序盤戦のNPBでのソフトバンク和田毅の活躍は、大きな驚きではないだろうか。

かつてのNPBでMVPを獲得したこともあるエースは、MLBにわたったが4年間で5勝5敗ERA3.36、と米1年目にトミー・ジョン手術を受けて1年を棒に振ったこともあって、十分な登板機会を得られぬままに日本に復帰した。
しかしすでに35歳。使うことができれば公人と言う程度の期待だったと思うが。

昨日時点のパ・リーグの投手ランキング

PL-20160423


和田は4/19に約6年ぶりで完封勝利を飾るなど、防御率順位は5位、驚くべきは奪三振数でも、SO9でも、SO/BBでも5位以内につけていることだ。

ランキングの中ではスタンリッジに次ぐ高齢でありながら、「130km/hの剛速球」は健在。むしろ、制球力などは渡米前より上がっている感がある。

ソフトバンクは圧倒的な戦力と言われてきたが、先発投手陣は武田翔太以外にめぼしい投手がいなかった。
昨シーズン途中から加入したバンデンハークが目覚ましい活躍を見せたが、長くエースの座にいた攝津正が衰え、難病から復活の兆しを見せた大隣憲治も投げられず。唯一の弱みかと思われた。成績が下降気味だったジェイソン・スタンリッジを放出したのも早計だと思われた。

しかし今季、和田毅が力強く復帰、素材としては高く評価されていた千賀滉大も一本立ちし、先発投手陣でもトップクラスになりつつある。

和田毅を取り上げれば、松坂大輔の名前が浮かんでしまう。
同世代、そしてパ・リーグのエースとして君臨したのちMLBへ、トミー・ジョン手術を受けた後にNPB復帰。
右と左の差こそあれ、同じような軌道で今はチームメイトとなっている。
しかし松坂は4/20にウェスタンの中日戦で52球2回4被安打2失点と言う出来。「悪いことばかりの中で、何球かはいい形があった」とコメントしたが、一線復帰ができず苦しんでいる。

松坂大輔、和田毅ともに3年12億円(+出来高)。同じ評価を受けた一方の投手が活躍する中で、もう一方の松坂の心境が思いやられる。

巨大な成功体験が、その後の人生を狂わせたということか。せめてもう一花咲かせてやりたいとの思いがわいてくる。


田部輝男、チーム別&投手別&球場別本塁打数|本塁打大全

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