金村義明の高校時代の活躍は、今も強烈に記憶に残っている。投手としてもすごかったが、打席での迫力もずば抜けていた。スケールが大きいと思ったものだ。
金村は貧乏な家に生まれ、親は苦労して息子を私立の報徳学園に入れた。
一流選手になってからは両親や家族に報いること多大だったという。
10年ほど前に、旅行雑誌の取材で話を聞いたことがあったが、金村はオフになると家族を連れて世界中のリゾートを渡り歩いたという。
「子供が冬休みになったその日にハワイへ飛んで、家族でバカンスを楽しんで、大阪へ帰ってくるんですが、家には帰らずに空港から飛行機を乗り継いで香港に行くんです。香港でお正月をして、また大阪に帰ってきて今度はグアム行きの飛行機に乗り換えて、グアムへ行く。そんな感じで休みの間、ずっと遊びまわるんですわ」
なんとも豪快な話だと思った。
楽しいには楽しいだろうが、すごく体力もいるだろう。家族もくたくたになったのではないか。着替えなどは持ち歩かない。行く先々で買うのだという。
この大旅行の最後に、金村はキャンプ地へ向かう飛行機に乗り換え、シーズンインを迎えるのだという。
お金持ちになるというのはそういうことなのか、と思う。
金村など、金を家族のために使ったのだから、まだ有意義なほうだ。
中には高級クラブを女性後と借り切って好き放題をするような選手もいると聞く。さらには、賭博にのめりこんで大金を失う選手だっている。

山﨑武司はオリックスを退団した後、一時は野球をやめる気でいた。
このとき山﨑は大型バイクを買って、仲間とともに全国をツーリングして回ったという。
「小さいころから野球ばっかりしてたから、そんなことしたことなかった。結構金も使ったけど、あれは楽しかったなあ」目じりをさげてそう言ったのが忘れられない。
そんな山﨑のところに、団野村から電話が入って、楽天へ入団する話が進展していくのだ。
野球選手とお金をめぐる話は虚実いろいろあるが、金をもったことで、その人物の本性が現れるのだと思う。
高木豊は、スター選手になってから結婚したが、結婚式に使うはずの費用を福祉施設に寄付して、自分たちは質素な式で済ませたという。
今年も山田哲人など、億の単位の年俸になった20代の若者が何人か出たが、彼らはどんな金の使い方をするだろう。
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手元にある資料に興味深い言葉がある。
カネやんこと金田正一の母親の教え「給料は全部食費に使いなさい。その代り来年は倍の給料を稼ぐ働きをしなさい。実現したらその倍の給料を全部食べて次の年は倍の倍給料をもらえるように頑張りなさい。そうやって体にうんとお金をかけて、プロとして長く使えるような体を作りなさい」
巨人時代キャンプでの1日1万円の食事だったというが、当時の大卒初任給の半月分とのこと。
すごすぎるなぁ。
現代では、トレーニング器具、個人トレーナー、栄養士なり個人でスタッフを
そろえてやったらその位かかりそうだ。
金村、金田、ゴールドクラブさん、まさに「金」の話ですね。
ドタキャンになった事があったのですが、
もしかしたら広尾様が書かれた件が影響したのかもしれませんね。
しかしまあ、金村は豪快なエピソードのデパートですね。
それがプロ選手として良いオフの過ごし方なのかどうかは
賛否が分かれるかもしれませんがw
山崎はお酒が一滴も飲めない体質なのもあるのでしょうね。
選手個々の、グランドからでは解らない一面がみられる、面白いエピソードですね!