もう一つ、懸念を言うなら、マスメディアは、いろいろなことを知っていながら、何もしゃべっていないことだ。
スポーツ新聞の記者は、ほとんど毎日、野球選手に密着している。彼らにべったりと張り付いている。
オフや試合終了後の時間はともかく、試合や練習のある日に、スタジアムで賭博をしていたのなら、担当記者はほぼ間違いなくそれを見ていたはずだ。
しかし、記者から「野球選手の賭博」について報じることは一度もなかった。
彼らは球団や選手の不利益になることは、たとえ違法行為であっても絶対に書かない。球団から締め出しを食らうのが怖いからだ。
選手もそれがわかっているから、記者が見ていても大手を振っておかしなことをするのだ。
それは何十年も常態化している。今になって不正や問題行為を告発することはできない。そうすれば、メディアはこれまで、知っていながら報じてこなかったことを世間から非難されかねないからだ。
この不健全な関係がある限り、不祥事は、刑事事件になったり、告訴されない限り発覚しない。
メディアと野球界の癒着が、野球界の浄化を妨げている。
今回の事件は、稀有なことに、讀賣巨人軍が世間に発表することで明るみに出た。いわば自浄能力を示した形だ。
これは、野球賭博を犯した福田が主力ではなく末端の選手だったこと、そして事件発覚の端緒となった人物Aが、放置しておけば事件を暴露しそうな気配があったことから、巨人が先手を打ったのだろう。
同様に、コミッショナーへの報告、警察への通報も「先手を打つ」意味があったと思う。
しかしながら、調べを続ける中で野球賭博をした選手は3人に増えた。さらに賭博常習の選手も次々と名前が挙がった。外部の関係者も広がる様相を見せた。
このままでは、巨人の上層部にまで波及する事件に発展しかねない。
そこでNPB側も巻き込んで事態収拾策を考えた。
これまで名前が挙がった人物以外には犠牲者を出さないこと。部外者への調査も「限界があった」ことにすること。そして何より早急に幕引きをはかること。
NPBの人事は、実質的に讀賣側が握っている。各球団や他の会社からの出向者、プロパーの社員もいるが、事務局長にまで昇格するのは、例外を除いて讀賣グループからの出向者に限られている。
球団やNPBの関係者と話をしていると、ことあるごとに「私は讀賣系ではないので詳しいことはわからない」という言葉が出てくる。残念ながら、これは事実だ。
このストーリーにのっとって、今回の発表がなされたのだと思う。あくまで私見だが。
今後は、警察の捜査に期待したいところだが、今回の件でNPB熊崎コミッショナーは告訴しないことも明言している。
警察は提出された資料を調べて、事件性があると判断すれば捜査に乗り出すだろうが、NPB側はこれに積極的に協力するだろうか。
正力松太郎の昔から、警察、警視庁と讀賣新聞は極めて仲が良いが、讀賣の意向に逆らってまで警察が積極的に巨人の内部を取り調べるだろうか。
ただし、熊崎コミッショナーの記者会見を見る限り、この人は巨人側の言いなりになることに激しいストレスを感じているように思える。
調査を開始するときにも「不退転の決意」と語っている。
本音で言えば、自分の手で問題解決をしたいと思っていたのではないか。
熊崎氏は年末に2年の任期を終える。再任される可能性は高いが、それとは別に、NPB機構の会長任期との整合のために、コミッショナーの任期も来年11月まで延期された。
熊崎氏は残された任期内に「野球賭博の根絶」を決意した。
今回の報告書には
「選手間での金銭を伴う賭け事の禁止」が明記された。
報告書全体は、手ぬるい内容となっているが、この部分だけは評価できる。
これが実施されれば、選手間のバカラ賭博や賭けマージャン、賭けゴルフもできなくなる。
画期的なことではある。
記者はこれが施行されたら、選手の賭博を看過することなく報道してほしい。
NPBという悩ましい組織の構造は変わらないが、心ある人々によって再発防止が進めば喜ばしい。
事件に巻き込まれたコミッショナーの多くは、退任後、野球のテレビ中継を一切見なくなるという。社会的地位もあり、それなりの見識がある人物が、事件に翻弄され、謂れなき非難を受け、そして何より圧力を受けておかしな最低をせざるをえなくなることに、忸怩たる思いになるようだ。
熊崎氏も自分が引き受けた職責の悩ましさに困惑しているのではないか。

最後に
「人権」という言葉に過剰に反応された人に対して。
熊崎氏は反社会的な組織の関わりが明らかにできなった点に関して「認めざるを得ない」としながらも、「厳格な事実認定がないと人権に関わる」と警察への告発を見送った。
(上)で書いたが、もっと実効性のある調査をすれば「厳格な事実認定」ができるレベルまで調査が進んだ可能性はある。そうなれば警察への告発も可能になる。
NPBがこれ以上独自に調査することそのものが「人権にかかわる」わけではない。
熊崎氏は、「人権」という言葉を出すことで、それ以上の追及を逃れたのだ。
さらに「疑わしきは罰せず」の問題。
どんな問題であっても、調査段階で「疑わしきは罰せず」をうたうことはあり得ない。「疑わしき」は「白」になるまで調査をするのが当然だ。疑念が残ったままその人物を放置すれば、禍根が残る。
私はコメントのやり取りで「疑わしきは罰する」と言った。軽率で、舌足らずではあった。厳密には「疑わしきは、そのまま放置しない。疑念が晴れるまで徹底的に調査する」である。
また「李下に冠を正さず」という言葉の通り、疑念を抱かせるような行動をとることを強く戒める必要があろう。わきの甘い選手には、注意が必要だ。
残念ながら、マスメディアの論調を見ても、この事件はコミッショナーの発表で「幕引き」だという見方が大勢のようだ。司直の動きも望み薄だ。
次に噴出するのは、週刊誌などによるか、それとも第二の清武氏による「内部告発」によるか、わからないが、大きなスキャンダルに発展する恐れがあるだろう。禍根を残した幕引きである。
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コメント
コメント一覧
よっぽど報酬が魅力的なんでしょうか。
皆さん、老後の資金に不安のあるような経歴の方々ではないでしょうに。
老人世代はプロ野球が大好きなんですよ。
そして皆、嫌いになって去っていくんですね。
悲しいことですね。
歴代コミッショナーの出身を見ると、圧倒的に「官」出身の人が多いですね。要するに、官僚の天下りポストの一つなんです。
今の熊崎コミッショナーは例外だそうですが、過去のコミッショナーは、NPBのオフィスに週に1、2度程度しか顔を出さなかったそうです。独立行政法人のナントカ理事とかカントカ顧問とかとほとんど同じ感覚でしたら、2000万円の報酬でもおいしい仕事なんでしょう。
それだけに、NPBのコミッショナーに最も求められている有能なビジネスマン、オーガナイザーにとっては、仰るように魅力のない仕事なのだと思います。彼らなら、己の才覚でもっと稼ぐことができるでしょうしね。
>選手もそれがわかっているから、記者が見ていても大手を振っておかしなことをするのだ。
結局、ここが問題なんですよね。マスコミに守られているから、野球選手や関係者はやりたい放題になる。
台湾では守ってくれなかったみたいでスキャンダルがでました。ネットメディアの普及とともに類似ケースは増えていくのでしょう。
それゆえに今回の賭博問題は納得のいく調査をして欲しかったですね。
コミッショナーとしては与えられた権限でよくやった方だと思います。
前述「上」で「匿名での告発」を受け付けるべきだ。と名案のごとく主張してみえますが、これは正義の義憤にかられた告発者に期待する、ある意味性善説的な発想で、虚偽情報の可能性を全く考慮していません。効果的とは思えません。
偽情報に調査委員会が振り回される姿が容易に予想されます。
またその偽情報を元に行き過ぎた調査がなされ、調査委員が訴えられる可能性すらあるのでは?
徒に調査を長引かせ、混乱と疑心暗鬼をまねくだけでしょう。
(匿名の人間に発言権をもたせることの混乱と危険性は、ネットを主戦場としている他ならぬ広尾さんご自身がよくご存知のはず)
コミッショナーは法曹界出身であり、こういった案件への専門的な見識をもってみえます。
(少なくとも、法律知識のない広尾さんより、適正な判断ができていたと思います)
(田中投手のトミージョン手術に対し、専門家である医師の判断が広尾さんより正しかったのと同じです)
再発防止策の発表されたから幕引きだ という広尾理論も、全く持って意味不明です。
仮に調査・捜査の継続中でも、並行して再発防止に努めることは当然でしょう
(調査・捜査継続中は再発防止策は発表すべきではないとの不文律があるわけではありません)
迅速かつ自分の権限で可能な適正な対処をし、警察等の別の権限をもつ相手へ引継ぎされたと評価するのが妥当でしょう。
文末に 「あ く ま で 私 見 だ が 」 と、こっそり書いてみえます。
ひどすぎです。
根拠のない憶測、妄想、いわゆる飛ばし記事です。
序盤でマスコミのことをとやかく言ってみえますが、それ以前ような気がします。
広尾さんだって、あらぬ疑いをかけられたら不快でしょう。そしてやはり「疑わしきは罰せず」は原則です。
今回の一連の議論やコメントで、広尾さんが「疑わしきは罰する」と言われたのは勇み足をとおりこして暴論の類でしょう。
「李下の冠、瓜田の履」は心構えの故事であり、だから「疑わしきを罰しても良い」とはならないと思います。
どうも、広尾さんはそれぞれの関係者に対する配慮の欠ける発言が多い様な気がします
そして、それが一般の人(ブログ閲覧者)の常識的な感覚と乖離しており、コメント欄で批判が増えるのだと思います。
・黒田投手のカープ復帰では、公正な契約にこだわるあまり、黒田選手をはじめカープ関係者やファンの心情を思うことは無し。
・田中投手のトミージョン手術回避の件では、90%の成功率を論拠に発言し、手術に悩む田中投手の心情を慮る発言は無し。
・ドラフト制度では、戦力の均衡に伴う野球界の発展のみに目を奪われ、新人選手の心情を慮ることは無し。
・プレミア12への金田氏の発言に対しても、野球の国際化をことばかりで、選手を思いやる発言は無し。
(少なくとも広尾さんの論理より、金田氏や、同様の趣旨の上原投手・ダルビッシュ投手の意見のほうが選手に対する思いやりを感じました)
・今回の賭博事件では、真相究明を重んじるあまり、無辜の選手の人権侵害を是とし、疑いをかけられた彼らを慮る発言は無し
選手に対して失礼なのはもちろんです。
また、この手の町おこしのイベントは数年前から計画し、議会で予算を確保し、事前に参加者を募り業者を手配しマスコミにアナウンスし
多くの人が長い間、汗を流して実現するものです。うまいこと言ったと思ってみえるようですが関係者が見られたら不快に思うのは間違いありません。
(広尾さんは、俺のブログ閲覧記録と、あんな1日でできるもの一緒にするな やれるもんならやってみ と発言)
おそらく山本投手も「やれるもんならやってみ」と思ってみえるでしょうし、
世界一長い海苔巻きの関係者も「1人ででテータと徹夜でにらめっこしてできるもではないぞ! やれるもんならやってみ!」と思ってみえるでしょう
では広尾さんは、冷徹な全体主義者かというと、そうではない用に感じます。
その典型は、ラガーさん事件に対する見解でしょう。
あのときは逆に広尾さんはラガーさんに対し寛容であり、厳格なブログ閲覧者の意見と対立してみえました。
思うにこれは、広尾さんがラガーさんと直接面識があり、その朴訥な雰囲気に好感を持たれたことが大きいと推察されます。
これらから感じることが一つあります。
広尾さんが「文章がきつい」といわれるのは、「ブログ用に意見を尖らせている」のではなく、また全体主義的な「心を鬼して苦言を呈する」からではなく
単に、人を思いやるいう社会的人間関係スキルのバランス感覚がおかしい のではと思います。
(広尾さんが「コミッショナーは読売のいいなり説」と確信しているのと同程度に「広尾さん対人思いやり苦手説」を確信しています)
人権を「思いやり」などという心情の問題に還元してる時点で「ひどすぎ」だが、そこからブログ主の人格に話を繋げてるも「どうかと思います。」
得意気に思いやりを説いてるところ悪いが
・綴ってみえる、思ってみえる、書いてみえる…
敬語という「社会的人間関係スキルのバランス感覚がおかしい のではと思います。」
「疑わしきは罰する」はご本人が言う通り誤解を招く言葉だったと思いますが、言わんとするところは別におかしなことないと思いますけどねえ。
1.疑わしい人物・関係者 ←(調査、処分、再発防止)← 組織
2.「疑わしい」組織 ←(購買or不買)← 消費者、ファン、スポンサー、社会
例えば、異物混入疑惑のある食品会社があったとして、その会社製の食品をあなたは買い続けますか? 風評被害という言葉があるように、エビデンスのない噂だけでも大きなダメージがある昨今、その食品会社は、潔白を証明し信頼を回復しようと、徹底的な調査と情報発信を行うのではないでしょうか。
そしてその後、調査が甘かったり隠ぺいしていたりしたために、一度終息したはずの疑惑が再燃したとします。この場合のダメージは1回目の比ではないと想像できないでしょうか?
・・・と、それだけの話なのでは。
>敬語も「相手への思いやり」さん
・綴ってみえる、思ってみえる、書いてみえる…
敬語という「社会的人間関係スキルのバランス感覚がおかしい のではと思います。」
とありますが、これ、東海地方では普通の敬語表現なんです。
私は静岡出身ですがこの表現、当たり前のように使ってました。
恐らく東海地方出身の方であれば日常で普通に使うし頭に入ってくる言葉遣いなので、そこまで仰るのは少々言い過ぎかと。
広尾さんのブログを拝見していても常々思うことですが、日本語って難しいですよね。
台湾メディアが書いたのを、新聞以外のメディアが追認したわけですね。
「私見」と書くのがなぜ問題なのでしょうか。証拠に乏しい物事を推論で書くときには、ずっとそうしてきましたが。
長々と書いていただきましたが、あまっちょろいヒューマニズムまがいだと感じます。
当ブログの何を読んでいただいていたのでしょうか。
おかしいと思うことは全力でそう書くのが私の矜持です。3年前も今も全く変わっていません。
何が「思いやり」ですか。あなたの意見は全く響きません。
賛同意見しか嫌なら、有料の会員制ブロマガにすればいいだけ。
相手が誰でも、来る意見に不快感があろうと、プロはお客さんや読者を選べない、選ばれる立場だというのは言っておきます。
それならば、先の2エントリで幕引きを図ったと断定されているところは、「推論である」とか「私見だが」とか「のではないだろうか」という風に加筆修正すべきではないでしょうか
メディアも「幕引きを図った」と書いていますし、流れを見れば、これ以上何も出てこないのは明らかでしょう。そうでない証を立てる方が難しいと思いますが。
馬鹿でもない限り当事者が「幕引きです」ということはないです。
お断りしておきますが、メディアがそういったから「幕引き」と言っているわけではありません。
この手の事件に確証なんて出てくることはないでしょう。
コミッショナーと讀賣は形式上は独立しています。ずっと昔から。
証拠がないからと言って、だろう、私見を連発しては文章になりません。
それとも私の文章は、熊崎コミッショナーの人権を侵害しているでしょうか。
確証もなく幕引きを図ったと断定し「男芸者」などと批判するのは名誉毀損ないし侮辱の罪を構成すると思われます(その保護法益は人格権すなわち人権です)。私見と断ろうが断るまいが、です。言うまでもなく「真実性の証明による免責」は、あなたが確証をつかみ挙証しなければ適用されません
もちろん「そんなことを要求されたらブログは書けない」などというのはあなた側の都合であって、名誉を毀損される側にとっては一切関係ありません
まず、最初にご自身の非を多少なりとも認められて記事にされたこと、本文にもその旨記載してくださったこと、これは素直に敬服いたします。同時に最初からこれくらい丁寧に記事を書いてくれていたら、とも思いますが、それはまた別の話です。
まず、上で書かれていた調査票に関しては全球団で実施されたようです。ただこれがNPB主導のものなのか、球団主導のものなのかはわかりません。ただもちろんこれで何かがわかることもありませんでした。告発に関しては先に述べられた方もいますが、これもまたろくな結果にはならないでしょう。やるならばそれこそ相撲協会と同様に司法取引を前提とした自己申告制を取るべき。ただ、相撲協会の場合は肝心の司法取引を反故にしましたが。
この手の調査の仕方にはいろいろありますが、基本的に「性悪説」に則ってやることが基本です。調査対象に対して性善説ではろくな結果は出るわけがありません。この点に関しては広尾さんと同意見ですし、他の方も同様なのではないでしょうか。
ただ絶対に注意しなくてはいけないのは、「先入観の排除」と「調査と裁定の分離」です。調査委員会はあくまで冷静に事実認定のみを念頭に置いた調査のみを行い、裁定そのものは受け取った調査を元に別の人間が行うことが望ましい。そうでないと、余計な感情が入る余地が生まれすぎてしまうからです。
続きます。
何度も言いますが、今回公開されている報告書はあくまで「要旨」です。実際にコミッショナーに提出された報告書にどの程度のことが記載されていたのかはわかりません。A氏B氏が実名で書かれていたのか、公開されていない巨人の選手名が記載されていたのか、もっと細かな調査方法さえも記載されていたのかもしれません。それをあえて伏せたのかもしれません。
また、今回の報道で疑問だったのですが、当該の3選手のデジタル・フォレンジックについて、どのような形で携帯電話を提出させたのでしょうか。以前にも書き込みましたが、球団から支給されたものでもない携帯電話を強制的に提出させる法理論はないはずです。統一契約書や野球協約も確認してみましたが、そのように受け取れる文言はありませんでしたし、なにより現行の法体制にそのような規定がなければ任意以外に取る手段はないでしょう。それを強制的に押収した、となればこれは明確な財産権の侵害であり、プライバシー権の侵害であることは明白です。誰かの正義の為に法を曲解することは許されてはならないのです。たとえそれが明確な正義であった(と推察された)としても、警察でさえも違法捜査で手に入れた証拠は裁判証拠にならない、というくらいに守られなければなりません。
続きます。
・ここに及んで、選手の人権やプライバシーに言及する人がいるのは、ちょっと驚きである
・「疑わしきは罰する」姿勢が必要だと思います。
社会派弁護士でもなんでもありませんが(もちろん法関係の職に就いているわけでもない)、紛いなりにも法学部で法律を学んだ者として、この発言は看過できるものではありません。また、一方で「賭博は単純賭博でさえ違法行為だ!」と声高に叫んでいる方が、法解釈を曲解してまで強引な捜査を推し進めさせようとする。今回の記事を掲載するにあたり、多少冷静になられたとは思いますが、今一度反省をして今後は冷静な記事を掲載されることを期待します。
続きます。
現在のNPBにおけるコミッショナー制度に関しては様々な問題を孕んでいます。NPBという組織そのものに起因する問題も数多くあるでしょう。協約上では確かに絶大な権限を与えられているように読める箇所もありますが、実態はオーナー会議の下部組織と言ってもいいレベルです。
今回の件で熊崎コミッショナーがどの程度の権限を持っていたのか、また球団からの横槍等はなかったのか、など外部の人間からはまったくわかりません。ただ、会見動画(全編がYouTubeにアップされいます)を見る限り、まさに苦渋という表現が当てはまるのかな、とは思います。同時に限られた権限の中ではよくやった方なのかな、とも思います。
読売との関わりに関しては、実態はどうなのかわかりませんが、外部から見る限り、ここ数年で影響力は大幅に低下しているようにも見えます。侍ジャパン関連のコーチ・選手の人選、読売系列での放送がなかった点、今回の野球賭博に関しても、系列紙の論調を見る限り、以前と同じ形ではないように見えます。
また、予てから噂にはなっている渡邉恒雄氏の健康不安説。ちょうど今日の社説に関して「これはナベツネの意向じゃない。相当やばいんじゃないか?」という記事を掲載しているジャーナリストもいます。
読売との関わりに関して、広尾さんがどのような情報を掴んでいるのかわかりませんが、憶測ではなくきちんと証拠を積み重ねた冷静な記事にしたほうがよいとは思います。ただでさえ堂々と「アンチ巨人」を宣言(しているように受け止められる)しているような記事をたくさん掲載している以上、逆に丁寧に説明しないと誤解しか産みません。
以上、長々と失礼しました。
それは大変ですね、弁護士に相談しようかな。知らないうちに、日本の司法も韓国並みにおかしなことになっていたんですね。
ああこわい。
何も起こらなかったら大変ですから、あなたが通報してはどうですか。
丁寧なコメント、ありがとうございます。拝読いたしました。
私の認識は、この事件は大きなスキャンダルに発展する可能性をはらんでいるということです。そうなれば、球界の屋台骨を揺るがしかねません。形式上は強い権力を持つコミッショナーは、こういうときにこそ強権をふるうべきだったと思っています。
「侍ジャパン」は、日本テレビの役員が社長を務め、放映権も含めた収益はほぼすべて日本テレビに入ります。テレ朝、TBSが放映したのは日テレがおいしくないと判断したからです。
でも、確かに讀賣のNPBでの影響力は低下していると思います。ナベツネが死ねば大きく変わる可能性はあります。
それを期待したいですが、その前に何か問題が起こらなければいいがと思います。
ありがとうございました。
ついでながら、あなたは従前から「ブロガーは取材しない、裏付けを取らないで書くものだ」という定義を前面に押し出しておられるのですが、そうだとすると、刑事・民事の名誉毀損訴訟での敗訴率は100%近くになるでしょう。名誉毀損訴訟で被告(書いた側です)敗訴の判決主文で典型的なパターンはこうです。「被告側は原告らに一切取材しておらず、記事が指摘した事実が真実とは認められない」(辻元清美VS産経新聞、2013年3月22日東京地裁判決)
確証のないことで人を批判・中傷すべきではないというのは本来、ここまでご説明申し上げなくても、一般社会通念上の常識でしょう。私は小学校低学年のHRで習うことだと思っていました
最後に最も素朴な質問をいたしますが、これほどのボリュームを費やして野球賭博への危機感を表明していながら、なぜ幕引きを図った実態を自ら調査しようとしないのですか?
あなたはNPB関係者ともお知り合いのようだし、取材力にも自信があるという。つまり一般の人とは違う。マスコミ記者がだらしないというなら、自ら取材して平成の黒い霧事件を暴いて見せればよろしい。讀賣と熊崎氏が通謀し強引に幕引きを図ったというなら、具体的に調べて確証をつかんで原稿を週刊ポストなりなんなりに掲載してもらったらいい。今更「素人でござい」なんて通用しないでしょう。馬場に関する大著をものした立派なノンフィクションライターではないですか。「確証は出ないでしょう」なんてあきらめてないで、自分でやってはどうでしょうか
名誉棄損が親告罪だから、訴えられることなどあり得ないわけです。彼らが、メディアや私などを「幕引き」云々で、訴えることなどあり得ません。そもそも状況として「幕引き」に至ることは明々白々ですから、訴えようがありません。
法律にはお詳しいようですが、言論の仕組みについては、悲しいほどにご存じないようですね。
私は誹謗中傷などしていません。「批判」しただけです。男芸者という言葉も「比喩」として用いただけです。これで訴えられるなら、言論など死んでしまいます。
あなたに言われなくとも、活動はしています。
ジャーナリズムの実際について全く知らないのに、聞きかじりの法律を振り回してありもしない脅威を掻き立てるとは、笑止千万。勘違いも甚だしい。
負けませんよ、これからも書き続けます。
>状況として幕引きに至ることは明白だから訴えようがありません
ここの部分、全く意味が分かりません。調査を終結させることを幕引きと言うなら、一応のめどはつけたということは明白な公知の事実でしょうが、だからといってなぜ熊崎氏らがあなたを訴えられなくなるのでしょうか。あなたが断定的に書いた「讀賣・熊崎氏による通謀、早期幕引き」が誤報(というか確証もなく書いている時点で虚報と言えます)なら、誤報により傷つけられた名誉の回復を求めて、讀賣・熊崎氏があなたを訴えることは当然できますよ。また訴えられないからといって、広尾さんの主張を彼らが認めたという証明にはならないことも当然です
>言論の仕組みについては、悲しいほどご存じないようですね
それはあなたでしょう。だって名誉毀損の法的構成要件すら分かっていないのだから。言論のうち特に他者を批判的に報ずる場合には、名誉毀損の問題は切っても切り離せないことは明白です
事実を書いただけでも名誉は毀損される。が、そこに公益性と真実性があれば名誉毀損の違法性は阻却される。だから絶対にその2点だけは確保するようにせよ、というのがジャーナリズムの初歩的指導なのです。あなたのように真実性を確保するための努力(つまりは当事者への取材を尽くすこと)をしないで、自分で考えついた推論は何でも事実として書いてもいいのだということはあり得ない。それが「言論の仕組み」です
続きます
伝統芸能を論じている場合でもなければ、「男芸者」は端的に侮蔑語です。比喩だから何だというのですか?侮蔑的な比喩だというにすぎません。もちろんこんな侮蔑表現を守るために言論の自由が存在するわけではありませんが、仮にこのような表現をしなければならないほどの悪性があるのだと訴えたいなら、少なくとも批判の根拠となる事実をきちんと詰めるべきでしょう。上記の通り、あなたは真実性追求をハナから放棄しているのだからお話になりません。もし訴えられれば、あなたの悪性がより高まるだけです
>ジャーナリズムの実際を全く知らないのに
知ってます。熊崎氏の名前が出ているのでついでに言えば、私は彼が富山地検検事正だった時代、夜に官舎を訪ねて話を聞かせてもらったことがあります。これ以上は言えませんが、そういう仕事をしています(もちろんこういう例を挙げたからといって熊崎氏を擁護していると取るのはおやめ下さい。また讀賣とも関係ありません)。ですから名誉毀損は「ありもしない脅威」ではありません。日々、それと背中合わせであるという緊張感を持っています。むしろそのような「畏れ」を持たない同僚がいるとすれば、転職を勧めますよ。私が体感する「ジャーナリズムの実際」とはこうなってますが、あなたはどこで「実際」を知ったのでしょうか
もう誰もこのエントリのコメント欄を見ていないでしょうし、長文になりましたのでここで失礼しますが、訴えられるかどうかではなく、確証もなく人を批判することの恐ろしさについて今一度熟慮いただきたいと思います。それではまた
最後は脅迫まがいで終わりですか。
名誉棄損の法的な仕組みと、私の言論がそれに該当するかどうかは、別の話でしょう。
名誉棄損に当たらないと自信をもって言っておきます。
「男芸者」の批判の根拠はブログで嫌というほど書いていますが、読んでないんでしょうか。
どうか、これからも言論の自由と正義を守って、健やかにお暮しください。