高野連の八田会長や竹中事務局長の話を聞いてしみじみ思うのは、「高野連は今どきの組織ではない」ということだ。

八田会長は、高校野球が今抱えている、甲子園での過酷な日程、投手の酷使、連帯責任への疑問、野球部員数の減少などの問題について、
すべて「高校野球には伝統があるから、物事は簡単に変えられない」と言った。
また、女子は競技者としては考えていないという見方を示した。

竹中事務局長も、女子は「怪我をしても責任が取れない」と言い、世間の情勢が変わらない限り、制度は変えないといった。

高野連のトップ二人の言葉から見えるのは
「世の中の動きが全く理解できていない」ということだ。

21世紀以降、教育、スポーツに対する考え方は大きく変化している。
プレーヤーズファーストの考え方が浸透し、選手が楽しく、健康的に、そして長くプレーできるために指導者は選手をサポートし、環境を整えるという考え方になっている。

高野連はこれをすべて否定し、伝統のために選手が過酷な環境でプレーすることを当然と考えている。また、甲子園のために選手生活が縮まることさえ容認している。

また「女子」の問題も、全国で盛んにおこなわれている女子硬式野球に対しても一切関心を払わず、無視している。
女子は男子と同様部費を払って野球部員になるのに、お茶づくりと洗濯だけをさせてそれでよしとしている。
あまつさえ、甲子園のグランドに足を踏み入れることさえ禁じている。
どのような理屈をこねようと、それは外側からは「男尊女卑」にしか見えないということがわからないのだろうか。

「甲子園はそれほど大したものなのか、高野連は一体何様なのか」と言いたくなる。

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一般の企業のトップが、このような発言をすれば、大きな問題になるはずだ。
企業には広報担当がいるから、細心の注意をしてトップの発言をチェックしているが、高野連にはそういうスタッフはいないのだろう。
だから昭和まるだしの、信じられないような発言が続くのだろう。そして朝日、毎日というメディアが周囲をガードしているから、彼らの異常さが世間に広く知られることもない。

これではNPBの方がましだと見えてくる。熊崎コミッショナーは野球のことはあまり知らないようだが、ヤメ検あがりであり、人権やコンプライアンスにはある程度の配慮をしているが、高野連のトップは、自分がおかしなことを言っているという認識もないのだろう。
典型的なボス猿状態だと思う。

トップがこれでは、下は推して知るべし。一部の意識の高い指導者が改革をしようとしても、頑迷なボス猿がいる限り、事態は動かないだろう。
青少年の「野球離れ」は、高野連が変わらない限り止まらないだろう。


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