こうして陣容を見ると、GMをはじめとするフロントの手腕を感じずにはいられない。

左が2015年の陣容、右が2016年、ベージュは移籍、ブルーは新加入。欄外の略称は移籍先、移籍元。薄緑は2016年、MLB初昇格。

BOS-2016Review-H


一塁のマイク・ナポリを2015年シーズン中にレンジャーズに放出し、そこに左翼のハンリー・ラミレスをコンバート。
主力陣も自前の選手で賄った。
大型契約で入ったパブロ・サンドバルはシーズン当初から精彩を欠き、トラビス・ショウにポジションを奪われる。左肩痛でDLに入ったままだった。

今季限りの引退を表明したデービッド・オルティーズは一世一代の活躍、ダスティン・ペドロイアも元気。コンバートされたハンリー・ラミレスも30本、100打点をクリア。

さらにザンダー・ボガーツ、ムーキー・ベッツ、ジャッキー・ブラッドリーという若手も成長し、強力な打線が出現した。

これらの投資は少なくとも2年前には始まっていた。2015年は最下位に終わったが、ここでチームを解体せず、選手の能力を見極めて起用したことが実を結んだと言えよう。

若手の伸びしろがあるので、オルティーズがいなくなる今季も、一定の戦力は保持するのではないか。


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