昨日のメキシコ戦、メキシコの選手については阿佐智さんに事前にレクチャーしてもらっていた。マイナー選手が中心だが、一人一人の資質、能力では日本人選手とさして変わらない。

足で歩いたメキシコの選手たちの詳報 阿佐智



日本チームは相手の分析能力に長けているうえに、チームプレーが得意なので、戦い進めるうちにじりじりと優位性を発揮する。

2009年のWBCでは韓国と何度も対戦した。
当初は、金泰均、李大浩などの強打者、奉重根などの投手に圧倒され、翻弄されたが、試合を重ねるとともに研究が進み、韓国戦は〇●●〇〇となり、日本が世界一に輝いた。

しかし、昨日の試合を見る限りでは、無名のマイナー選手と、日本のそうそうたる選手との間に、大きな差があるようには思えない。

日本選手はオフに入っており、秋季練習中とは言え、ベストのコンディションではなかったとは思う。
これに対しメキシコ勢は「あわよくばNPB入り」「MLBにもアピールしたい」という下心満々だった。
メキシコは、昨年のプレミア12への参加が直前まで決まらなかった。やってきた選手も、そんなに気合が入っているとは思えなかった(ちょうど1年前の今日、台湾で日本、メキシコ戦があったのだ)。

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その時に比べれば、はるかに戦力は充実していた。
負けたことは、別に大きな問題ではないだろうが、NPBの選手は大谷翔平など一部を除いては「抜群の選手ではない」ことを改めて思い知らされた。
特に、後半、MLBのセットアッパーが出てくると、手も足も出ない感じだった。

どうしても腑に落ちないことが一点ある。
千賀昂大が「WBCの使用球は大きくて滑る」と言っていた。彼は持ち球のフォークをしっかり投げ込むことができなかった。
解説の前田健太も「あっちのボールは縫い目が高いし、白い皮の部分は滑りやすい」と言っていた。

確か「統一球」を導入したのは、世界=アメリカの使用球とのギャップを埋めて、日本人選手の国際試合での立場を有利にするためではなかったのか。
2010年のNPBの発表にはこのように書かれている。

2011年からセ・パ両リーグ年度連盟選手権試合で用いるプロ野球試合統一使用球がミズノ株式会社製のボールに決定し、本日発表となりました。
 「統一球」は、中心にあるコルク芯を覆うゴム材に、従来に比べより低反発の素材を用いて製造されます。
また、縫目については、縫目幅を従来の基準値7.0mmから8.0mmへ広げ、また、高さを基準値1.1mmから0.9mmへ低くする等々の変更が加えられます。
手にした感触は国際大会使用球に近づいたものとなります。


重さや飛距離の問題など、統一球は大もめにもめて加藤良三コミッショナーの辞任劇にまでなったが、そこまでして導入した統一球を使っているはずのNPB選手がまだ「違和感」を口にするのはどういうことなのか。

マエケンは「ミズノの製品に比べ、アメリカの製品は出来にばらつきがある」と言っていた。そういう品質の問題なのかもしれないが、それでもそれ以前に比べて「国際大会使用球」に近づいていなければ、導入した意味がないではないか。

プレミア12のときはそういう声はあまり聞かれなかったが。

ひょっとして、ひそかに統一球をやめにして、もとのボールに戻っていたのか?
どうにも疑問が残る。
こんなんでは、WBCを勝ち抜くのは難しいのではないか。




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