金本知憲監督の投手起用法には、問題があると思うが、藤浪晋太郎の不振には、メッセンジャーが関与しているように思えてならない。

投手陣 えんじ色は退団、移籍、ブルーは新加入

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昨年、メッセンジャーは不振に陥り、一時ローテを離れた。サンティアゴという「噛ませ犬」まで仕掛けられたが、それを乗り切って193.2回を投げた。今季も185.2回を投げた。
日本に来て2年目から5年連続で180回以上を投げている。投球効率もよくないので、毎年3000球前後を投げている。球数も気にしていない。
投手の酷使に神経質なMLBから来たとは思えないタフネスぶりだ。しかし彼は例外だ。

藤浪は、ここ4年、メッセとともにローテを担ってきた。メッセンジャーが球数を気にせず回数を投げるので、それが当たり前になって、藤浪も投げ続けているのではないか。

日本の投手は高校時代に何らかの肩、ひじの故障をしている場合が多い。甲子園の優勝投手はほとんどそうだ。
藤浪も、本来ならば投球数を気にしながら投げるべき投手だったのが、「ガソリンタンク、メッセ」がいたために、同じように投げすぎたの出がないか。

金本監督の懲罰登板は最悪だったが、それ以外にも藤浪の成績下落の要因はあったとみるべきだろう。

今季は岩貞が一時期エース級の働き。岩崎も一時ローテを維持、また青柳が新人らしからぬ登板で、くだりざかの能見、岩田らのフォローをしたが、それでも藤浪の代わりが務まるとは思えない。

救援陣は、呉昇桓の穴はドリス、マテオでは十分に埋まらず。
中日から高橋聡をとったのはヒットだったが、セットアッパー陣が寂しくなった。今更藤川球児に頼りことはできない。
ここにタレントが必要だ。

阪神は「使える」となったら「使い倒す」悪癖がある。投手陣を大事に使ってほしいものだ。




nabibu-Yakyu01
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