“失われた5年間”を経て、井川慶がNPBに復帰する。オリックスと契約する運びとなったのだ。
彼のアメリカでのキャリアは悲惨の一語に尽きる。



チャンスを与えられたのは1年目14試合、2年目2試合だけ。その後3年間はMLBに上がる機会を与えられず、AAAスクラントンで投げ続けた。球団記録の28勝を挙げたが、それは勲章とはいえない。
井川慶はグリーンカードを取得、アメリカに骨をうずめるつもりだったと言われる。しかし、どこからも声がかからなかったのだ。今になってようやく日本球界復帰が決まったのは、彼がどこでもいいから野球をやりたいと思うようになったからだろう。
AAAでの数字をみると、MLBでエース級は無理だとしても、先発ローテの下の方くらいの実力はあったかもしれない。あるいは中継ぎなら通用したかもしれない。しかし一切機会は与えられなかった。高い年俸は一員だっただろうが、活かす気があれば方法はあったはずだ。
なぜ、井川はかくもニューヨーク・ヤンキース=NYYから拒絶されたのか、誰かが井川、NYY双方にヒヤリングすべきだと思う。
MLBでは井川から、「日本のエース級でも通用しないことがある」という教訓を得たようだ。
スポーツ新聞は金子、寺原、中山、フィガロ、マクレーン、西の6人。さらに小松、木佐貫、近藤ら経験のあるベテランも控え、井川の加入で、質量ともに、他球団を圧倒する投手陣となる。
と手放しだが、オリックス投手陣は怪我や故障が絶えない。フルに回転するとは思えない。
また、ファーム暮らしがほぼ5年も続いた井川がトップリーグですぐに通用するかどうかは疑問だ。
「1カ月くらいかけてもどしたらええねん」と岡田監督は鷹揚だが、「ファーム暮らしの井川は腐っていなかったか」も注目ポイントだ。
誰か、『井川慶の1800日(5年間)』を書く作家はいないだろうか?
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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チャンスを与えられたのは1年目14試合、2年目2試合だけ。その後3年間はMLBに上がる機会を与えられず、AAAスクラントンで投げ続けた。球団記録の28勝を挙げたが、それは勲章とはいえない。
井川慶はグリーンカードを取得、アメリカに骨をうずめるつもりだったと言われる。しかし、どこからも声がかからなかったのだ。今になってようやく日本球界復帰が決まったのは、彼がどこでもいいから野球をやりたいと思うようになったからだろう。
AAAでの数字をみると、MLBでエース級は無理だとしても、先発ローテの下の方くらいの実力はあったかもしれない。あるいは中継ぎなら通用したかもしれない。しかし一切機会は与えられなかった。高い年俸は一員だっただろうが、活かす気があれば方法はあったはずだ。
なぜ、井川はかくもニューヨーク・ヤンキース=NYYから拒絶されたのか、誰かが井川、NYY双方にヒヤリングすべきだと思う。
MLBでは井川から、「日本のエース級でも通用しないことがある」という教訓を得たようだ。
スポーツ新聞は金子、寺原、中山、フィガロ、マクレーン、西の6人。さらに小松、木佐貫、近藤ら経験のあるベテランも控え、井川の加入で、質量ともに、他球団を圧倒する投手陣となる。
と手放しだが、オリックス投手陣は怪我や故障が絶えない。フルに回転するとは思えない。
また、ファーム暮らしがほぼ5年も続いた井川がトップリーグですぐに通用するかどうかは疑問だ。
「1カ月くらいかけてもどしたらええねん」と岡田監督は鷹揚だが、「ファーム暮らしの井川は腐っていなかったか」も注目ポイントだ。
誰か、『井川慶の1800日(5年間)』を書く作家はいないだろうか?
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コメント
コメント一覧
速球の威力がどうなのか気になるところ。去年オリではパクチャンホを楽しみにしていましたが、こんな形でまたメジャー帰りの選手を見ることになるとは。
MLBのオファーをここまで待ったのでしょうが、この成績ではマイナー契約すら無かったのでしょう。
中南米で投げるよりはマシと思ったのでしょう。
オリックスではファンも追いかけまわすマスコミも少ないでしょうから気楽にやれるでしょう。
今からキャンプのやり直しで、交流戦ぐらいから投げるんじゃないでしょうか。
甲子園拒否とか契約に入っていそうですが。
ポンコツをいかに高く売りつけるか、これこそ商売の真髄であるところ、彼は自分の無能さを見破られることなく、ヤンキースというアメリカの最高の名門に高値をつけて売りつけたのですから。
アメリカに一矢報いた思いです。
井川、あんたはエライ。
マイナー生活でも淡々とこなして文句も言わずに投げるのがGMたちの癇に障るみたいな感じでした
当時のGMはかなりアレですが溶け込もうとしなかったorできなかった井川にも非がないとは言えません
しかし年俸の問題でモメてトレードをしなかったのですから責任はヤンキース球団側の割合のほうが大きいとは思います
ただ、ヤンキースも決して裕福とは言えないサンディエゴにポスティング金の負担を求めたのはどうゆう理由からだったのか、理解に苦しみます。ただ単に財政的観点からか、井川に対する“いけず”だったのか…
再び日本で活躍してほしいですね。この悔しさをバネにして。
結局、井川もメジャー球や硬いマウンドに対応できない選手、ということで、メジャーに上がれなかったと思っている。
長谷川は2年目位からようやく対応できるようになったといっていたが、はたしてダルビッシュは?長谷川タイプになれるか、井川松坂タイプになるか(コントロールに関しては後者かな?)。
メジャー帰りの先発投手の好成績と言えば、2006年の石井一久(NYM→ヤクルト)の11勝ですが、今年の川上・井川は10勝てれば復帰大成功ではないでしょうか。
またNYYは2009年からペイロール圧縮に取り組んでおり、松井放出もその一環。努力の結果2012シーズンは2億ドルを切る見込みです。
井川の年俸は400万ドルですが、課徴金の常連であるNYYは40%の「オマケ」が付くので、メジャーに上げた場合の実質負担金は560万ドルと高額。これはロングマンやモッパーには高すぎる。よってやむなく飼い殺しを決めたのでしょう。ローテからこぼれた時点で、井川の命運は決していたのだと思います。
お久しぶりです。岩隈が似たような道を歩みそうで心配です。
お久しぶりです。岩隈もそうですし、和田毅もローテが危うくなってきましたね。ダルビッシュでさえ、速球はかなり打たれています。
一時は縮まったMLBとNPBの差が、ここ数年でまた広がってきているように感じられます。日本人選手の質が急落したわけではなく、MLBが毎年進化しているので、相対的に通用しにくくなっているのではないでしょうか。(キャンプを見ていても、ゴツい体格ながら柔らかく広角に打ち分け、きちんとボールを見極める打者の多いこと。)
そして今年最も過酷であろうAL東地区と西地区に、日本人選手が集中しています。彼らは単なる「MLB挑戦」ではなく、それよりも何段階か厳しいステージで戦っている。苦戦は間違いないですが、なんとか一矢を報いてもらいたいものです。
MLBのすごさを実感したのは東京ドームでの開幕シリーズですね。打撃練習で、6番くらいまでの打者はいとも軽々とスタンドに運ぶ。小さな打者でもパワーがある。それと実に柔らかく体を使ってセンター方向に良い打球を飛ばす。こういう打者は日本にはほとんどいないと思いました。