ずっと言い続けてきたことだが、新しい読者の方もいる。少し誤解をされているようなので、説明をしておきたい。
「金満」は「金持ち」とはニュアンスが異なる。「金は持っているが、その使い方が適切でない」という意味合いを含んだ言葉である。
巨人は、昭和の時代から圧倒的な経済力を誇り、他の球団とは懸絶した大型補強をしてきた。
その中ではドラフト破りや裏金などのコンプライアンス違反すれすれの行為やモラルハザードも起こしてきたが、それを「金満」と言っているわけではない。
「金満」とは効率の悪い投資、あるいは選手の可能性を減じるような投資だ。
その典型が「FA移籍」だ。
FA制度は、実質的に他球団の有名選手が巨人に移るための方法論だった。
落合博満、廣澤克己、清原和博、江藤智、小笠原道大、村田修一、杉内俊哉、大竹寛、片岡治大。彼らは巨額の複数年契約によって、移籍をした。移籍当初は働いたが、次第に成績が下落し、最後は不良資産化するのが常だった。
巨人のFAとは、一言で言えば、実力がピークの時に契約をし、キャリアの下り坂の部分を高額で買い取ることだった。他球団でもなくはなかったが、圧倒的に巨人が多かった。
これは選手を活かした補強とは言えない。
MLBでもこうした事例が多くみられるが、MLBの場合、FAで大型契約を結ぶ選手は成績が下落することまで見越していることが多い。「金融商品」を取引するようなイメージがある。
しかしNPBにはそんな“金融市場”はない。巨人の場合、マネーゲームではなく、チームの損失になるにもかかわらず有名選手を取り続ける。そして成績が落ちても優先的に使うことが多いのだ。
割を食うのは生え抜きを中心としたノンブランドの選手だ。彼らは他球団ならレギュラーになる実力があっても、二軍や一軍半で終わることが多い。

もう一つ言うなら、巨人はシーズン中に「競争」をさせる。力の似通った選手を同じポジションで起用し、調子が落ちたら他の選手と交代させることが多い。これは一見合理的に見えて、実際は選手の持ち味を殺す起用だ。
過去2年のNPBの打者の成績を打数別に出してみる。

打数が多い選手ほど打撃成績が良い。
「いい選手だからたくさん起用されるのだろう」と言われるかもしれない。
それも事実だが、それだけではない。
野手は長く起用してこそ力を発揮するものでもある。
143試合に出れば.300を打ち30本塁打、OPS.850になる実力の選手が2人いるとする。
彼らを1試合おきに使ったり、1か月おきに使ったときに、2人の成績の合計は、.300、30本塁打、OPS.850になるだろうか?
多くの場合、そうはならないのだ。野手は好不調を繰り返しながらシーズンを戦う。使い続けることで、成果を生んでいくものなのだ。
それは過去の選手たちのSTATSを見ていればすぐにわかることだ。
外国人選手の中には起用されていきなり打ちまくる選手もいる。「いいところを見せよう」とするのだ。こういう選手は終わってみれば平凡な成績になっていることも多い。今季のカラバイヨがその典型だ。
しかし、日本人選手の場合、長く起用し、経験を積ませる中でじわじわと実力を蓄えることが多いのだ。
数週間程度で調子が落ちたからと言って引っ込めたりしていると、選手の経験値が増えないし、調子に乗ることもできない。
野手は一度起用すると決めたら、よほどひどい成績でない限り1シーズンは使ってみなければ結論は出せないのだ。
多くのチームではポジション争いはキャンプ、オープン戦の間に終わる。開幕すれば、故障がない限りその選手にポジションを託すものなのだ。
巨人は、ペナントレースの最中に選手をとっかえひっかえした。他球団でもなくはなかったが、巨人の場合、それが非常に多かった。これでは、育つべき選手も育たない。
書き方が悪かったために少し誤解をされたようだが、私は今年岡本和真がレギュラーを取れたと言ったのではない。
来季、岡本を一塁、三塁などで起用し続ければ、シーズン終盤には一人前になっているのではないか、という意味だ。西武の森友哉を意識して書いた。
大田泰示なども、そうだったのではないかと思う。
しかし、今年の補強を見る限り、岡本の起用は中途半端なものに終わるだろう。
中井大介、寺内崇幸、立岡宗一郎、橋本到など、過去にレギュラーに定着しそうな選手は何人もいた。
しかし、チームはその翌年には外国人や他球団からの移籍選手でポジションを埋めてしまう。
シーズン前に監督は「新加入選手と競争してポジションを取れ」というが、そもそも大枚をはたいて選手を獲得した時点で、その選手を優先的に起用することは規定事実になっている。
若い選手を我慢して使い続ける覚悟をしない限り、若手選手が一人前になることはあり得ないのだ。
一方で力が落ちた片岡をサンクコストの呪縛で使い続け、一方で伸び盛りの若手には限定的な機会しか与えない。それが残念で仕方がなかった。
今季も巨人は内野にクルーズ、外野にギャレットというレギュラークラスの外国人を補強した。その上にFAで脇谷を入れた。
井端弘和、高橋由伸、金城龍彦が引退したためだろうが、そういうときこそ若手を抜擢すべきはずだ。
しかし、巨人はそうはせず、有名選手を取ってくるのだ。リスクを冒して新しい可能性を拓こうとはしない。
坂本勇人、長野久義を最後に、巨人は生え抜きのレギュラーを作っていないのだ。
私はこれを「金満」だと言っている。チームにあいた穴を子飼いの選手ではなく「金」で埋めようとしているのだ。
ソフトバンクは巨人を上回る金持ちだが、このチームは一つのポジションに複数の選手を使ったりすることはない。過渡的にそういう時期はあっても、レギュラーを固定しようとする。
ソフトバンクだけでなく、他の球団はおおむねそうする。コストを考えても、選手の可能性を考えてもロスが大きすぎるからだ。
巨人は昭和の時代「よそのレギュラークラスもうちにくれば、控えだよ」とうそぶいていたものだが、レギュラークラスを中途半端に使う伝統はいまだに生きているようだ。
阪神や中日でも一部そういう傾向があるが、こういう補強を常習的にするチームは巨人くらいだ。
そのために巨人の打撃はリーグ最低レベルにまで落ち込んだ。
その背景には「毎年優勝しなければならない」というプレッシャーがあるのだろう。しかしどんなチームでも「過渡期」「後退期」はある。それがあってこそ「伸長期」「全盛期」があるのだ。それをそろそろ理解すべきだろう。
「金満」とは資金と選手の可能性を無駄遣いするやり方のことなのだ。ご理解いただけるだろうか。
※投手起用の考え方は全く異なる。ここでは野手のケースのみ述べた。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
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巨人は、昭和の時代から圧倒的な経済力を誇り、他の球団とは懸絶した大型補強をしてきた。
その中ではドラフト破りや裏金などのコンプライアンス違反すれすれの行為やモラルハザードも起こしてきたが、それを「金満」と言っているわけではない。
「金満」とは効率の悪い投資、あるいは選手の可能性を減じるような投資だ。
その典型が「FA移籍」だ。
FA制度は、実質的に他球団の有名選手が巨人に移るための方法論だった。
落合博満、廣澤克己、清原和博、江藤智、小笠原道大、村田修一、杉内俊哉、大竹寛、片岡治大。彼らは巨額の複数年契約によって、移籍をした。移籍当初は働いたが、次第に成績が下落し、最後は不良資産化するのが常だった。
巨人のFAとは、一言で言えば、実力がピークの時に契約をし、キャリアの下り坂の部分を高額で買い取ることだった。他球団でもなくはなかったが、圧倒的に巨人が多かった。
これは選手を活かした補強とは言えない。
MLBでもこうした事例が多くみられるが、MLBの場合、FAで大型契約を結ぶ選手は成績が下落することまで見越していることが多い。「金融商品」を取引するようなイメージがある。
しかしNPBにはそんな“金融市場”はない。巨人の場合、マネーゲームではなく、チームの損失になるにもかかわらず有名選手を取り続ける。そして成績が落ちても優先的に使うことが多いのだ。
割を食うのは生え抜きを中心としたノンブランドの選手だ。彼らは他球団ならレギュラーになる実力があっても、二軍や一軍半で終わることが多い。

もう一つ言うなら、巨人はシーズン中に「競争」をさせる。力の似通った選手を同じポジションで起用し、調子が落ちたら他の選手と交代させることが多い。これは一見合理的に見えて、実際は選手の持ち味を殺す起用だ。
過去2年のNPBの打者の成績を打数別に出してみる。

打数が多い選手ほど打撃成績が良い。
「いい選手だからたくさん起用されるのだろう」と言われるかもしれない。
それも事実だが、それだけではない。
野手は長く起用してこそ力を発揮するものでもある。
143試合に出れば.300を打ち30本塁打、OPS.850になる実力の選手が2人いるとする。
彼らを1試合おきに使ったり、1か月おきに使ったときに、2人の成績の合計は、.300、30本塁打、OPS.850になるだろうか?
多くの場合、そうはならないのだ。野手は好不調を繰り返しながらシーズンを戦う。使い続けることで、成果を生んでいくものなのだ。
それは過去の選手たちのSTATSを見ていればすぐにわかることだ。
外国人選手の中には起用されていきなり打ちまくる選手もいる。「いいところを見せよう」とするのだ。こういう選手は終わってみれば平凡な成績になっていることも多い。今季のカラバイヨがその典型だ。
しかし、日本人選手の場合、長く起用し、経験を積ませる中でじわじわと実力を蓄えることが多いのだ。
数週間程度で調子が落ちたからと言って引っ込めたりしていると、選手の経験値が増えないし、調子に乗ることもできない。
野手は一度起用すると決めたら、よほどひどい成績でない限り1シーズンは使ってみなければ結論は出せないのだ。
多くのチームではポジション争いはキャンプ、オープン戦の間に終わる。開幕すれば、故障がない限りその選手にポジションを託すものなのだ。
巨人は、ペナントレースの最中に選手をとっかえひっかえした。他球団でもなくはなかったが、巨人の場合、それが非常に多かった。これでは、育つべき選手も育たない。
書き方が悪かったために少し誤解をされたようだが、私は今年岡本和真がレギュラーを取れたと言ったのではない。
来季、岡本を一塁、三塁などで起用し続ければ、シーズン終盤には一人前になっているのではないか、という意味だ。西武の森友哉を意識して書いた。
大田泰示なども、そうだったのではないかと思う。
しかし、今年の補強を見る限り、岡本の起用は中途半端なものに終わるだろう。
中井大介、寺内崇幸、立岡宗一郎、橋本到など、過去にレギュラーに定着しそうな選手は何人もいた。
しかし、チームはその翌年には外国人や他球団からの移籍選手でポジションを埋めてしまう。
シーズン前に監督は「新加入選手と競争してポジションを取れ」というが、そもそも大枚をはたいて選手を獲得した時点で、その選手を優先的に起用することは規定事実になっている。
若い選手を我慢して使い続ける覚悟をしない限り、若手選手が一人前になることはあり得ないのだ。
一方で力が落ちた片岡をサンクコストの呪縛で使い続け、一方で伸び盛りの若手には限定的な機会しか与えない。それが残念で仕方がなかった。
今季も巨人は内野にクルーズ、外野にギャレットというレギュラークラスの外国人を補強した。その上にFAで脇谷を入れた。
井端弘和、高橋由伸、金城龍彦が引退したためだろうが、そういうときこそ若手を抜擢すべきはずだ。
しかし、巨人はそうはせず、有名選手を取ってくるのだ。リスクを冒して新しい可能性を拓こうとはしない。
坂本勇人、長野久義を最後に、巨人は生え抜きのレギュラーを作っていないのだ。
私はこれを「金満」だと言っている。チームにあいた穴を子飼いの選手ではなく「金」で埋めようとしているのだ。
ソフトバンクは巨人を上回る金持ちだが、このチームは一つのポジションに複数の選手を使ったりすることはない。過渡的にそういう時期はあっても、レギュラーを固定しようとする。
ソフトバンクだけでなく、他の球団はおおむねそうする。コストを考えても、選手の可能性を考えてもロスが大きすぎるからだ。
巨人は昭和の時代「よそのレギュラークラスもうちにくれば、控えだよ」とうそぶいていたものだが、レギュラークラスを中途半端に使う伝統はいまだに生きているようだ。
阪神や中日でも一部そういう傾向があるが、こういう補強を常習的にするチームは巨人くらいだ。
そのために巨人の打撃はリーグ最低レベルにまで落ち込んだ。
その背景には「毎年優勝しなければならない」というプレッシャーがあるのだろう。しかしどんなチームでも「過渡期」「後退期」はある。それがあってこそ「伸長期」「全盛期」があるのだ。それをそろそろ理解すべきだろう。
「金満」とは資金と選手の可能性を無駄遣いするやり方のことなのだ。ご理解いただけるだろうか。
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コメント
コメント一覧
現場の監督やGMはそのようなタラレバ論理は用いない。
チーム成績を上げようと考えた選択と結果が複数の選手起用であろう。
有望な若手を抜擢したり、我慢して使い続けたりすることは一見正しいことでロマンチックに感じる。
しかし、現実にはリスクが大きいし、巨人以外でも目立たないまま解雇されている有望な若手も数多くいることだろう。
机上の論理がそのまま通用しない適者生存の競争の激しいプロの世界らしいリアルがさが本件には感じられる。
経験を積ませる中で
うーん、かつて落合が
「生え抜きだ、若手だ言うけどさ、大森や吉岡を使い続けりゃ勝てるようになるのか?勝てやしねえよ。」
と、退団後ではなく在籍最中に断言したのを思い出します。まあ、プロにしかわからん打撃の才能、技術に関する残酷な話でしょうが
大事なことはポジションをダブらせないことではなく、幹となる選手と、それ以外の選手の見極めではないでしょうか。
そういう例もあるということでしょう。無名で入って出世する選手は、必ず抜擢されているわけです。
川上監督は選手を小出しに使ったりはしませんでした。必ず「レギュラー」を固定しました。
当時は一軍に帯同し、めったに試合に出ない選手がたくさんいました。今は、そういう選手はあまり作らなくなっています。
そうだと思います。そうしないで飼い殺しにするのが残念です。
俺は巨人より最近の阪神のほうが金満体質のように思える。
阪神こそ根本的に球団運営を考え直す時期に来てるんじゃないのかな。
確かに阪神もそういう傾向があります。生え抜きが育っていません。
「毎年優勝争いしなければならない」のだと思います。
その意味では、これまでの補強というか補充はむしろ合理的だとも思いますが。
なぜそうなのでしょうか。そのために長期的な投資や育成ができなくなっています。合理的どころか理不尽でしょう。
ようやく3軍を充実させるなど、将来投資を考えるようになったと喜ばしく思っていたのですが。
最近、こちらの記事を読んで、大いに共感しました。
広尾さんもお時間があればご一読ください。
ttp://www.plus-blog.sportsnavi.com/field_of_dreams/article/127
記事のアドレス、間違っていません?
金満自体には悪いニュアンスはないですよね。
一般の野球ファンの持っている金満球団の使い方、という意味ではないでしょうか?
以前にプロパーという単語も誤用されていたため、読んでいて気になりました。
巨人であればかつての坂本、阿部のような選手の育て方が強豪球団における育成でしょう
中軸をがっちり固めた上で下位打線で起用、使うと決めたシーズン使い通して経験値を積ませるのです
それができなくなっているのが今の巨人の姿ですね
なぜできないのか、それは彼らの不振に目をつぶれるほどの中軸打者がもはやこのチームにはいないからでしょう
中心打者が不振なので、なりふり構わぬ起用をして1点でも取りにいかなければ勝てない状況になっていると思われます
受取りかた次第でしょう。金持ちに「金満家」といえばむっとされるでしょう。
どうでもいい話ですが。
冒頭にhをつけてください。
以前より余る選手が増えてしまうという可能性が高いですね
1軍の枠が常に蓋をされた状態なのは変わりないし
SBの柳田は多村をDenaに放出してから今のポジションに固定できましたし
最低でも流動性のある自由枠は1つ用意して
新戦力を育てる事は必要でしょう
しかし一方で、才能ある選手が飼い殺されているのも事実です。つまりは人材の浪費であり、NPBの損害となっています。そのため日本でもルールファイブドラフトは導入すべきと思います。
いくらいても困らないし
ホークスも投手を強奪してるから強いんです
これは残酷な方法論なのかもしれないですが、「ゆくゆくはレギュラーとして使う選手」と「バックアッパーとして使う選手」を明確に分けて選手により起用法を変えるやり方をとらないと、チーム内での役割付けが難しくなります。
かつての松井秀喜や高橋由伸みたいな、若くしてレギュラー間違いない選手は、なかなかいないもの。
しかも、阿部慎之助や坂本勇人は、レギュラーとして使うというのが明確だったから、ジャイアンツが伝統として決して若手や生え抜きを軽視しているとは言い切れないですね。
広島で野村謙二郎監督時代、堂林を使い続けていたのに今この状況、ただ若手を使い続けるというのが正解ではないですね。
巨人に問題があるとすれば、ベテランを切るタイミングの遅さでしょう。
今期の村田のように力が完全に落ちきってしまうと、そこからトレードしようにも八方塞がりになる。
小笠原や谷も力が落ちきってからの放出で、選手本人にとっても出場機会の減少というデメリットが大きかったはずです。
チーム内やファンから批判の声があっても、冷酷非情と言われても、まだ余力を残しているうちに切るのがチームと選手双方にとってベストです。
あとは、これは他球団にもあることですが、高橋や阿部のように一時代を築いた選手の「聖域化」によって選手起用が窮屈なものとなっています。
僕は「幹部候補生」とか「監督手形」などという言葉が大嫌いですが、このような引退後までを見据えた囲い込みにより、いま旬の年齢にある選手を見る機会を奪われてしまうのは、プレイそのものを愛するファンにとっては不幸でしょう。
阿部は素晴らしい選手ですが、別に彼がいなくても巨人は成り立ちます。
巨人の穴である一塁と三塁を埋めるために、彼をトレードした方が本当はいいチームを作れるのです。
身もふたもない言い方をすればそういうことです。
もちろん若手を抜擢して失敗することも多々あります。
巨人には坂本以降、抜擢すべき新人がいないというのなら、それはそれで問題ありでしょう。
素質の問題もありますが、抜擢しない、できない巨人の体質の問題もあるでしょう。
公表と平等の問題、お好きな感じですね。
25歳以下の各球団打席数は面白いかもしれません
実際にこの広尾さんの考えを実践して成功してるのが日本ハムです。
二軍では育成選手を取らずに65人前後の人数に抑えることで多くの打席を与えることで成長させ
積極的に一軍に抜擢させることで多くの生え抜きの若手野手を輩出しています。
若手野手育成のヒントは日本ハムにありと言えそうです。
巨人がまともになったら張り合いがなくなってしまって、ペナントレースがますます面白くなくなっちまう
大田はともかく、中井は時期がきたらFA宣言して、とっとと巨人から出て暴れ回って欲しいなー
しかし肝心なのは、付け焼き刃的に1シーズン乗り切るだけならともかく、そうして併用された選手は実力を伸ばしきれず、次のシーズン、さらにその次のシーズンで発揮できたかもしれないポテンシャルを大いに無駄にしているかもしれないということでしょう。
まあ、印象でモノを話しているだけではありますが、現在のセパOPS10傑がこれまでどのように起用されてきたか遡ってチェックすると面白いかもしれないですね。
坂本からの3年間の高卒ドラフトで取った野手が
思ったように独り立ちしないのが要因なんだろうな。
坂本27歳、藤村26歳、中井26歳、橋本25歳、大田25歳、立岡25歳
やっぱりオーナーが変わって方針が変わったのが効いてるのかな?
このうち、藤村は300試合近く出場してますし、中井と橋本は怪我しなければレギュラーになっていたと思います(橋本は今後レギュラーになれると思う)。
大田については確かにもっと1軍で経験積ませるべきだったと思いますけど、総じて、巨人の若手野手がノーチャンスとは全く思えない。立岡はトレード組ですけど、レギュラーになりそうですし。
今期の立岡と吉川の活躍を見て、大田・橋本・藤村・中井への同情心は消え失せました。
球団のプロスペクトとして一定のチャンスは与えられてきた大田らが伸び悩む一方で、
更に少ないチャンスを逃さず立岡は1番・中堅に定着し坂本以来の球団高卒野手100安打達成、
吉川も随所に光る物を見せシーズン終盤までチームに帯同しました。
岡本が今オフこれだけ騒がれているのも、フェニックスL・台湾WLでの好成績のみらず、
本来は井端リフレッシュ抹消中の体験昇格だったであろう期間に結果を残し、
シーズン終了までチームに帯同した事が大きいでしょう。
翻って、藤村は昨夏の片岡再調整抹消直後に自身も故障離脱し、
中井は今春開幕前の村田二軍再調整中に自身が拙攻・拙守を連発。
これでは首脳陣の信頼を得られる筈がありません。
岡本・藤村・中井にとって、今期のクルーズ・片岡・村田は決して高い壁とは言えませんし、
彼らに競り負けるようではクルーズがいようといまいとレギュラーは覚束ないでしょう。
大田と橋本にしても、ギャレットは未知数ですし、立岡が続けて活躍する保証もありませんし、
長野も今期は手術明けの言い訳が効きましたが来期も不振ならいよいよ立場は厳しいでしょう。
その時に即座に取って代われるレベルに自分たちが達しているのか、
そんなんでも彼らを使ったほうがマシとなってしまうのか、結局は自分たち次第です。
未知数のもの、不安が残るものは、却下して、他の補強を考える。その思想が巨人そのものでしょう。
リスクを冒さず「努力をしました」という説明ができる体制を作る、必ず消極策。だから巨人はだめなのでしょう。
また今年も他球団ならキャンプ中にやるような「競争」をシーズンが始まってからやるのでしょう。
そもそもひとのことを金持ち!呼ばわりしたら快くないでしょうし。
金満家には悪いニュアンスはないです。
言葉の意味合いが違いますね。
野球を27個のアウトを取るまで終わらないスポーツと定義づけたのが従来のセイバーメトリクスなら、選手年俸、ペイロールが年々上がり続けている中でのポスト・セイバーの時代では、効率の良いロースターを組み、25名による最大効率を目指すのが主眼になると、MLB複数球団のデータ分析に携わっている山本一郎氏が講演で述べていました。一定の予算額の制限がある中で、効率良く勝利数の最大化を目指すがトップ・プライオリティになるということ。
チームの戦力を「計算の立つ選手でベース戦力をプロット」し、その上で「複数選手で最も高い得点期待値を構築する(プラトーンシステムが代表例)」のが現在MLBの最前線の世界観だそうです。
例えば、本来は打率.240の力量の選手を、数少ない打席数とベストなタイミングで起用することで打率.270にする運用を目指す。そのことで、数年前、米西海岸の某球団では某守備位置のOPSを大幅改善することに成功したそうです。
巨人で言えば、前者は坂本(今季のWAR7.5)、全盛期の阿部。後者は大田や中井、藤村あたりになるのでしょうね。
巨人の内部では大田や中井、藤村は賞味期限ギリギリのそういう選手だと判断しているのかもしれませんよ。(もちろん、その判断が誤っている可能性はありますが)
今年の、立岡、堂上剛裕、吉川の移籍組の活躍を見たら、この3人以上にチャンスを貰えてるジャイアンツプロパーの若手がだらしない、これで済む話です。
選手が開花しないのは、よほど理不尽に個人を干している場合を除き、使ってくれない首脳陣の責任ではなく、限られた中で結果を出せない選手本人の責任です。
なぜそうなのかわかりませんが、巨人ファンは、選手が活躍しないのは、指導者や育成システムではなく「選手そのものが悪い」と言う傾向がありますね。
上層部の責任追及をしない、偉い人にはたてつかない物わかりの良さは、独特ですね。
じゃ、そんな素材しかとってこない巨人のスカウトやフロントの責任はどうなるのでしょう。
そうは思いません。「金持ち」と同等の意味ならば、それ自体にネガティブなニュアンスがあると思います。
大した話ではないですが。
今回の補強に関してはアナリストさんの
>>今年の、立岡、堂上剛裕、吉川の移籍組の活躍を見たら、この3人以上にチャンスを貰えてるジャイアンツプロパーの若手がだらしない、これで済む話です。
これが全てだと思います。
非常に興味深い話です。
フラッグシップディールで得た選手が移籍していきなり活躍をするのを見ると、選手もそういう仕組みを理解しているのでしょう。
NPBの選手とはメンタリティが全く違います。
原監督の長期政権が終わった今、一度チームを解体して立て直すべきだと思いますが、今オフの外国人選手中心の補強を見る限り、「高橋新監督の経歴に傷はつけられない」という意識が見え隠れしているように思います。
ただ、ここ2年程で枢軸となる選手の力が落ちたことで、猫の目打線的な選手の使い回しが増えてしまったということですね。