Jリーグが開幕したのが1993年、「百年構想」は1996年。サッカー界は大胆な業界再編を行い、プロ化するとともに、全国各地にフランチャイズを分散させようとした。そこには当然、課題があった。
サッカーと野球、どう違うか? 上|野球があぶない
サッカーと野球、どう違うか? 下|野球があぶない
一つは、サッカーのステイタスが低かったこと。野球に比べてファン層が薄く、一部の愛好者だけのスポーツとみなされていたサッカーがプロ野球のようにナショナル・パスタイムになるとは到底思えなかった。
そこでJリーグは本格的なブランド戦略を展開した。Jリーグのマークが現代を代表するクリエイターの大貫卓也の手になることはよく知られているが、Jリーグは徹底したマーケティング戦略によって、観客収入だけでなく、マーチャンダイジング、ライセンスなどのビジネスを強力に推し進めた。


また、Jリーグ、サッカーの発展には「世界戦略」が不可欠だった。日本人は、オリンピックなど国際的なスポーツ大会には熱狂的になる。マイナースポーツは、国際大会で活躍することで、一気にメジャーになる。
サッカーのプロ化の機運が起こった30年前の段階で、ワールドカップへの出場が、大きな目標となった。当時のレベルでは夢物語に過ぎなかったが、ワールドカップ出場は「プロ化」のカギを握る最大の目標となった。
サッカー協会は1988年にワールドカップの日本招致構想を発表。財界、日本政府がバックアップをして94年に招致委員会を結成。97年に日韓共催での開催が決まった。
まさに「Jリーグ構想」と「ワールドカップ日本招致」は、同時並行で推進されたのだ。
日本代表は1998年のフランス大会に初出場、2002年日韓大会をを成功させる。以後、ワールドカップは、日本人にオリンピックと並ぶ「国際的な大イベント」として認知された。そしてJリーグのスタイタスも飛躍的に上がったのだ。
現在は「国際サッカーの人気は高いが、Jリーグは今一つ」というギャップを生んではいるが、このブランド戦略は大成功だったと言えるだろう。

二つ目は競技人口の底辺拡大。昭和の時代「日本がオリンピックで活躍できないのは、優れた素材がプロ野球に流れてしまうからだ」と言われてきた。サッカーの競技人口も少なく、人材に乏しかった。
競技人口の拡大は、「百年構想」を実現させるうえでも絶対命題だった。
Jリーグは、コンセプトの段階で「ファームまで含めたチームの組織化」をうたっている。トップチームだけでなく、それに連なるすそ野の育成が重要だと認識していたのだ。
すでにクラブユースチームは、1978年には発足していたが、これをJリーグ各チームと結びつけた。
さらにサッカー協会は学校単位のサッカークラブも支援した。このあたりが、プロとアマが激しく対立する野球とは全く異なる。
サッカー少年は、学校でサッカーをプレーする他に、ユースでプレーするという選択肢もある。二つの少年サッカーの間には制度的な障壁はないのだ。
そしてサッカー協会は、幼児の段階でのファン層の醸成も行っている。サッカー協会は、県単位の協会に予算をつけて、すそ野の拡大を推進している。
たとえば高知県サッカー協会には年間、1000万円の予算が下りている。高知にはJリーグのチームはない。主として高知大学のサッカー部が、幼稚園、小学校低学年の子供を対象にサッカー教室を行っている。
この活動が、野球の競技人口を底辺から奪うことになっている。
少年サッカーも少年野球も、束脩は月数千円だが、野球は用具代などがより多くかかる上に、遠征などで父母が毎週のように駆り出される。しかも野球は旧来のスパルタがいまだにまかり通っている。
サッカーは父母の負担が軽いうえに、指導法も近代的だ。高知の場合、練習が終わったら大学生が子供の勉強を見ることもあるという。
そもそも野球は9歳以下の子供は相手にしない場合が多い。野球が理解できるようになった9歳以上の子供が少年野球の対象になる。
サッカーはボールをやっと蹴ることができるレベルの幼児も対象にする。子供が少年野球に入ることができる9歳の時点で、すでにサッカー少年になっていることも多いのだ。
こうしたすそ野拡大戦略は「野球から競技人口のすそ野を奪う」という明確な方針のもとに展開されている。
野球の競技人口減少の主因は少子化などではなく「サッカーに子供を取られたから」なのだ。
こうした「すそ野拡大」の予算は、ワールドカップによって得た収益から出されている。このあたりの首尾一貫性は、見事というほかはない。
付記するなら、サッカーは男子だけでなく、女子の取り込みも並行して行っている。「なでしこジャパン」の成功は、サッカーの「国際化」の一環であるとともに「女子も含めたすそ野拡大」の成功でもある。
Jリーグのチームが推進する組織化の中にはユースとともに「望ましいもの」として、女子チームの設立も含まれている。
私は2006年に連載が始まった吉田秋生の人気漫画「海街diary」の主人公浅野すずが、女子サッカーの選手だったのを見て、時代は確実に動いていると思った。


野球界も女子野球のプロリーグが誕生しているが、こと「女子」という点では、お話にならないほど水をあけられている。
引き続きご意見をいただきたい。
クラシックSTATS鑑賞
2015年福井優也、全登板成績【2ケタ勝利まであと一歩の9勝】
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中


そこでJリーグは本格的なブランド戦略を展開した。Jリーグのマークが現代を代表するクリエイターの大貫卓也の手になることはよく知られているが、Jリーグは徹底したマーケティング戦略によって、観客収入だけでなく、マーチャンダイジング、ライセンスなどのビジネスを強力に推し進めた。
また、Jリーグ、サッカーの発展には「世界戦略」が不可欠だった。日本人は、オリンピックなど国際的なスポーツ大会には熱狂的になる。マイナースポーツは、国際大会で活躍することで、一気にメジャーになる。
サッカーのプロ化の機運が起こった30年前の段階で、ワールドカップへの出場が、大きな目標となった。当時のレベルでは夢物語に過ぎなかったが、ワールドカップ出場は「プロ化」のカギを握る最大の目標となった。
サッカー協会は1988年にワールドカップの日本招致構想を発表。財界、日本政府がバックアップをして94年に招致委員会を結成。97年に日韓共催での開催が決まった。
まさに「Jリーグ構想」と「ワールドカップ日本招致」は、同時並行で推進されたのだ。
日本代表は1998年のフランス大会に初出場、2002年日韓大会をを成功させる。以後、ワールドカップは、日本人にオリンピックと並ぶ「国際的な大イベント」として認知された。そしてJリーグのスタイタスも飛躍的に上がったのだ。
現在は「国際サッカーの人気は高いが、Jリーグは今一つ」というギャップを生んではいるが、このブランド戦略は大成功だったと言えるだろう。

二つ目は競技人口の底辺拡大。昭和の時代「日本がオリンピックで活躍できないのは、優れた素材がプロ野球に流れてしまうからだ」と言われてきた。サッカーの競技人口も少なく、人材に乏しかった。
競技人口の拡大は、「百年構想」を実現させるうえでも絶対命題だった。
Jリーグは、コンセプトの段階で「ファームまで含めたチームの組織化」をうたっている。トップチームだけでなく、それに連なるすそ野の育成が重要だと認識していたのだ。
すでにクラブユースチームは、1978年には発足していたが、これをJリーグ各チームと結びつけた。
さらにサッカー協会は学校単位のサッカークラブも支援した。このあたりが、プロとアマが激しく対立する野球とは全く異なる。
サッカー少年は、学校でサッカーをプレーする他に、ユースでプレーするという選択肢もある。二つの少年サッカーの間には制度的な障壁はないのだ。
そしてサッカー協会は、幼児の段階でのファン層の醸成も行っている。サッカー協会は、県単位の協会に予算をつけて、すそ野の拡大を推進している。
たとえば高知県サッカー協会には年間、1000万円の予算が下りている。高知にはJリーグのチームはない。主として高知大学のサッカー部が、幼稚園、小学校低学年の子供を対象にサッカー教室を行っている。
この活動が、野球の競技人口を底辺から奪うことになっている。
少年サッカーも少年野球も、束脩は月数千円だが、野球は用具代などがより多くかかる上に、遠征などで父母が毎週のように駆り出される。しかも野球は旧来のスパルタがいまだにまかり通っている。
サッカーは父母の負担が軽いうえに、指導法も近代的だ。高知の場合、練習が終わったら大学生が子供の勉強を見ることもあるという。
そもそも野球は9歳以下の子供は相手にしない場合が多い。野球が理解できるようになった9歳以上の子供が少年野球の対象になる。
サッカーはボールをやっと蹴ることができるレベルの幼児も対象にする。子供が少年野球に入ることができる9歳の時点で、すでにサッカー少年になっていることも多いのだ。
こうしたすそ野拡大戦略は「野球から競技人口のすそ野を奪う」という明確な方針のもとに展開されている。
野球の競技人口減少の主因は少子化などではなく「サッカーに子供を取られたから」なのだ。
こうした「すそ野拡大」の予算は、ワールドカップによって得た収益から出されている。このあたりの首尾一貫性は、見事というほかはない。
付記するなら、サッカーは男子だけでなく、女子の取り込みも並行して行っている。「なでしこジャパン」の成功は、サッカーの「国際化」の一環であるとともに「女子も含めたすそ野拡大」の成功でもある。
Jリーグのチームが推進する組織化の中にはユースとともに「望ましいもの」として、女子チームの設立も含まれている。
私は2006年に連載が始まった吉田秋生の人気漫画「海街diary」の主人公浅野すずが、女子サッカーの選手だったのを見て、時代は確実に動いていると思った。
野球界も女子野球のプロリーグが誕生しているが、こと「女子」という点では、お話にならないほど水をあけられている。
引き続きご意見をいただきたい。
クラシックSTATS鑑賞
2015年福井優也、全登板成績【2ケタ勝利まであと一歩の9勝】
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中
コメント
コメント一覧
ドッジボールにせよサッカーにせよ、子供に人気、オトナになると離れられてしまうんじゃ、やるせないもの。
やっぱ野球や相撲のように大人の嗜みであることが一番(金も回るw)
それはありえないでしょう。子供時代に好きなものが、大人になってから好きなものよりも強いのは当たり前です。
宮城や北海道なんて、後から来たプロ野球チームに豪快に客とられてますよ。もはや跡形もないほど人気格差があります。
「Jリーグはプロ野球にお客を取られた」とJリーグクラブ社長自らが認める発言まで出てきてしまってる始末。
んなわけないでしょ広尾さん
じゃあ私は未だにミニ四駆やヨーヨーや縄跳びや鬼ごっこやサッカーを嗜んでいるはず。
でも、大人の私は一つも嗜んでませんよ。
それより大人になってから身につけた趣味の方が強いです。プロ野球も相撲も登山も全部大人になってから。
子供のときは興味すらありませんでしたよ
MLBが国際試合に選手を出したがらない、他国のリーグをセカンドリーグ化している、これでは野球の真の国際化を阻んでるとしか言えない。
日本の野球から見ても、国際化という言葉は、=NPBとMLBの間の関係のみをほぼ指してるのであり、国際化という言葉を使うことに疑問を感じることはあるが、侍ジャパンの試みは日本の野球の裾野を広げると共に真の国際化への足がかりにはなると思うので良いと思う。
広尾さんは、日本の野球の裾野が広がり強くなりMLBとだけ対抗できるならそれだけで良いと思われるか、それともそれ以上の世界的な裾野の広がりまで望むか?
どうも野球の国際化を語る人においても前者までで考えがとどまってしまう点でサッカーとは大きく差がある。
そういう私も9つまではサッカー少年やってましたね(笑)その後、たまたまクラスが野球好きが多かったこともあって野球にシフトしましたが。(昼休みに校庭でサッカーは禁止、野球はゴムボール使った手打ち野球ならOKだったのも大きい)
それでも野球に客を取られているのは別の理由からじゃないかと思います。
子供を取り込むような施策は今後あっても良いと思いますし、DeNAがやっていた、神奈川県の小学生全員にベースボールキャップをあげるなどというのは子供は嬉しいでしょうね。
女子という意味ではサッカーがより女の子でもやりやすいからというのがあると思います。やっぱり接触禁止だったり、見えないほどの速さの硬い球が飛んでくることが無いのは大きいと思います。
アメリカでも女子はサッカー、男子はアメフト、みたいなざっくりとした区分けがありますし。とはいえ、じゃあ女性陣に嫌われて良いかというとそうではなく、好かれないまでも嫌われない施策も必要でしょうね。
>こうしたすそ野拡大戦略は「野球から競技人口のすそ野を奪う」という明確な方針のもとに展開されている。
サッカーのみならずスポーツのレベルアップにはすそ野の拡大が必要だからやっているだけで、野球から奪う目的ではないはずです。
Jリーグ百年構想の中に「スポーツを通じた幸せな国づくり」という文言があります、別にサッカーじゃなくてもいいんです。現にサッカークラブの名前を関した陸上、自転車、バスケ、バレーボール、そして野球のチームがあります。
これらはサッカークラブと資本関係はなく、地域の総合スポーツクラブブランドとして人々にスポーツに接してもらうという発想であり、だからこそ地元自治体や行政の協力も得られる。
「サッカーの底辺拡大はするが、サッカーだけではダメ」という視野の広さ、目標設定からして野球のそれとは違うのだと思います。
しかもJリーグは広島VS大阪、日本シリーズは福岡VS東京
報道量も放映権料も全く違うのに…
たった20年でここまで這い上がってきたJリーグは驚異的ですね
プレミア12は野球とサッカー直接対決で野球が勝利しました
しかしその実態は…
ナイター中継数減少や、サッカーと野球の視聴者層の違いにより、益々野球がマニアック化していくのでは無いかと見ています
五輪後、私も見に行ってた世界の釜本が出る、西が丘でのヤンマー対読売ですら観客は4~500人・・レベルも低かったのも事実で、外国チームからは舐められ放題酷かった。
このことがあったので、今の日本ラグビーも同じ轍を踏まないようにと祈っていますが・・。
方や人気に胡座をかいてきた王者?野球界は敷居が高くなり、気が付けばキャッチボールする場所等の問題以前に、キャッチボールすらしたことのない親が多くなった次第。(道具台だけでなく、プロ野球観戦料金が家族で行くと万越えのブルジョワ向け興業)
「言葉のキャッチボール」という会話の比喩表現が、「 言葉のパス交換」に置き換えられる日も近いのかも・・。
ちなみに独サッカーのビッグデータが注目を集めいますが、勿論ほかのスポーツ(野球だけでなく)にも活かすことで益々楽しくなるとおもいます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/070902300/
サッカーの理念と野球界の現状評価について参考になればと思うのですが、
http://spozium.com/contentsholder/
にある「アジアと「共に成長する」モデルを掲げる~」と「日本の野球文化発展のために~」でJリーグの国際部とNPBエンタープライズの広報部の方が取材を受けていますね。比較するとJリーグとNPB、日本からのサッカーと野球の海外展開、普及の方向性の違いが見えてきます。
Jリーグの方が「アジアと共に成長する」「アジアのお金はJリーグにではなく、アジアのために」という理念を掲げています。NPBエンタープライズの方では野球の普及のための事業展開、市場開拓のための条件が提示されていました。スポンサーとの事業展開についてはJリーグにはその例が示されています。NPBも同様の事を狙っていくのでしょう。またNPBの記事では後半部分に国内野球に対する現状の評価と普及の方向性が示されています。
エンタープライズはこれまでの日本野球にはなかった新しい試みで期待しているのですが、設立趣旨やこの手の取材を見ているとやはり本質的には企業であり事業である、目的は市場である、と感じます。まだ野球やリーグの普及は優先的ではなさそうです。事業収入の増加を待ってから手を付けるのでしょうか。アカデミーの設立、クラブの設立支援など踏み込んでもらいたいですね。
代表なら別にサッカーじゃなくても良いってのがバレてしまったのはサッカー界にとっては痛恨。
Jリーグ創設と同時期に放映されたフジテレビの深夜番組「デタカルチョ」が強烈な印象に残っています。視聴者参加型のJリーグ試合結果予想番組で、番組名でもわかるとおりトトカルチョからの発想です。
「デタカルチョ」YouTube
https://youtu.be/FVBBn_pS6sk
進行役に吉田真希子と吉田真由子の美人姉妹の起用、抑揚を抑えたクールな演出、予想番組といっても競馬放送みたいな親父クサさはまったくなく、今思うと野球=オヤジ、サッカー=若者(美女)というイメージの先鞭をつけた番組だったのではとさえ感じます。仲間内ですごい話題になり、みんなで観ていました。
番組ができた経緯は知りませんが、当然Jリーグには筋を通したはずです。Jリーグやサッカーのファン獲得の一端としてこういう番組もアリと判断したJリーグ、大学生だった私の目にはとてもスマートに映り、野球もいいけどサッカーもね、となりました。
そして所属していた草野球チームのメンバーでサッカーチームも作ることになって、まずはチームのサッカージャージを作りました(笑)。
糸井キヨシですね
エンタープライズには知り合いがたくさんいるのですが、NPBでは完全に非主流派で全く力がありません。残念なことです。
四歳~九歳の幼児体験があったおかげで、少なくとも他の大人のたしなみよりはサッカーが選ばれる可能性高くなると思いますが。よっぽどそれが記憶から消したいような、それこそ少年野球の指導者からギャンギャン怒鳴られた、というような嫌な思い出なら別ですが。
それにこれだけ余暇の楽しみ方の種類が増えた時代、サッカーを離れたからといって野球に来る保証はありません。それこそ音楽からゲームから釣りからスキーサーフィンと。
地域によって思ったほどサッカー人気が増えてない、というのは確かにあると思います。
成人の話になってしまいますが、自分の周りそもそも競技スポーツに全く関心のないタイプの人も多く、サッカー国際大会なんて興味ない、という人いますが、勿論そんな人なら尚更プレミア12なぞ存在自体知らないでしょう。そのような人が大人のたしなみで野球を選ぶ可能性はかなり低いでしょう。
町を歩けばやはりサッカー少年の方が多いのを感じます。勿論野球のユニフォーム着た子供も居て、野球ファンの私は嬉しいのですが、残念ながらここのサイトで何度も指摘されてる通り、普段着で(つまり特定のチーム以外で、或いはオフ時に)サッカーボール蹴って遊んでる子は沢山居ても、野球のそれはほとんど見ないというのは紛れもない事実です。
私はこのテーマで本を書く準備をしているのですが、取材したJの関係者は明確にNPBから顧客を奪う戦略を立てていました。
そもそも、JリーグはNPBを徹底的に研究し、それを反面教師として作られています。
どんな事業でもキャッチアップする対象、シェアを奪う対象を想定せずに立ち上げることはありえません。
こんな大物でもこう言っているのに、狂信的な野球ファンはそれを一切認めず、そればかりかサッカーのほうが落ちてるだのサッカーのほうが先がないだの言って現実を見ずにひたすらサッカーサッカー言ってますw
さすがに苦笑いですこれにはw
そういうことではないですよ。
それでも「サッカーに子供を取られたから」という言い方には違和感を覚えます。
野球少年がサッカーに転向したのであれば、「取られた」という表現になりますが、現実には、何もしていない子供がサッカーを選択しただけです。
「サッカーにとられた」というよりは、「サッカーが先着した」「サッカーがより早くアプローチする」と言うべきと思います。
この現象を取られたとする背景に「子供はすべからく野球をするものだ」という先入観がすけて見えます。
表現には検討の余地ありです。
2014年5月15日にJFA(日本サッカー協会)が「グラスルーツ宣言」を行ったそうです。
これの目的は競技人口を増やし逸材を見つけることではなく
『サッカーをみんなのものにすること』だそうで
引退なし、補欠ゼロ、施設の確保などを目標にしています。
つまりプロを目指さない人や、万年補欠で試合に出られないようなあぶれ者たちが長く楽しくサッカーをできる環境を作るということです。
自分の経験談ですが、僕は中学と高校でバスケットボール部に所属していましたが、中学では3年間補欠で試合に出たことがなく、
高校でも自分の実力が無いため周囲がイライラすることが多く
居心地の悪さを感じて途中で部活を辞めてしまい
興味があったはずのバスケが大嫌いになりました。
子供の野球離れの中には「野球に興味があった」「野球が好きだった」はずの子供がアンチ野球になっているケースも多いのではないでしょうか。
サッカーはこのグラスルーツ宣言で「好きだ」を「もう嫌いだ」にさせないようにしたいのだと思います。
エンタープライズがNPB非主流派というのは、なんとも悲しいですね。
日本の中での野球、世界に対しての日本野球など、事業としてでも野球のことを考える組織を期待しているので。今でも組織されればやるべき事は山積しているでしょうに、世代交代を待たねばならないかのような状況では堪りません。
グラスルーツは当サイトも注目するところです。
北海道や宮城でjリーグからプロ野球にファンが移ったというのは、もともと巨人を応援していた野球ファンが、地元にプロ野球チームが出来たので、そのファンになっただけです。新規開拓といっても、元々野球を知っている昭和世代がファンについただけで、子供たちを取り込んだわけではありません。
今の子供たちは野球のルールも知りません。将来大人になっても、ファンにはなってくれません。現在は昭和世代がいっぱいいるので大丈夫でも、将来は非常にまずいのです。
子供がスポーツを選ぶのに大きな影響をもっているのは親です。特に母親。ですから女性競技者を増やすことは非常に意味があります。女性競技者を増やす取り組みを野球もするべきです。また、小さいころに始めたスポーツは基本的に続けていくことが多く、他のスポーツに流れることはまれだと思います。サッカーでレギュラーになれないため、野球を始めることは多いとは思いますが。ですから、野球を始める年齢が遅いという事はフィジカルエリートはサッカーに取られ、そこから落ちてきた競技者が野球に流れるという構図が出来上がるのです。これでいいんですか。野球も小学校入学前の幼児世代にアプローチしていくことが必要ではないでしょうか。
これは野球組織が一体化し、プロ野球機構が予算をねん出し、各県単位の支部に費用を出さないと不可能だと思います。侍ジャパンの利益はそのことに使うのがいいのではないでしょうか。(利益はあるのか?)サッカーのパクリで何が悪い。いいところは取り入れるべきです。
でも、現実的には日本人のフィジカルエリートは野球に流れているのですよ。
おかげで日本サッカーは残念ながら、世界で主流のフィジカル強化の流れに完全に乗り遅れている有様です。
結局のところ、困っているのは野球だけで、サッカーは困っていません。世界は圧倒的にサッカーが一番なのです。
そうした中で、野球ファンが「プレミアが代表戦より視聴率が高い!」というのは「魚沼産コシヒカリの方がヴィロンのパンより人気」と同じくらい滑稽です。
日本人はもはや米もパンも食べるしパスタ、タコスも食べるのですから、スポーツも同様に選べるようにすべきです。
米しか食べてはいけない、と同じように野球道しかやってはならない、ではなく、野球もテニスもサッカーも同じようにやる。さて、職業にするにはどうやらプロ野球が良さそうだ、ということが普通でしょう。世界には野球好きのジョーダンやサッカー好きのボルトのように好きなスポーツではプロになれなくても一流の人はいます。
なぜ、野球ファンは野球しかやってはならず、野球しか観てはいけない、というような世界観なのでしょう。そこが改ればみんながハッピーになれるのでは?
個人的には、幼少期は、お金や環境次第ですけど、アメリカみたいに野球、サッカーに限らず複数経験してほしです。それがスポーツの裾野を広げて、子供の可能性を発掘してほしいです。
http://number.bunshun.jp/articles/-/823930
>届かにゃいさん
日本のサッカー指導者は、「小柄だが、技術に優れている選手」と「大柄で運動神経も優れているが、技術が未熟な選手」の場合、前者を選択する傾向があるようです。
現在戦っているU-23代表で言えば、鈴木武蔵や植田直通のような選手は稀なケースで、表舞台に出てくる前に消えていった選手も多いのでしょう。
子供達にも色々な選択肢が増えていい事だと思います。
巨人だけがプロ野球界を牛耳ってはいけないと同様、野球だけがスポーツ界を牛耳る、「サッカーに子どもたちが流れるのはまかりならん!」という態度では先が思いやられますから。
2年に1度しかない野球の世界大会の本大会しかも自国開催とW杯アジア二次予選の確かアウェーを比べてギリギリ野球が視聴率で勝ちました
しかし野球の視聴率は50代以上の男性の視聴率が異常に高くそのほかの性別と年代ではサッカーに視聴率で負けました50代以上はテレビ視聴者がとても多いので視聴率をとても引き上げてこうなりました
野球の視聴者は特にM4と呼ばれる65歳以上の男性が多いので今は良いですがこれからどんどん亡くなって減っていきます
番組のスポンサーとしても購買力のない未来のない年配男性に人気の野球よりも購買力のある層や若者や女性に野球より人気のサッカーの視聴率の方が差がそれほどでもなければ効果があります5年後10年後の野球が心配です
フィジカル・エリートを先天的身体能力の上位1%と定義しても、6359人が該当します(その内の2人が大谷と藤浪)。何千人かは野球選手で、何千人かはサッカー選手なのでしょう。
問題は、野球に回るフィジカル・エリートの減少が予測されることです。
もちろん0人になることはないので、それで良しとすればそれでいいです。
既に両競技における認知は全国に行き届いており、対照的な競技カラーも相まって、ある程度の棲み分けが成されているのではないでしょうか。
極論をすれば、高コストでルールが複雑な野球はホワイトカラー向けであり、一方、低コストでルールが単純なサッカーはブルーカラー向けだとも言え、貧困化が進む日本の経済情勢では、サッカーへの需要が高まっていくのも、ある意味、自然なことなのかもしれません。
この先、野球の普及を目指すとするならば、MLBが中南米で行っているようなアカデミーの創設などを好例に、かなり大胆な投資が必要になってくるのではないでしょうか。