2014年には勢いを感じさせた若手野手が、今季中折れした。4位に終わった原因だ。
打撃成績 2014年と2015年の比較。ベージュは移籍選手。ブルーは加入選手。グレーは新人。

2014年、ブレークした菊池は今季タイトルに手が届くかと思われたが、まったくの期待外れに終わった。2年連続で全試合に出場したが、打撃のすべての数字が下落。守備機会も86減少した。このままでは2014年がフロックという評価になろう。
若きチームリーダーになったはずの丸も成績が急落。RCが80を超えたことからもわかるように、それでもリーグ屈指の野手ではあるが、昨年の勢いは見る影もなかった。
昨年終盤、梵から遊撃の正位置を奪った田中広輔も長打が減り、やや期待外れ。
正捕手になった會澤翼も持ち前の強打がややさび付いた。
エルドレッドはもともと好不調の波が激しい打者だったが、今季は故障で成績が半減。他の外国人も期待外れだった。
阪神から移籍した38歳の新井貴浩の活躍が目立ったのは、それだけ既存の選手たちがふがいなかったということになろう。
ここまで成績が下落するのは何か原因があるのか。監督が交代したことと関係があるのか、ないのか。
チームのトータルの成績、Rkはリーグ順位

しかし若手の台頭は相変わらず続いている。ドラ1の野間峻祥、昨年台湾のU21で注目された鈴木誠也など、身体能力の高い選手が出てきている。
当然のことながら、リーグトップクラスの打線は中位に落ちた。
普通に考えれば、3位以内には入る戦力だと思うのだが。

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コメント
コメント一覧
>ここまで成績が下落するのは何か原因があるのか。監督が交代したことと関係があるのか、ないのか。
以前アップして頂いたピタゴラス勝率とのギャップからもわかるとおり、明らかに首脳陣が原因と考えます。
緒方監督は周囲と意思疎通が上手く行ってなかったような感想を受けました
それと投打共に選手起用の偏りですかね、野間をずっと推し続け
2軍で好調だった選手達を呼ばない、上げても使わない
最早名物になってましたが1点差負けが多く解説者からも首脳陣への批判が多かった
優勝を狙えたであろうシーズンでCSにすら進めず最終戦試合後のマツスタの雰囲気は最悪でした
監督が地元への挨拶も行わずそそくさと引き上げて終わりでしたからね
当分優勝は無理だとCファンが感じてしまったのではないかと思うくらい後味の悪い終わり方でした
成績落とすだろうと思ってました。
膝の故障があったようなので、それも影響したでしょうが。
守備に関しては打球の追い方、捕球、送球のフォームが崩れていなかったので、特に心配はしていません。
(逆に山田は守備の数字が伸びましたが守備の全ての型が悪いままなので、来期以降まだ不安です)
ただ、打撃はヒドイの一言。
特に外角のベルトから高めの球に対して外からバットを出してむりやり引っ張ったうえに、さらに下から上へ振り上げる謎のスイング。
引っ張って強いライナー打球を打ちたいのかもしれないけれど、だとしたら完全に間違ったアプローチ。
そのせいでイージーな三塁ないし遊撃ゴロをどれだけ量産したことか…。
好きな選手なので、自分の打撃をもう一度見直してもらいたいですね。
丸はどうもライオンズの選手達と同じ匂いがします。
なんというか、センスも技術もあるのに、頭をまったく使っていない感じ。
特に今年は簡単に相手バッテリーの思惑に乗せられた場面が目立ちました。
「監督やコーチがちゃんと指示しないからだ!」と怒るファンも多いのですが、選手も自分の頭で考えろよ、と私は言いたいです。
そうでないと、いつまでたっても「打つ機械投げる機械」の域を出られませんよ、と。