少し気になるコメントをいただいたので、改めて意見を述べておきたい。
今回の野球賭博事件について、NPBに求められるのは
1) 真相の徹底究明
2) 事件当時者、関連する人物の一掃
3) 再発防止
の3つだ。
野球選手の野球賭博、球場内での賭博行為などは違法行為であり、さらには犯罪や不正行為の温床になることは明らかである。
また、国民的な人気がある競技のアスリートであり、社会的な地位も高い野球選手が、常習性のある賭博を行っていたという事実は、プロ野球全体の信用を失墜させかねない。
NPBは、主体性をもって真相究明に、徹底的な行動をとるべきだった。
熊崎コミッショナーは、最低でも第三者委員会に徹底調査を委嘱すべきだった。
利害関係のない第三者によって、事件の徹底究明を行えば、少なくとも今回の報告よりは踏み込んだ報告が行われたはずだ。さらに、NPBや巨人などの責任についても、明確な指摘ができたはずだ。
第三者委員会でやっても結果は同じという意見もあるが、ではなぜそうしなかったのか。そのほうが、社会的な信用は高くなったはずなのに。
NPBが第三者委員会ではなく、自分たちで調査をしたのは、NPBや巨人がハンドリングできなくなることを恐れたからだ。予想外の事実の判明や、NPB、巨人への批判を恐れたからだ。
調査の前から報告書の「線引き」はあらかじめ決められていて、予定調和的に調査が行われただけだと考えるのが自然ではないか。3人の追放と原沢代表の辞任以上に傷口を広げないことがあらかじめ決められていたと考えるべきではないか。
熊崎コミッショナーの法律家としての専門知識は、この調査報告書に正当性があるかのような言辞を弄することに費やされたと思う。
さらに言えば、巨人軍なりNPBなりは、野球賭博に対して、告訴すべきだったと思う。
どういう形であれ、自分たちの管轄内で犯罪行為が行われていたわけだから、捜査権を持つ権力の手で徹底解明するべきだった。この可能性はまだあるが。

大相撲の野球とばく事件に関連して立ち上げられた第三者委員会は、強い権限を持ち、力士や親方の処分を行った。
また、警察も積極的に動き、この捜査の過程で八百長事件も発覚した。
それは、大相撲の屋台骨を揺るがすような大事件になったが、これによって相撲界は浄化され、出直すことができた。
大相撲の浄化そのものは十分だったとは思わないが、少なくとも野球界よりもかなりましだったと思う。
今の大相撲人気は、八百長事件の浄化があって初めてもたらされたものだ。

野球賭博に関与した人間が3人以外にもいることが間違いなかったのに、そこに手を付けずに幕引きを図るのは、考えられない。
ここに及んで、選手の人権やプライバシーに言及する人がいるのは、ちょっと驚きである。
彼らが野球賭博や不法な賭博行為に関与していたとすれば、そしてその背景に何らかの犯罪集団がいる可能性があるとすれば、それを究明すること以上に優先されることはないと思う。
NPBが一時的に混乱に陥ろうとも、社会的信頼を失おうとも、将来に禍根を残すことを考えればそのコストは安い。
人気があって、スタイタスが高いうちに浄化をしなければ、致命的な事態に陥りかねない。
1970年の「黒い霧」は、パ・リーグの業界再編につながった。その過程で多くの人が球界を追われ、信用も失墜したが、この事件で改革がなされなければ、おそらく今頃パ・リーグはなくなり、野球はマイナースポーツになっていたと思われる。
警察が捜査を開始しているという情報はない。その一点に期待したいが、NPBとしてもおざなりな対応をやめて、血を流す覚悟で改革をすべきである。
そうしないと、近い将来、この事件はさらに深刻な様相を帯びて再度噴出してくるはずだ。
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1) 真相の徹底究明
2) 事件当時者、関連する人物の一掃
3) 再発防止
の3つだ。
野球選手の野球賭博、球場内での賭博行為などは違法行為であり、さらには犯罪や不正行為の温床になることは明らかである。
また、国民的な人気がある競技のアスリートであり、社会的な地位も高い野球選手が、常習性のある賭博を行っていたという事実は、プロ野球全体の信用を失墜させかねない。
NPBは、主体性をもって真相究明に、徹底的な行動をとるべきだった。
熊崎コミッショナーは、最低でも第三者委員会に徹底調査を委嘱すべきだった。
利害関係のない第三者によって、事件の徹底究明を行えば、少なくとも今回の報告よりは踏み込んだ報告が行われたはずだ。さらに、NPBや巨人などの責任についても、明確な指摘ができたはずだ。
第三者委員会でやっても結果は同じという意見もあるが、ではなぜそうしなかったのか。そのほうが、社会的な信用は高くなったはずなのに。
NPBが第三者委員会ではなく、自分たちで調査をしたのは、NPBや巨人がハンドリングできなくなることを恐れたからだ。予想外の事実の判明や、NPB、巨人への批判を恐れたからだ。
調査の前から報告書の「線引き」はあらかじめ決められていて、予定調和的に調査が行われただけだと考えるのが自然ではないか。3人の追放と原沢代表の辞任以上に傷口を広げないことがあらかじめ決められていたと考えるべきではないか。
熊崎コミッショナーの法律家としての専門知識は、この調査報告書に正当性があるかのような言辞を弄することに費やされたと思う。
さらに言えば、巨人軍なりNPBなりは、野球賭博に対して、告訴すべきだったと思う。
どういう形であれ、自分たちの管轄内で犯罪行為が行われていたわけだから、捜査権を持つ権力の手で徹底解明するべきだった。この可能性はまだあるが。

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それは、大相撲の屋台骨を揺るがすような大事件になったが、これによって相撲界は浄化され、出直すことができた。
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NPBが一時的に混乱に陥ろうとも、社会的信頼を失おうとも、将来に禍根を残すことを考えればそのコストは安い。
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来年の開幕直前あたりに爆弾落とすのではないかと予測しているのですが・・・
何度も言いますが、野球界で動かないならば、誰か野球関係者以外が告訴しない限り警察は動けないし、個人レベルの携帯電話など私物まで捜査も出来ません。
警察の捜査以上のことを求めてる点で、自分には、真相究明とは綺麗事でただの知りたがり、話を大きくしたいだけにしか見えませんね
だからNPBが自分で動く必要はなかったと思います。告訴すべきだと思います。
何が一番大事なのかを考えるべきだと思います。
今のNPBの体質を見る限り、話をもっともっと大きくすべきだと思います。週刊誌などにも期待したいところです。知りたがりが寄ってたかって大騒ぎすべきだと思います。
私も微力ながら、騒ぎに加担します。
やってるかやってないかまだ確証がない選手個人の名前を出して騒ぐのは反対ですが、この事を忘れない、教訓にする、暴力団と付き合うことの怖さということを選手たちに頭に叩きこんでもらうためには、起こった出来事に対して騒ぎ続けるのはありでしょう
世間が大騒ぎしているのならともかく、幕引きムードになっていることは看過できないことだと思います。こういう形で深刻な事態がうやむやにされるのは、この国ではよくあることです。笑いごごとではない、
こういうときに賢そうな態度は取れない性分なので。
何の騒ぎに加担するか理解不能ですが、騒ぐ余裕あるならば、野球関係のジャーナリスト有志で告訴状を作成し、警察の方に提出すれば良いでしょう。
もしくは、告訴状が無理ならばchange.orgあたりを利用するのもありでしょう。
「変えたい気持ちを形に」するためならね。
「世間は賢いから動かないよ、打動きたいなら馬鹿なお前が動けばいいんだ、どうせだめだと思うけど」というご意見だと思いますが、私とは違う立場です。
ブログという立場で、蟷螂の斧をふるいたいと思います。
自分はこの調査結果は、出来る範囲いっぱいで、これ以上は警察に任せるほかない、関係ない選手が話にだけ巻き込まれるのはどうかと思うという点で反論しましたが、これで幕引きで忘れ去られてまた同じことが起こるのはやめてほしいですもんね
警察の捜査結果しだいでは追加処分が出ることも考えられますし、現時点で結論を出すのは性急かと。
正直これだけで済むとは到底思えない案件ですし。
警察に期待したいです。
2・「野球選手が(自チーム・自リーグに関わらない)野球賭博をしていた。」
3・「野球選手が自チームを対象に野球賭博をしていた。」
これらは明確に区別されるべきでしょう。
1については私個人的にはどうでもいい事です。昨今の「微罪を徹底的に叩く」風潮とも絡んであまりいい気分はしませんが。正直、単純賭博は刑法から除外してもよいとすら思います。
2についても、モラル面で叩く人も多いでしょうが、私は気になりません。例えば、中央競馬の騎手が地方競馬の馬券を買うのは自由です。(合法・違法の違いはありますが私はそこに問題をおいていません。)
それらと違って3は八百長を誘発させる恐れが出て来る。故にこれについては厳格に規制しなければならない。(尤も、自チームの勝利に賭けていた場合は考慮の余地があるかもしれません。)
要するに、賭博が問題なのではなく、八百長が問題なのです。貴ブログも含め、みんなそこがごっちゃになってる。
ネットの私刑合戦をリアルでやられたらたまったもんじゃない
なんのための法治国家なのか訳わかめですよ
法律上問題のないところは徹底的にやって、無理な範疇なら警察に任せる
NPBが警察の代わりをすべきだと言っているわけではありません。やるべきことをしっかりやるべきだと言っています。ネットの私刑とは異次元です。
私はプロ野球選手は、賭博に対してもっと潔癖であるべきだと思います。微罪であっても違法な賭け事は、一切行うべきではないでしょう。野球賭博は論外。
賭け事に対して寛容な人が一定数いるのは知っていますが、だんだんに非常識になってきていることを認識すべきでしょう。ギャンブルは愛好者以外には何のメリットもないものです。麻薬と同じでしょう。
世の中は変わりつつあります。禁煙場所での喫煙や飲酒運転と同じく、一切の違法ギャンブルは根絶されるべきだと思います。
言うなれば
①個人的な仲間内で賭博していた。
②第三者として野球の試合結果を賭けていた。
③当事者として野球の試合結果を賭けていた。
④裏社会の人脈につながる胴元の下で賭博していた。
これは全て、法律的に抵触する話ですが、野球協約では、上の②と③が明らかに違反、④はそれが野球絡みなら間違いなく違反という話になります。
巨人のバカラ3兄弟は①と②と④に絡んだから、野球協約違反、法律としても賭博罪や常習賭博罪に抵触の可能性あり、無期失格となったわけです。
ただし、③には絡んだ証拠なく、八百長の形跡かなかったから、永久追放には出来なかった。
ここで、NPBにしろ外部の第三者委員会にしろ、調査出来るのは①から③までで、裏社会やら犯罪組織との関連まで調べる必要がある④は当然、警察が担当するもので民間でやるものじゃないですね。
このブログでは、④まで問題にしようとするのに警察や人権を軽視した論調になっているから、違和感を感じる人が多いのです。
野球のブログなら、①から③に絞って論じないとまとめるのが難しい。
下手に社会問題を絡めようとしては、とりとめがつかなくなります。
しかし、事は日本のプロ野球の存亡に関わる問題で、野球選手に野球に関する処分を行えるのはNPB だけです。そう考えると、「ここで終わりに」では甘いにもほどがありますし、警察に任せるにしても、NPB がこれ以上何もしなくて良い、出来ないというのは悪い諦感だと感じます。
しかし「誰かは野球賭博をしているだろう」という疑惑が残りました。NPB離れをするファンやスポンサーが出てくるでしょう。
これを回避するためにも、徹底的な調査をすべきでした。今後は様々な疑惑が独り歩きするでしょうね。
誤解されるのは避けたいですが、こうしたスキャンダルはいい加減な幕引きをするのが一番問題です。
幕引きの気配が見えたので、それに対して強く異議申し立てをしたいところです。
④も含めた「疑わしきは罰する」姿勢が必要だと思います。
もう少し肩の力を抜いた方が良いんじゃないかと。
ならば“異民族”による征服、蹂躙をと思っても、ポスティングや田澤ルールで意気地を砕かれてて……
概ね納得できる内容でしたが、「Aが、自分が知っていると吹聴していたコーチ等3名、Bの経営する店に飲食に行っていた選手3名」の携帯は調べてないんですね。そこは調べるべきだったと思いました。
賭けトランプ等々の野球賭博以外の賭け事については、3選手の1人が「選手の間では、賭けが日常的に行われていたので、プロ野球賭博をすることについても、何か壁を越えるというような感じはなかった。」と述べているそうなので、やはり取り締まるべきでしょうね。そもそも、これは知りませんでしたが、統一契約書には、プロ野球選手は「国民の模範」となるべきと書いてあるそうですし。
余談ですが、国民の模範とは厳しいですね。この言葉を厳密にとらえると、原も江川も野茂もイチローもダルビッシュもアウトですね。
極端な話かもしれませんが、侍JAPAN以外のプロ野球選手が英国ブックメーカー社を通じてプレミア12の優勝チームを賭けるより、プロ野球選手が裏賭博のバカラにハマるほうが問題ではないでしょうか。
いやなこった!
刑事告訴を声高に叫んでらっしゃいますが、一体どういう罪状で告訴するのでしょう?告訴であるなら被害者やその代理人でなければ告訴できません。告発であった場合は誰でも可能ですが、引き合いに出された大相撲の野球賭博問題では賭博罪で立件された者は誰もいません。立件されたのは恐喝罪のみです。
熊崎コミッショナーも会見で言っていたように、ガチガチの証拠でもない限り虚偽告発と取られる場合もある。仮にそれで訴訟が提起された場合は、名誉毀損も成立しうるし、損害賠償さえありうる。法律家である熊崎コミッショナーはキチンと理解しているんですよ。
また既報の通り、すでに警視庁組対四課が3選手から任意の事情聴取を受けています。現段階でNPBとしては「捜査に協力する」ということしかできないでしょう。
あの、黒い霧事件の際は、池永正明氏と森安敏明氏という、冤罪被害がありました。
野球賭博は繰り返してはならない、しかし冤罪被害はそれ以上に繰り返してはならない、それだけは申しておきます。
人権を軽視している認識は全くありません。野球以外のサイトを見ていただければわかりますが、人権についての一通りの認識は持っているつもりです。
この事件で「人権」を声高に叫ぶ必要がどこにあるのかと思います。プロ野球界にモラルハザードが起きている可能性がある中で、おざなりな調査しかしないこと、幕引きを図ることが、何が良いのかわかりません。
3人以外の野球選手が、賭博に関与していたか、外部の裏社会と接触していたかを究明することが「人権侵害」だというのは、それをされたくない人が振りかざす御幣のようなものではないでしょうか。
今、必要なことは腐敗の病巣をすべてさらけ出すことです。警察に任せよということですが、組織に自浄能力がなければ、事態は絶対に好転しません。
私はNPBが「やるだけのことはやった」とは全く思っていません。及び腰で一通りのことをしただけだと思います。
何度も言いますが、第三者委員会も作らず、事件発覚から数か月で、3人の末端の選手のくびを切り、管理職の配置転換をしただけで事足れり、という姿勢に異を唱えないあなたの人格を疑います。軽蔑されるのなら、読んでいただく必要はありません。
魔女狩りの時代とは違うのです。
「疑わしきは罰する」は、組織の徹底浄化の原則です。そこまでやることが、抑止力になります。周辺にグレーなゾーンを残さない強い決意が必要です。
しっかりやっているというのなら、ここまで言いませんが、やっていないじゃないですか。
NPBは、やるべきことをすべてやったと言えるでしょうか?手ぬるいとは思いませんか?
なんかネトウヨや紅衛兵みたいですね。
いつも良い記事かくのにどうしちゃったんですか?
このブログが好きなだけに 今回の広尾さんの記事は残念です。
別にかまいません。譲りません。事態の深刻さが理解できていないのだと思います。
報告書の中でも
「重要な関係者から十分な聴取の協力が得られず、携帯電話の提出も受けられなかった。そのため本件の組織的全体像までを明らかにできているものではない」
「本件調査にあたっては、3選手以外の読売巨人軍の選手等に関しても有害行為がないかどうかについて情報収集に努めたが、有害行為に関わって いると認められるような確度の高い具体的情報は得られなかった。」
と記載されています。もちろん中間のプロセスはわかりませんが、それこそ広尾さんこそ「結論ありき」でものを語っていませんか?
また、私は選手の人権を声高に叫んでいるわけではありません。誰もが持つ社会権としての人権を考えればこれ以上の調査を続行するのは不可能という結論で、あとは司直の手に委ねるしかない、と言っています。これで幕引きをするのがいいなんてどこにも書いていませんが?
なぜ一般論としての「人権」をごてごてと持ち出す必要があるのでしょうか。人権侵害を疑われるほどの調査をしたわけではないでしょう。
ある組織が、危機に瀕した時、責任ある当事者は徹底解明をするはずです。人権侵害はあってはなりませんが、当事者意識がある人なら、公に私に説得をして、何とか真相究明に努めるはずです。
結局、3人が出てきて以降、新しい事実は何も出てきていません。
グレー、あるいは黒に近い疑惑が存在しているのに、それを司直の手にゆだねる以外、何もしないというのは、責任ある管理者の取るべき行動とは思えません。
NPBはこれまでもこういう形で、幕引きを続けてきました。ずっとそういうことをしてきました。自浄能力はありません。「黒い霧事件」も、NPBが解明したわけではありません。その体質を改めるべきだと言っています。自浄能力が発揮できなければ、事態はさらに悪化するでしょう。
世間があなたのような人ばかりなら、組織犯罪やモラルハザードはやり放題になると思います。
落ち着いて、深呼吸してください。
「疑わしきは罰する」はマズいですよ!
ご存じないと思いますが、企業のリスク管理においては「疑わしきは罰する」が原則です。そうしないと組織が崩壊します。人権の問題とは別次元です。
「黒い霧事件」も「疑わしきは罰する」だったから、疑惑をいったんは一掃できたわけです。もちろん、その後のフォローは必要ですが。
また第三者委員会と言ってもやはり任意調査であることには変わりなく、そもそもコミッショナーという存在がブラックソックス事件を契機に出来たことから考えても、こうした調査を本務として扱うべき存在ですので 、むしろ第三者委に任せる類の話ではないと考えます
ところで非常に気になるのは讀賣と熊崎氏による計画的な幕引きだとほぼ断定して書いていることです。普通このような書き方をする場合、何か直接的な証拠に基づいているとしか思えません。男芸者などという最大級の侮辱表現を使う以上、それなりの挙証責任はあるでしょうから、どうぞそれを開陳してください。本当にそのような陰謀が実行されたのなら賭博問題以上の腐敗だと思いますので
最後に。「疑わしきは罰せよ」というのは、罪刑法定主義や推定無罪が単なる刑法上の理屈ではなく一般のコンセンサスとなっている現代社会では、言ってはならない禁句だと思います。いくら目標が崇高だとしても、個々の人権を犠牲にしてまでやっていいということにはならないというのが社会通念であって、そこに野球界のウチソトの壁はありませんよ
NPBの人事が実質的に讀賣グループによって壟断されているのは周知の事実です。コミッショナーが、巨人に不利になるような裁定を行うことはあり得ません。出来レースは間違いのないところです。
任意調査ではこれ以上できないと言われますが、任意調査でも熱意とやり方次第では事実を究明することは可能です。企業が内部の問題を調査する際も任意ですが「だから究明できない」ことなどあり得ません。組織の浮沈がかかっていれば、それでも徹底究明するはずです。その本気度があったとは思えない。
どれだけの時間ヒヤリングをし、調査をしたかがわからない時点で、「やるだけのことをやった」と断定することはできないと思います。
周辺のスタッフや、選手の周囲に日常的にいるメディアなどにも聴取することで(もちろん任意で)、事態が明らかになることもあります。そういうこともしたでしょうか?
報告を見る限りでは、当事者と、一部の選手に事情聴取しただけではないでしょうか。
私も管理職時代、社員の不正を調査したことがあります。大変つらいことではありましたが、絶対に真相を究明しようと思ったものです。「これ以上は、調べられませんでした」では調べた側の首が飛びます。
第三者委員会に調査能力があるかどうかはわかりませんが、少なくとも独立した調査権が与えられることで、調査の過程で讀賣などの介入を許すことはあり得ません。
ブラックソックススキャンダルの当時のMLB,ランディスコミッショナーと今のNPBを比べること自体が笑止です。
徹底解明をするにしても法的な権限もないのに「お前ら吐け」「携帯出せ」なんて今時のブラック企業でも即訴訟ものでしょう。
>グレー、あるいは黒に近い疑惑が存在しているのに、それを司直の手にゆだねる以外、何もしないというのは、責任ある管理者の取るべき行動とは思えません。
だからその点に関しては素直に「限界がある」と報告書の中でも書かれていますよね。グレーでも黒に近くても黒ではないんです。グレーっぽいというだけで一団体が人を裁く権限があるんですか?こんなことは近代法治国家では当たり前のことではないんですか?
その前提でこの先は司直の手に、という話になるわけでしょう。もちろんNPBは全面的に協力しないといけませんし、コミッショナーも明言しています。現に引き合いに出された大相撲の野球賭博問題では、相撲協会より先に警察が動いているわけですよね。そこから芋づる式に出てきたのが正解で、相撲協会の自浄作用が働いたわけではない。
>組織犯罪やモラルハザードはやり放題になると思います。
これを防ぐために司法警察というものが存在しているんですよ。論理が飛躍し過ぎではないですか?
報告書読みました?
(2) 調査期間・体制・方法
(ア) 本年10月5日から11月10日まで。 (イ) 弁護士7名及び日本野球機構職員数名。
なお、3選手が削除した携帯電話メールの復元(デジタル・フォレン ジック)は、調査委員会から読売巨人軍に依頼し、同球団が専門業者に 実施させた。
(ウ) 3選手及びA、B、C(笠原選手の中学の先輩でAを紹介した者)の ほか、Aが、自分が知っていると吹聴していたコーチ等3名、Bの経営 する店に飲食に行っていた選手3名からも、参考に聴取した(聴取は延 べ約65時間)。
キチンと書いてあるじゃないですか。
「人権侵害になりうる」程に調査をしたとは思えない。何も新しい事実が出てきていないし、目の前の疑惑にもメスを入れていません。
この問題は法律論ではなく、本当に真相究明をするために任意の範囲であらゆる努力をしたのかどうか、という問題です。
お飾りで非常勤のコミッショナーを言いくるめることは可能でしょうが、実際にどんなことをしたのかが、これでは全く見えません。
ブラック企業なんて程遠いような話でしょう。
もうよろしいんじゃないですか。
それで十分だと思われますか?
35日で65時間、聴取者たったの9名。
私が調査当事者なら全選手とマスコミ、出入り業者などにも調査票に記入をさせ、匿名の申告も受けるでしょう。そのうえで、必要と思われる人物にヒヤリングをします。
当事者にヒヤリングをするのは、そういう形で情報を仕入れてからにすると思います。
こうした調査の常道でしょう。
「どれだけの時間ヒヤリングをし、調査をしたかがわからない」とおっしゃったのはあなたの方で、それに対して私は「報告書に書いてある」と言っている。足りる足りないの議論は今はしていない。
また、NPBほど目立つ組織になれば、慎重に調査をせざるを得ないのも当然。一民間企業とは全く違う。現状でA氏B氏から協力が全く得られてない時点でこれ以上は無理、あとは司直の手に任せましょう、というのがそんなにおかしいことですか?
疑惑を調査する際に、当事者にだけ聴取するのは、再悪手だと思いますし、もともと真相究明する気がない時に行うやり方だと思います。
報告書が形式上整っているからと言って、それをうのみにするのは信じられません。
見落としたことは認めます。馬鹿でございました。すいません。
しかし実効性がない調査だったことは、その調査内容を見ても一目瞭然です。繰り返しになりますが、本当に真相究明をするなら、こんな調査はしないはずです。
越権行為という言葉を思い出してしまった。
司直の手にゆだねるにしても、組織が真相究明を求めているのか、これ以上傷口を広げたくないと思っているのかで、対応は違ってくるでしょう。
その姿勢を問うています。
今の時点で、そんなこと何もしていないじゃないですか。
本当に真相究明したいなら、手荒いこともしないとできません。その気があるかどうかです。
他人の健康や人命に関わる受動喫煙や飲酒運転と被害者なき犯罪である賭博は一緒には出来ないでしょう。まあ飲酒運転は論外ですが、昨今の禁煙ファッショも私はいい印象を持っていません。(ちなみに私は煙草童貞です。)
前にも書きましたが、微罪を徹底的に取り締まるような社会は私には余りにも息苦しいです。貴ブログや別ブログ(59's)を拝見する限り、広尾様も同様の意見を持っておられると思うのですが・・・。
時代によって価値観は変わります。ギャンブルに対する社会的な許容度は低くなっていると思います。
賭博は被害者なき犯罪と言われますが、自損行為であり、深みにはまれば周囲に大きな影響を及ぼします。その点で麻薬と似ています。非公営賭博は、認められなくなっています。
喫煙の問題もそうですが、自制心があって、マナーを守り、程度を知る人にとってのみ、賭博は許容されるのだと思います。
しかし、野球選手の行状はそうでないことを示しています。
歪んだ正義感ですよ
何でこんなどうでもいいことで裁判してるの?ってぐらい訴訟社会になってるアメリカですら弁えてることですよ疑わしきは罰せずって
MLBも例外にあらず
なんで警察や裁判所が存在して警察が逮捕するのにクソめんどくさい手続き踏まなきゃいけないのか考えたら当たり前です
さっきも書いたと思いますが、本件はこれで限界ならとっとと警察に引き渡すべき
自浄作用は必要ですし今のNPBにはないと思いますが、だからと言って越えちゃいけない一線は越えちゃいけない
当事者をシバキあげてでも吐かせるべきだと言っているわけではありませんよ。ほかのやり方があっただろうに、最も望み薄な手法での調査しかしていないことを批判しています。
「疑わしきは調べず」もOKですか?なぜもっと必死にならないのかと思います。
>人権を軽視している認識は全くありません。
>野球以外のサイトを見ていただければわかりますが、
>人権についての一通りの認識は持っているつもりです。
>「疑わしきは罰する」は、組織の徹底浄化の原則です。
しかし,「人権について一通りの認識」を持っていらっしゃる方が,「疑わしきは罰する」などと筆が滑っても書けないはずだと思います。たとえ,「組織の徹底浄化」という場面に限ってもおかしな話しだと思います。広尾さんがご存じの組織でそのような「浄化」が行われているとしても,それはその組織が誤っています。
この点はよく沈思していただいた方がいいと思います。余計なお世話で申し訳ありませんが。
今回の事件は「選手の人権を守る」ことが第一の目的ではありません。真相を徹底究明することだと思います。
「疑わしきは罰せず」を早々に持ち出しては、今回の事件は解明できません。
「疑わしきは疑念が晴れるまで解明する」「疑念が晴れないのなら罰する」
ことが絶対に必要です。
NPBは、疑念が晴れるまで、調べを尽くしたと言えるでしょうか。
民間組織の内部調査では法律上の限界があるから、司法の捜査に託すということって、そんなにおかしなことですか。
しかも、コミッショナーは今後も捜査に協力するのは吝かではないと明言しているわけで。
法律に則って行なった調査、そして調査報告書まで開示した事に、やるべきことをやっていない、生ぬるい、というのは、モンスタークレイマーの理屈に思えます。
疑念が晴れるまで徹底的に解明するのは、司直の役割であり、当事者の自浄意識に頼り、処罰まで済ませようとすることこそ、越権行為というのです。
真相究明も組織の徹底浄化も大事なことですし、仰ることは間違っていないと思います。
しかしこのエントリー関しては今一つ皆さんの賛同が得られてないのはなぜでしょうね。
たぶん広尾さんが感情的になり過ぎていて、しかもその感情というのは「巨人憎し」だけで出来上がっているように感じられるからではないかと。
広尾さんにはそういう低い所からの目線でなくもっと高いところからこの問題を考えてほしいんですよ。
今回の賭博が別の球団で起こったことだと想定してこの問題を考えれば少し冷静に判断できるのでは。
誤解です。賛同を得ていないのは、失礼ながら、読み手の状況認識が間違っているからだと思います。
「巨人がNPBの人事を壟断しているのは周知の事実→だから熊崎と結託しているに間違いない」というのはかなり乱暴な推論でしかないと思います。一番あなたにとって嫌なたとえ方をすれば「広尾晃は在日朝鮮人を擁護し在特会を批判しているのは周知の事実→だから広尾は在日に間違いない」と書くのと同じです。周知の事実であることと結論の間にあるべき合理的な事実認定・証拠が欠けています。実際、あなたもこのような決めつけは不当だと思ったればこそ、自らの詳細なルーツまで開示して反証を挙げているわけでしょう?
このような事実認定を軽視した論法を振りかざす広尾さんが、もっともっと調査を厳しくすべきだ、疑わしきは罰せよと主張されるのは正直恐ろしいです。事実認定を軽視したあげく無実の人間を罰(刑事罰だけでなく社会的制裁をも含む)することになっても、かまわないというのでしょうか。「選手の家族に影響が及んでも仕方がない」などというコメントもされていますが、これも恐ろしい。家族といえども、人権はそれぞれ個別に存在するのだということを分かっていますか?
何度も言いますが、NPBはあくまで日本社会の中にある組織で、憲法および法律の適用範囲内に存在するのです。「選手の人権を守ることが第一目的ではない」ではなくて、いつ何時でも人権は守るべきなのです。皆さんが言っているのはそのことでしょう
コミッショナーは「協力するにやぶさかではない」ではなく、自らの責任と権限で真相究明すべき存在です。
ブラックソックススキャンダルのランディスコミッショナーがやったように、職責をかけて取り組むべきです。そのために存在しています。
やるべきことをやっていないのは明白です。
説得できないからと言って、橋下徹だ、安倍晋三だ、モンスタークレイマーだと、ものの言い様をエスカレートさせるのは、感情的になっているからではないでしょうか。不当だと思うので、取り消してください。
乱暴な推論ではなく、私の研究テーマとしてずっと調べてきたことです。主婦の友社「読む野球6号」にも、はっきりと書きましたが、客観的事実としてNPBは讀賣の影響下にあります。
古い文献を調べ、証言も得て発表しました。
朝鮮人の例えはひどいですね。ちょっと人間性を疑います。なぜそんなひどい誹謗中傷を具体的にこの場に持ち出す必要があるのでしょうか。この件では、私は精神的な打撃を受けましたが、それをなぜ蒸し返すのでしょう。
この事件は、必ず禍根を残します。それを危惧しているわけです。人権を貶める必要はありませんが、NPBは最大限の自浄能力を示すべきです。
可能ならばNPBで興信所と契約し、選手の素行には常日頃目を光らせておく。
賭博におおらかな意見もありますが、ギャンブル依存症みたいなタイプは横領等犯罪の端緒になりやすいと思っています。仕事柄コンプライアンス部門を経験したものから言わせてもらえば、「疑わしきは常に監視する」ぐらいでなければ企業不祥事を減らすことはできません(根絶は難しいですが)。
ここまでのコメントから見る限り、あなたは今回の「讀賣の意向を受けて熊崎コミッショナーが早期に幕引きを図った」ということを裏付けられる5W1Hのそろった証言や証拠はお持ちではないですよね。「壟断」は背景事情に過ぎず、直接証拠になり得ないことは分からないでしょうか
あなたが言っているのは、何かの事件が起きた、前科何犯の男がたまたまそばにいた、じゃあお前が犯人だろう、なぜならお前は前科持ちだからだ、今回の件で証拠はないけど、前科持ちだからやったに決まっている。と言っているのに等しい。まさにえん罪の構図ですよ。だから恐ろしいと言っていますし、自分自身に置き換えて考えていただきたくてそういう「一番嫌なたとえ」をしたのです
どうかバランス感覚を回復していただきますよう。先日のベースボールネイションの記事に感動したものの一人として申し上げます
今年7月9日の記事にて、コメント返しで巨人ファンの安倍ちゃん支持の原発推進派のエリート、とレッテル貼りされた私としては何をか言わんやの世界です。
今回も、巨人の男芸者、みたいな品位を疑う言葉を使う人が、自分への言葉には人一倍傷つくみたいにアピールされても、全く響かないですね。
「巨人の男芸者」とは、熊崎勝彦氏にも巨人にもNPBにも名誉毀損で訴えを起こされかねない話です。
もっとも、熊崎氏がいちいちこのブログを読まれているとは思わないし、わざわざ告訴しないとは思いますが?
そのときの意趣返しなのなら、敢えていただきましょう。その節は、失礼しました。
相変わらず、権威、高学歴、偉い人のいうことは、盲信されるようですが、NPBの今回の報告は十分なものだったとお考えでしょうか。それとも、私のようなものが、口を挟むのは、身の程知らずでしょうか。
ちなみに、当サイトは、NPB関係者も読んでおられます。
今回わかったことはなにもないとおっしゃっていますが
・デジタル・フォレンジックによる笠原・松本の関与
・昨年4月笠原がバカラ賭博をしていて球団が把握したのにも関わらず隠蔽したこと
・ジャイアンツ球場内ロッカールームで日常的に賭博行為が行われていたこと
などは今回はじめてわかったことです。
公開されている報告書はあくまで「要旨」なので、細かい部分は確かによくわかりません。もちろんこれで足りる、という話では無いでしょうが法の枠組みを超えた行為まで要求している時点で、人間性に問題があると言われてもしかたないことでしょう。
また何度も「人権に触れることまでやっていない」と言われていますが、触れてからでは遅いんですよ。そこの手前でブレーキをかけるのが理性のある大人のやることで、NPBほどの目立つ組織、その上トップは法職者なら忸怩たる思いを抱えつつも、限界のところで踏みとどまるしかないんです。
>1) 真相の徹底究明
>2) 事件当時者、関連する人物の一掃
>3) 再発防止
>の3つだ。
1)と3)の現状には大いに不満ありです。
1)は、「愚かな数人の担当者がしでかしたこと」で済ませる典型的な幕引きである点が信用しがたいです。組織的ではないのか?、構造的な問題はないのか?、文化的な背景はないのか?といった疑問は依然残ったままです。
しかし、これらの疑問に取り組むことには覚悟とパワーを要します。不祥事の他事例でも、出来ればここまで踏み込まずに処理したいのが被疑組織側の人情で、踏み込まざるを得ないときは消費者やマスコミが怒り心頭で収まらないときに限られます。
つまり、NPBにファンは(この程度の究明でも、来季の観客動員には影響ないだろう)と認識されています。そして残念ながらそれはある程度合っていると思います。「八百長・野球賭博はあってはならない」と憤慨するファンより、「不祥事は見たくない。これ以上の大問題を望まない」というファンが目立つ印象だからです。安易な幕引きは、より大きな不祥事の温床となるのが常なのですが、後者タイプはそこまでの想像が働いていないように思います。
3)は、講習会を増やすとかなんとからしいですが、物足りません。
これは、1)で「数人の不届き者が出た」で済ませて、組織的・構造的問題まで踏み込めていないからです。この場合対策は「貴方は不届き者にならないようにしましょう」になります。しかし、「数人の不届き者が出たが、これは誰にでも陥りうることである。故にその手口を熟知し、悪影響となるものを遠ざけるべき」となるならば、取るべき再発防止策も変わってきます。
今回の3人も、初めから野球賭博をしようとしたわけではありません。悪の常套手段である、「気軽な入口で誘われ、徐々にからめとられ、逃げられなくなってから…」手を付けたわけです。本人の不注意もありますが、詐欺的手口にはまった点は見逃せません。
再発防止策について具体的なことを言えば、「野球協約ホットライン(通報窓口)の設置」「NPBおよび他国のプロ野球の歴史(明も暗も)の教育」「一般常識の教育(野球村以外の社会について)」に加えて「賭博につながりうる遊戯の1年間禁止」「野球協約の追加(野球賭博でない賭博関与でXX試合停止)」くらいのことをNPBが打ち出しても良かったと思います。
本感想の大前提は、「八百長はプロ野球ビジネスを滅ぼしうる」「軽い気持ちの賭博も、八百長まで地続きである」という認識です。
欠かせない娯楽としてプロ野球が今後も続いてほしいと思っているゆえに、NPBにはこの問題に徹底的に取り組んでもらいたいと思います。
このコメント欄には広尾さんに賛同する人はいないですね
だれか広尾さんに助け船を出してくれる人はいないのですか?
議論を戦わせる相手には、一定の敬意をもって接するけど、わけもわからんのに話に割って入って半畳を入れるような人間は、ほんまにしょうむないと思う。恥ずかしいで!
Bの店に行っていた選手3名、ロッカーで金銭を賭けてトランプ麻雀を行っていた選手達
彼らに対しては報告書を見る限り聴取した、とあるだけですがメールは調べなかったんですかね。
福田選手らに対してメールの復元調査が実行されたのを踏まえると、携帯電話メールの復元が
調査委員会による「人権を侵さない」調査であるとして、チーム内の他の人々に対しても行えると思うのですが。
「邪魔すんで~、借金返さんかいな!」
「実はバクチの借金なんや」
さすがにこんな台本は新喜劇でもあり得ないレベル。
で、出てくるわ出てくるわ、ギャンブル漬けの紳士球団。
「何も知りませんでした」と胸張れる選手が果たして何人いるのやら…。
見て見ぬふりした罪は決して軽かないが加わらなかった判断には救いの余地か…。
方や宮内オーナーは「情けない」などと呈してたが自チームの選手が悪ビッシュと交流があるのをご存知か、対岸の火事ではないのだが…。
捜査が進めば、来シーズンの開幕は難しい(中止も)と考えてます。
第二、第三のA氏、B氏、立…T氏が現れる事は想像に難くない。
黒い霧に踏み込む捜査、ジャーナリズムに期待。
また、「疑わしきは罰する」の話にそれて申し訳ないですが
週刊紙の記事を見て怪しい人物といったら、A氏、O氏、T氏の他に、こういう事態が発覚する以前にダルビッシュの兄の方も賭博を斡旋してるというものもありましたし、在阪球団のメジャー帰りの内野手N、日本を代表する内野手S、これは中島裕之と坂本勇人と推測されてますが、賭博を行ってるって記事がありますね
この中でも中島選手はダルビッシュの弟と交流があったのは発覚してますね
でも、 億単位の年俸もらってる選手が自分には賭博に関わってたとは思えないんですけどね
疑わしきは罰するなら、この3人は処分されるべきですか?
でも、広尾氏はダルビッシュ兄は全く疑わしくなくて、坂本は疑わしいといいそうですけもね 笑
だから疑わしいか疑わしくないかというのは判断が曖昧なんですよ
「疑わしきは徹底的に調べる」は出来る範囲でならいいでしょうが、「罰する」はそんな曖昧な疑わしいだけで処分までしていいのかということですね
「疑わしきは被告人の利益に」は司法レベルの話です。企業や組織が内部の不祥事で「疑わしきは罰せず」にすることなどあり得ません。少なくとも「疑わしき」の状態まま放置することなどないでしょう。
「罰する」というのをどう解釈しておられるか知りませんが、現場に居合わせて不作為だったとか、報告義務を怠ったとかいう人間には、けん責や厳重注意は普通にあるでしょう。
疑惑を抱かせる行動をとった人間も譴責されるはずです。一般社会では普通にあると思いますが。おそらく「李下に冠を正さず」という言葉を添えて注意されると思います。そういう経験はないでしょうか?
おっしゃっておられるたとえは、あまりにもあほらしいので、反論する気にもなれません。
またコミッショナーが口にしたために「人権」という言葉が焦点であるかのようになっていますが、そのレベルの問題は起きてないと思います。
「罰する」という言葉を、みな厳重注意というようなことではなく、永久追放などの処分ととらえてしまうから、話がややこしく反論が起きるのだと思います
巨人の選手に関しては、全員、厳重注意は受けてるとは思いますけどね
処罰、処分としての「注意」はまだ受けていないと思います。
巨人の選手全員疑わしいから、やめさせるべきですか?
それとも他の責任者を責任をとってやめさせるべきですか?
単に上司から「ダメじゃないか」と言われるレベルではなく、文書による「注意」、あるいは「口頭注意」であっても、記録に残るものです。
注意であっても形に残る処遇はほしいし、その方が第3者も納得がいきますね
納得がいかなかった言葉尻に反応して、話がそれすぎてしまい申し訳ありませんでした
同じことになるので書きませんが私もアナリストさん、outfielderさん始め他の多くの方が書かれていることに同感です。
今回のような失言を失言と認めず、俺が絶対に正しいんだ!!!と意地になってる様は本当に見苦しいですし
己の評価をとことん貶めてるだけです。
また彼らに反論できなくなると59のように批判者の読解力の無さのせいにするとか相変わらず議論ができてません。
途中誰かが言ってましたが歪んだ正義感で仮想敵(ここでは読売とNPB)を都合よく叩くとこなんか広尾さんの嫌いな橋下にそっくりです。
あなたのコメントは、単なる読書感想文です。そう思われる根拠を具体的にあげていただかないと、反論のしようがありません。
どこがだめなんでしょう、教えてください。
それからマスメディアとブログは立場が全く違いますよ。
「疑わしきは罰せず」原則は公法レベルの話ではなく、私法レベルにも及びます。
私人間関係にも憲法上の基本的理念が及ぶからです。
疑念の段階だけで私人である組織が私人に対して調査を続け、挙句の果てに罰するまでいくことは不法行為になる可能性もあります。
「「疑わしきは罰する」は、組織の徹底浄化の原則です。」とも書かれておりますが、これも時代遅れの認識かと思います。
旧時代の会社組織であれば、例えば社内窃盗が起こった場合、全員の持ち物検査をする、といった会社は存在したでしょうが、現在それを行うことはできません。
コンプライアンスに反しますし、裁判例でも否定されてるからです。
熊崎のやり方が手ぬるいという主張は大いにされて結構だと思いますが、その主張を補強するために上記三点をお書きになったのは、いただけないことだと思います。
まあ、ブログ内・コメント内での発言ですから取り消したところで何ら効果は発生しないので無意味といえば無意味ですが。
不愉快に思う方が大勢出てくるのは当然のことだと思います。
疑わしきは罰せずは、私法レベルにも及ぶとはどういうことですか?説明してください。
口頭注意も含めれば、疑わしきを罰することは今も日常的にあると思いますが。
全員の持ち物検査は、たとえとして不適切ではないでしょうか。
言葉の綾をとらえておっしゃっているだけかと思いますが。
「疑わしきは罰せず」は及ぼされないとする説もあるかもしれませんが。
組織内に犯罪者らしき人がいても、推定無罪の原則は及ばされるはずです。
疑わしきを罰することが「日常的にある」でしょうか。ブラック企業ではありそうですが、少なくとも全うな組織でそのような対応をする組織は私はききません。
むしろ一定の形式的な調査を済ませたのちは、司直などの手にゆだねるのではないでしょうか。
人権に対しては「言葉の綾」ですら大事で、その発言に多くの人が敏感になるのは当然ではないでしょうか。
組織内の調査で、「疑わしきは罰せず」を明言してしまっては、実効性がなくなると思うのですが。
企業内で「推定無罪」がまかり通るなら、えらいことになると思いますよ。
野球選手もそうですが、社会人として、責任ある行動をとる前提にたてば、たとえ、無罪でも誤解を招くような行動をした人は、きつく叱られるのではないでしょうか。
失礼しました。
人権感覚が違うとは思いませんが、実社会でそうした問題に直面されたことがないのではないかと思います。
私自身に人権感覚がないと思っていないので、不本意です。
論理的なつながりがないのでは。さすがにちょっとカチンときたのですが。
せっかく有意義な議論を展開できたと思っていたのですが。まあ私が「実社会でそうした問題に直面してきたかどうか」「仮に私が実社会で直面していない人間だとして、実社会で直面したことがある人間とで議論の本質が何か変わるのか」といった命題は議論外のことなので、突っ込まないことにします。
広尾さんに人権感覚がないとは申し上げておりません。広尾さんと私では人権感覚が異なると申し上げたまでです。
広尾さんの考え方によれば企業内でいわゆる特別権力関係を認めるということになるのだと思います。そういう考え方もあるとは思います。
私はその考え方には人権の観点から賛同できず(そもそも特別権力関係理論が賛同できないので)、人権感覚が異なるというまでです。
そういう意味で広尾さんの意見は尊重しますし、「取り消された」らという私の発言については撤回し「失礼しました」というほかはありません。
それが現代の会社組織でまかり通れば、まさにブラック企業の論理です。