この話は、昔からわりとあるパターンだ。

事の発端は、6月下旬、NPBが、ある人物を実名、カラー写真付きで特定して「暴力団関係者」であり、選手、関係者の交際を固く禁ずる回状を出したことにある。

こういうペーパーを出せば、まわりまわって部外者の手に落ちることくらいわかりそうなものだが、案の定、1週間ほどで文春の手中に落ちたのだ。
取材して書いてくださいと言っているようなものだ。
裏を返せば、そこまでNPBは危機感を持っていたということだ。おそらく文春も全く知らない人物ではなかっただろう。

Aという件の人物は、元暴力団組長だったが、それを隠して球団、選手に近づき、試合前のベンチ見学パスなども発行してもらい、選手と私的な交遊もしていた。いわゆるタニマチ的な存在だろう。
私も発行してもらったことがあるが、見学パスはふつうのルートでは発行されない。選手、球団関係者、メディアが事前に申請しなければならないこのパスでどこでも行っていいわけではなく、立ち入れる範囲は限定される。また必ず関係者が同行する。
たびたびパスを発行されていたのならば、球団関係者とも顔見知りになっていたのではないか。

文春の調べでは、この人物と交友のある選手、元選手は8球団、28人に及ぶという。
名前が明らかになっているのは

ソフトバンク 内川聖一 細山田武史(元)
ロッテ 唐川侑己
日本ハム 市川友也、杉谷拳士
阪神 新井良太
巨人 坂本勇人、長野久義、内海哲也(ら8人 元を含む)
また、彼らを元組長Aに紹介した人物として橋本清が挙げられている。
このうちソフトバンク、ロッテの選手はSNSに2ショット写真が載っていたというもの。2ショット写真だけでは「交友」といえるかどうか。

巨人選手、橋本清はNPBの調査で明らかになったという。橋本清は事実上、NPBから出禁措置を食らっているようだ。
橋本はダルで、司会者のいうことを反芻するしかできない最低ランクの解説者だ。おかしなファッションで話題になっているが、こうした活動に支障が出るとすれば気の毒だ。

元暴力団組長Aは、身分を隠して選手に近づき、食事をおごったり、キャバクラなどで遊んだり、女性を紹介したりしていたという。
誰もこの男を品行方正な社会人とは思っていなかっただろう。ややこしい背景のある人物と認識していただろうが、人気稼業であるプロ野球選手の交友関係とは昔からこんなものだ。
有り余る金の使い道を指南してくれるこれらの「遊び人」は、野球界には不可欠だ。

ただNPBが指名手配めいた通達までして、この人物との交友を禁止したのは、この人物が今も裏社会の一員で何らかの反社会行為に関与していたか、あるいは文春などの週刊誌メディアがこの人物を取材し始めていたかのいずれかだろう。

名前、カラーの顔写真から住所までを回状でさらされたAにとっては、迷惑な話だ。しかしNPBはなりふり構わずこうした措置をとったものと思われる。

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