「清原の悲劇」から学ぶべきこと、読者の声 その2|野球があぶない



高学歴だからまともな人間だというわけではない、という議論。
プロ入り後の環境も酷い
ABC

清原容疑者に関してはプロ入り後の環境も酷いように思えます。プロ球団あるいはメディアは18歳の若者を社会人として扱っていたでしょうか。彼の言動を番長キャラだのと言って囃し立て問題を矮小化していました。巨人に入って露出が増えるとともに酷くなっていったと思います。18歳に野球をやってればいいどころか、野球をやってれば何をしてもいいと植えつけたのは、むしろプロ野球とメディアではないでしょうか。
 反社会勢力に関しても、個人がアウトローまがいのものを好む程度なら球団の研修等で指示する他ないでしょう。しかしメディアと野球界は未だに反社会性という言葉を理解していません。一部報道では清原容疑者は反社会勢力とのつながりを誇示していたとあります。メディアはプロ野球選手と反社会勢力との関係という問題も矮小化する傾向があります。NPBが暴力団廃絶を訴えていますが選手に対してもっと強く働きかけるべきでしょう。野球関係者も、茶髪だの金髪だのヘアスタイルよりもヤクザと付き合うなと口にすべきでしょう。このままでは社会一般の価値観との乖離が進んでしまいます。 
 こういった点は広尾さんが以前も記されたように社会性がない、と感じますね。

若い経営者の轍
一メジャーリーグファン

昔、アスキー創業者の西和彦さんの講演を聞いたことがあるのですが、ITで起業して株式公開などして大金を得た若い経営者はほとんど金遣いがおかしくなって結局ビジネスから退場する、そうならないごく一部の起業家だけが継続的に成功するとおっしゃっていました。時期的に野球にも関係するライブドアや楽天が勢いが出てきていた頃です。彼らは野球選手と違って多くは普通の教育を受けてきた人達です。お金の管理を若く経験の浅い人に任せず上手くやっていく必要があると思います。海外でもアレン アイバーソンを始め巨額の収入があったアスリートが破産している例は枚挙にいとまがありません。彼は離婚裁判で、「俺から慰謝料取ろうとしたって今日、ランチのサンドウィッチを買う金もないんだ。」と言ってポケットから10ドル札かなにかを出して、「これが俺の有り金すべてだ。」と言ったそうです。

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京都大学アメフト部
化石

京都大学アメフト部レイプ事件が示すように、勉強が出来るからと言って、品行方正だとはいえません。
勉強ができても駄目な時は駄目です。
野球さえできれば許されるという環境を廃するべきだという意見はその通りですが、それだけでは十分とは言えないと思います。

アナリスト

京都大学のアメフトは、日本のトップレベルだった時代はそれこそ「勉強そっちのけの練習」で強さを保っていたのを知っていますか?(弱体化した現在は存じ上げませんが)
だから、文武両道とも言い切れないでしょう。
慶應の医学部学生でも、15年くらい前に女学生を集団暴行したり、これは「勉強一筋」できた人間の問題でした。
いうなれば、「スポーツでプロ選手か日本代表」と「高度専門技術職か国家資格取得か博士号取得」で両立出来る人なら問題ないでしょう。
他のつまらんことに目をくれてるヒマないだろうし。

「悪い」金の使い方を教える人はたくさんいる
化石

清原が「野球以外には何も学んでこなかった」のは事実と思います。
しかし、特別な資産家家庭にでも生まれなければ、20代までに大金の使い方を学ぶ機会はありません。これは東大出だろうが高卒だろうが関係ありません。
ところが、大金を持った若者に「悪い」金の使い方を教える人はたくさんいます。
大事なのは球団が引退後の生活、セカンドキャリアについて、教育していくことでしょう。そうすれば、巨額年俸の使い方も交際する相手変わってくるはずです。
高校までの座学は、このような教育の効果を高めるはずなので、高校までもよく勉強して欲しいと思います。それだけでは不充分ですが。

五輪復活も危ういのでは?


警視庁は現役時代から清原を捜査対象として見ていたそうですね
マスメディアは一向に触れませんが(あえて?)、NPBのドーピング検査に対する管理体制の不備が問われることになるでしょうね
そうなったら五輪復活も危ういのでは?
事態が大きくなればなるほど、IOC委員の耳にも入りますし、何より「開催地限定での復活」という弱い立場ですので、除外も考えられますね
そうなった時は野球界が恥をかくのでは?
個人的には野球が普及活動に利用するために、五輪復活することにあまり意味はないと思っているので、自ら辞退することも考えておいた方が良いと思いますね

yutaro

先に書かれた方がいるように、そういう方面で留意しているアメリカでも、トラブルを起こすケースが珍しくない事から、早いうちに大金が手に入る事から本人のみならず周囲がおかしくなるのは否定出来ないでしょう。
(現役時代度々トラブルを起こしたタイ・カッブが、金銭方面では至極真っ当だったというのも、転落の可能性=本人の性格ではない事を裏書きしているともいえる。要は誰でも危険性はある)
金銭限定で無くても、引退後のセカンドキャリアに失敗するケースは後を絶たないのも事実でして。
MLBでも、シリングのケースがありましたが、日本でも引退後芸能界に華々しく登場した新庄がアッサリ消えてしまった事例があります(ケイダッシュに所属してアレだったから、余程才能が無かったのだろう)。
「彼は野球をするから注目されるのであって、タレントやったらダメでしょ」と張本氏が「真っ当な」事を言っていました。


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