一人で優にNPB1球団の年俸を取るライアン・ハワードがいるために、チームは補強ができない。
フィラデルフィア・フィリーズ 63勝99敗 ナ・リーグ東地区5位
2014年と2015年の比較。ベージュは移籍、ブルーは新加入。グレーはMLB初昇格。文字のえんじ色は規定打席以上。

かつてのスター軍団の生き残りからジミー・ロリンズがドジャースへ。マーロン・バードはレッズへ。シーズン中にチェ―ズ・アトリーもドジャースへ。
生き残りは捕手のルイーズと、来年まで契約が残る2500万ドルプレイヤーのハワード。この二人の成績は、深刻な状態だ。
しかしチームはバードの代わりにジェフ・フランク―アを入れただけ。この選手も規定打席に達せず。
唯一の希望の星だったスモールボールの優等生として期待されたリビエールは、フラッグシップディールでブルージェイズに放出した。
ロリンズの後釜は厳しいかと思われたガルビスは何とかポジションを守る。
5月に昇格したマイケル・フランコは三塁の正位置を取った。三塁のアッシェは左翼にコンバートされた。
希望の種はいくつかあるが、まだ解体モードは続いている。
チーム打率は10位から11位に落ちた。来年までハワードはチームに在籍する。
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球団の顔と思われていたアトリーまで放出したのに、ハワードが残ったということは、トレード交渉が不調に終わったんでしょうね。
でも彼はデビュー以来、2007年まで90万ドルの薄給で毎年2本、22本、58本、47本と本塁打を積み上げました。2006年にはMVP獲得、2008年にはワールドシリーズ優勝に貢献してフィリーズファンに夢を見せてくれています。キャリア全体で考えると、それほど恨まれてはいないんじゃないでしょうか。
100本塁打、150本塁打、200本塁打、250本塁打までは最速試合数の記録保持者です。いかに早熟だったか、そしていかに衰えが早かったのかが分かります。
ハワードは若手時代から、アキレス腱、半月板など度重なる下半身の故障に悩まされてきました。そしてその度に休養期間が長くなり、復帰後の成績も落ちています。これは逆説的に、彼がステロイドなどの薬物に頼ってこなかった証明になるのではないでしょうか。多くの選手が、薬物に頼るようになったきっかけに故障を挙げていますからね。