MLBでは働き盛りのスター選手でも、シーズンフル出場は極めて少ない。多くは最低でも数試合は休む。

2015年のMLB出場試合数のランキング 赤字はフル出場

Games-2015


昨年、全試合出場したのはオリオールズのマチャードだけ。他の選手は最低でも1試合休んでいる。ナ・リーグはリゾの160試合が最多。毎年、ナのほうが試合出場数は少ない傾向があるが、野手にとっては「半休」になるDHがないからだと思われる。

2016年の同じランキング

Games-2016


2年連続でこのランクにいる選手は若手、伸び盛りが多い。おっさんのミゲル・カブレラが2年連続で出ずっぱりなのが目立っているが。またヤンキース、レッドソックス、ドジャースなど大型契約選手がいる球団も入っていない。
全試合出場を続けている選手は散見されるが、恐らくはこれからほとんどの選手が休みを取るものと思われる。

2003年NPBからMLBに移籍した松井秀喜は、連続試合出場記録を更新中だった。
MLBでもそれを続けたいと希望した松井の意をくんでヤンキースのジョー・トーリ監督は松井をフル出場させた。
不幸なことに松井のこの記録は守備での大けがで途切れた。ただ、松井はこの間、フル出場してもおかしくない数字を上げ続けた。そうでなかったらトーリ監督は躊躇なく下げたことだろう。

MLBでは選手は「資産」であり、故障のリスクを避けるためにも適宜欠場させるのが普通だ。
またカル・リプケンの連続試合出場記録が、最後は周囲が言い出せず、自らの申し出で途切れるという苦渋の選択で終わったのを見て、MLB各球団には「この記録は続けさせるべきではない」という共通認識ができたのではないか。

観客も「選手は休むもの」という認識がある。

このあたり、衣笠、金本と何度も残念な結末を見ながら、懲りることなくこの記録を続けるNPBとは大きな違いである。


1972~75年倉持明、全登板成績【初登板・初先発・初勝利】


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