私はこの時期以降のあぶさんはオンタイムでは意識して読んでいない。30代になり、仕事が忙しくなったからだ。今、読んでみて明らかな変質を感じる。


47巻 1991年、お千代が大虎から息子夫婦のもとに去る。「恋の宿」で45歳の景浦安武は三冠王を志す。高知のキャンプでも抜群の体力を示す。開幕から4番左翼景浦。藤村冨美男が景浦の姿をスタンドから見守る。実際の藤村は翌年没。

48巻 景浦は絶好調。三冠王に照準を合わせる。西武の義弟小林満は清原の代打に立つなど絶好調。100歳を過ぎた武藤わか「44歳の三冠王」執筆。
オールスターに選ばれ、秋山幸二の代打で代打逆転サヨナラ本塁打。景虎は今年も甲子園にハマる。大虎の桂木虎次郎、娘婿の三冠王のため、亡き妻の墓に詣で「三冠」という酒を買ってくる。ロッテ平井光親との首位打者争いが激化する。




49巻 ロッテの金田監督は平井に首位打者を取らせるために、伊良部に敬遠を命じるが、最後の最後に勝負させて、景浦に二塁打を打たれ景浦の三冠王が決まる。中内功が大虎に飲みに来る。オフ老人ホームに慰問に行く景浦、お千代と出会う。お千代、大虎に戻ってくる。三冠王のパーティが開かれる。
1992年、高知キャンプ、景浦は絶好調。今井雄太郎が引退。解説者に。



50巻 しかしオープン戦は.220、2本、8打点と不調。開幕は4番で野茂英雄から2本塁打。翌日も本塁打を打つが、途中で退場。景浦は腰椎椎間関節翔で1か月戦線離脱。雁ノ巣での調整を経て復帰。いきなり逆転サヨナラ満塁ホームラン。景浦三冠王を射程距離に。高橋智との本塁打争いとなる。オールスター、小林満が選ばれ、景浦の代打でサヨナラ3ラン。



この時期から実際の選手をダシにして、遠慮なしに「景浦ファンタジー」を謳歌するようになる。
サイドストーリー、エピソードは減り、景浦が派手な活躍をするシーンが増えていく。

景浦安武以外、すべてリアル あぶさん①|談論 野球漫画

南海入団から2年目まで あぶさん②|談論!野球漫画

「祝酒」そして野村克也の解任 あぶさん③|談論 野球漫画

広瀬南海での景浦安武 あぶさん④|談論 野球漫画

景浦安武の結婚 あぶさん⑤|談論 野球漫画

長男景虎の誕生、代打で本塁打王への挑戦 あぶさん⑥|談論!野球漫画


引退の危機から復活へ あぶさん⑦|談論!野球漫画


2年連続年俸倍増の景浦安武 あぶさん⑧|談論!野球漫画


景浦安武、本塁打王に あぶさん⑨|談論!野球漫画


南海からダイエーへ あぶさん⑩|談論!野球漫画



平成の景浦安武 あぶさん⑪|談論!野球漫画


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