時事
米大リーグで田中将大投手のいるヤンキースが、カージナルスからフリーエージェント
となったマット・ホリデー外野手(36)と年俸1300万ドル(約14億8000万円)の1年契約を結ぶことで合意した
と、公式サイトが4日報じた。


今どき「田中将大のいる」と言わなくても、ヤンキースくらい知っていると思うが、ともかく、プホルズのいないあと、チームの大黒柱だったスター選手が、ヤンキースに来る。

キャリアSTATS

M-Holiday


1998年ドラフト7巡目、全体210番目での入団だが、このころから素質は目立っていて、契約金などは特別扱いだった。
MLB昇格まで6年かかったが、いきなりロッキーズの中軸を打つ。

2007年には首位打者に輝くが、超ヒッターズパークのクアーズ・フィールドを本拠としているから、という評価が付いて回った。

しかしアスレチックスを経てセントルイス・カーディナルスに移籍してからも安定した成績を残す。

STATSにきれいな数字が並ぶ点では、エイドリアン・ゴンザレスと双璧だと思っていた。

ロッキーズ時代にトッド・ヘルトン、カーディナルス時代にアルバート・プホルズという大物選手と主軸を組む。彼らよりやや影が薄かったが、いつも安定した成績を残した。

アベレージが稼げるうえに長打もあり、打点も稼ぐ、足も遅くないし、守備も左翼としては優秀だ。性格も温順、非の打ちどころがない。

私はこういう選手が3000本を打って殿堂入りするのだと思っていたが、ここ2年、成績が良くない。打率が下落してきたのが気になる。通算打率も3割を割り込むのではないか。
松坂大輔よりも1学年上(アメリカではそんなこと言わないが)。

ヤンキースはこういう大物打者をパートタイマーでよく獲得する。こないだまでいたカルロス・ベルトランはよく働いたが、昔のジョン・オルルード、アンドリュー・ジョーンズなどのように中途半端な起用のまま終わるケースもある。

あと5本と迫った2000本は確実だが、3000本への道のりはかなり厳しいのだろう。




nabibu-Yakyu01
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