三冠に盗塁、安打、出塁率を加えた6タイトルを1シーズンで獲得した事例があるか調べてみた。

6タイトルの内、3タイトル以上を獲得したのは以下の68例。時代順。

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3タイトルは50例、4タイトルは11例、5タイトルは7例、そして6タイトルはなかった。

5タイトルの7例の内、6例は三冠王が記録している。三冠の内、打率は、最多安打や最高出塁率と強い関連性がある。三冠の“おまけ”としてくっついてくる例は結構多い。

唯一、三冠王ではない5タイトルは1995年のイチローだけ。本塁打のタイトルは取れず、盗塁王をとった。
よく知られているが、この年の25本塁打はイチローのキャリアハイ。あと3本で本塁打王に手が届き、史上初の6冠になるところだった。

三冠王で、4タイトルは、1965年の野村克也と84年のブーマー、85、86年の落合博満。ともに鈍足、野村、ブーマーは出塁率、落合は最多安打のタイトルを逃した。

最多安打が公式のタイトルになったのは1994年からだから、それ以前の打者はそれほど意識しなかったということもあろう。

三冠王でそれ以外のタイトルを取っていない事例はない。

3タイトル以上が一番多いのは王貞治の14回、長嶋茂雄が5回、落合博満が4回、川上哲治、イチロー、松井秀喜が3回だ。

もっとも難易度が高いのは盗塁王だ。中軸打者が盗塁が求められるシチュエーションは少ない。パワーヒッターには鈍足の選手が多い。
その資質を持っている山田哲人は、本当に稀有の存在だ。

予断は許さないが、史上空前の記録が達成される可能性があるのだ。


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