打つ手がすべて裏目に出た。あまり強化に熱心でなかったチームが、にわかに補強を奮発すると、よくこういうことが起こる。
前年、久々にポストシーズンに進出し、大いに盛り上がったオリックス。2014年オフは一人勝ちの様相だった。
打撃成績 2014年と2015年の比較。ベージュは移籍選手。ブルーは加入選手。グレーは新人。

ペーニャを放出し、最強外国人打者のブランコを補強。元打点王の小谷野も獲得。さらに争奪戦を経てアメリカ帰りの中島裕之。
レギュラークラス3枚を補強。
ソフトバンクに対抗する戦力は整ったと思われたが。
チームリーダーで前年首位打者の糸井が大不振。久々に復活したT-岡田は外野に回ったが故障もあって成績は急落。
そして3枚の補強カードは完全に期待を裏切った。
ブランコと小谷野は故障で、そもそも試合に出られなかった。
中島は信じられないような不振。
あれほど補強しながら打線が弱体したため、BCリーグ群馬からカラバイヨを獲得。
これも故障で離脱した平野の後釜の二塁にはドラ7の西野が定着。リードオフマンとして活躍したが7月に手首を骨折し、シーズンを終えてしまった。
ここまで裏目に出たチームも珍しい。
トータルの数字 Rkはリーグ順位

ソフトバンクに次ぐ2位だった打線は5位に転落。
今オフはブランコ以外の外国人野手を総入れ替えするようだが、身の丈に合った補強をすべきだろう。
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コメント
コメント一覧
失敗するだろうなぁと思ったら案の定の結果。
考えなしで馬鹿で無能な球団って感じ。
まあだから20年も優勝できないのだろうが・・・。
このチームのジンクスが今年も出てしまったようで…
一時期7差も付けられていた楽天を何とか追い抜いて最下位こそ免れましたが
補強組は殆んど複数年契約を結んでますし
当分上がりそうな気配が見えません
ここで懲りて緊縮財政に向かうのか、勝つまで継続するのかで球団の今後が決まると思います。
何年かに1度大補強して他の年はしない
一番駄目なパターンだと思います。
そして、補強する時期をいつも間違えてるような気がします。
去年は躍進したということは、ベストメンバーだったと思うんですよ。
だから、メンバーがかなりかわってしまうような補強は駄目です。
金子と平野の状態に不安があったのなら、バリントンと小谷野か中島のどちらかで十分で、ペーニャを残しておくべきだったと思います。
今年こそ、ほんとはするべきだと思います。
糸井・T岡田・安達・駿太と軒並み数字を落としたことの方が深刻だと思います。前年度の疲労のせいだと思いたいところですね。
昨オフのオリックスの補強が的確だったとは思いません。ただ、あの補強と投資ぶりを批判することで、自球団の無策とケチりぶりを正当化する論調が好きでないだけです。