この夏、お目にかかった川淵三郎キャプテンにバスケの話を向けると、一気に畳みかけるように話された。

今、バスケットボールの改革に取り組んでいますが、ポイントは2つのリーグを1つにすること、ガバナンスの確立、日本代表の強化の3つでした。リーグの一本化が一番難しいかと思ったら、ガバナンスの確立が一番難題でした。
とにかく人がいない。
事業としては、経営破綻状態でしたし、基本的にガバナンスがゼロでした。
経営再建に乗り込んだようなものです。みんな足を引っ張って、けちばっかりつけるから会議でどれだけ怒鳴ったか。


今日のテレビでも同様のことを言っておられたが「Bリーグは絶対に成功する」と断言し、「9月の開幕戦を見てほしい」と言われた。

昨夜は、フジとNHKBSの両方を見た。フジは例によって広瀬姉妹などどうでもいいサクラを配していた。メディアとしての力が落ちるところまで落ちて、スポーツを中継する自信がないために馬鹿をやっていたのだが、そういう”刺身にケチャップをつけるような”愚挙がかすむほどに試合は充実していた。

リードする東京を、終盤追い詰めた琉球は見事だった。素人目だが、日本人選手よりも外国人選手のほうが、圧倒的に存在感があった。
アンソニー・マクヘンリーという選手は、アメリカでは全くの無名だったようだが、役者のような素晴らしい顔をしている。バスケは狭い場所でやるし、個々にスポットが当たりやすいし、人間の陰影がぐっと出てくる。
派手な演出がどうの、という以上に試合の中身が面白かったのだ。

こりゃJリーグみたいになっていくのではないかと思わせた。

それ以上に目を見張ったのは、NHK、民放各局の扱いの大きさだ。各局ともに、大相撲、プロ野球に挟んで多くの時間を取っていた。
このあたりもJリーグと同じ。メディアは、新しいメジャーなコンテンツの誕生だとみなし、ブームが巻き起こることを期待しているのだ。

すでに十代では、野球はサッカー、バスケに次いで3番人気になった。
バスケと野球は僅差だが、これでますます引き離されるだろう。

Bリーグは、経営的にもJリーグ同様、計画的で、しっかりした理念のもと、成長戦略が練られている。
野球は何をしているのだ、という気持ちがまたふつふつとわいてくる。

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確かに一昨日と昨日のソフトバンク対日本ハム戦は好ゲームを繰り広げ、大いにファンを沸かせたが、リーグ、機構、そして野球界には「理念」は存在しないのだ。ただ日々の興行をやっているだけなのだ。
2020年までに考えますと言っているが、そのころには3番目かそれ以下に固定されていることだろう。

バレーボールもプロ化を目指しているという。JリーグとBリーグでビジネスモデルが確定されれば、Vリーグもその路線を踏襲すればよい。
スポーツ界の上部には、利権にしがみつく馬鹿な人がうじゃうじゃいるのはどこも同じだが、飯が食えないとなれば、そういう人も脱落していくだろう。
これもこの春、堺ブレイザーズの田中幹保さんにお話を伺った時に「バレーボール界は本当に変わらないとダメだ」と力説しておられたが、もとはサッカーよりもバスケよりも人気があった男子バレーである。一気に変革が進む可能性もあろう。

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スポーツ界全体のパイは、おそらく限られている。こういう形で他のジャンルがビジネスモデルを確定させ、変革していくとなると、野球が生き延びる余地はますます狭くなるだろう。

川淵キャプテンはMLBが大好きで、毎日録画をして夜、見ておられるという。私がお目にかかったときも「イチローはどうだった?2本打った?そりゃいいじゃない」と喜んでおられた。
かなわぬ話だろうが、今度は野球界で一肌脱いていただければとも思う。



1967~72年流敏晴、全登板成績【エース達の壁は厚かった】



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