスターにも出場】