昨日、大友一仁さんのブログを紹介した。菊池が3年連続二けた勝利とチームの優勝で、MLB挑戦を宣言したことに疑問を呈する内容だった。
菊池雄星がMLB挑戦?
読者各位からは「菊池の意気やよし」みたいな意見が相次いだ。
確かにそうだが、当サイトは記録のサイトである。気持ちだけを評価するわけにはいかない。記録で見れば菊池が今のままでMLBに挑戦するのはあまりに無謀だと言わざるを得ない。
大友さんは、菊池がホークス、ファイターズ戦で1勝3敗、弱いチームからしか勝ち星を挙げていないことから、MLB挑戦に疑問を呈していた。
私は全く異なる観点で、菊池のMLB挑戦は難しいと思う。
菊池は、今のNPBでは最も非効率な投手だ。今季の規定投球回数以上のパ投手14人の中で、NP/IP(1イニング当たりの投球数)は16.83で9位、SO/BBは1.90で最下位だ。
防御率(2.58)、勝敗(12勝7敗)だけを見れば、MLB挑戦もありだと思うかもしれないが、少なくとも現時点では「とんでもない」というレベルだ。
過去3年、セパの主要な先発投手のNP/IP、SO/BB、ERAを見ていこう。

菊池のNP/IPは2015年まで17を超えていた。これでもまだ改善されたほうだが、一線級の投手と比べればずいぶん多いことがわかる。
則本昂大は、今年、この数値が悪化したが、それは奪三振にこだわったからだ。
しかし菊池は、SO/BBの数値が極めて悪い。彼の場合は与四球、そして無駄球で、投球数が嵩んでいるのだ。
MLBでは出塁率が極めて重要視される。各球団の中心打者は選球眼が非常に良い。菊池のような投球スタイルでは先発してもQSはおろか、5回まで投げるのも難しい。
最近、MLBに挑戦した日本人先発投手の、NPBでの最後の3年間の同じ数値を出す。

マエケンを除く5人はNP/IPが15を割っている。SO/BBの数値もはるかに上だ。
MLBで成功するNPBの投手は、投球の効率が良くて、制球力も抜群な投手だけだ。MLBでは非効率な投球で成績を落とした松坂大輔でも、菊池よりもはるかに優秀だ。
そもそもこのレベルでMLB挑戦を宣言しても、良いオファーはないと思われる(もともと左腕投手で、MLBの先発として通用したのは石井一久だけという実績もあるが)。
NPBでそのレベルに達しているのは菅野智之や大谷翔平だ。
岸孝之が楽天に移籍、菊池は今季からエース格となるが、さらに精進して制球力を上げ、効率的な投球をしない限り、MLB挑戦は夢物語に終わるだろう。
2016年小川泰弘、全登板成績【2ケタ勝利逃すも、竜退治はおまかせ】
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私は全く異なる観点で、菊池のMLB挑戦は難しいと思う。
菊池は、今のNPBでは最も非効率な投手だ。今季の規定投球回数以上のパ投手14人の中で、NP/IP(1イニング当たりの投球数)は16.83で9位、SO/BBは1.90で最下位だ。
防御率(2.58)、勝敗(12勝7敗)だけを見れば、MLB挑戦もありだと思うかもしれないが、少なくとも現時点では「とんでもない」というレベルだ。
過去3年、セパの主要な先発投手のNP/IP、SO/BB、ERAを見ていこう。

菊池のNP/IPは2015年まで17を超えていた。これでもまだ改善されたほうだが、一線級の投手と比べればずいぶん多いことがわかる。
則本昂大は、今年、この数値が悪化したが、それは奪三振にこだわったからだ。
しかし菊池は、SO/BBの数値が極めて悪い。彼の場合は与四球、そして無駄球で、投球数が嵩んでいるのだ。
MLBでは出塁率が極めて重要視される。各球団の中心打者は選球眼が非常に良い。菊池のような投球スタイルでは先発してもQSはおろか、5回まで投げるのも難しい。
最近、MLBに挑戦した日本人先発投手の、NPBでの最後の3年間の同じ数値を出す。

マエケンを除く5人はNP/IPが15を割っている。SO/BBの数値もはるかに上だ。
MLBで成功するNPBの投手は、投球の効率が良くて、制球力も抜群な投手だけだ。MLBでは非効率な投球で成績を落とした松坂大輔でも、菊池よりもはるかに優秀だ。
そもそもこのレベルでMLB挑戦を宣言しても、良いオファーはないと思われる(もともと左腕投手で、MLBの先発として通用したのは石井一久だけという実績もあるが)。
NPBでそのレベルに達しているのは菅野智之や大谷翔平だ。
岸孝之が楽天に移籍、菊池は今季からエース格となるが、さらに精進して制球力を上げ、効率的な投球をしない限り、MLB挑戦は夢物語に終わるだろう。
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コメント
コメント一覧
「挑戦」そのものを否定する気はありませんが、菊池の希望だと2018年オフということですからFAは未取得であり、ポスティングでの移籍になるんですよね。
そうなると、過去にも同様にMLB球団へのポスティング移籍を希望しながら入札されなかった選手がいましたから、同じような可能性もありますね。MLBへ行くとしても、今のままではFAまで待たねばならないかもしれません。
普通の女の人よりMLB見てるだろうに。
いずれにしても今のアスリートは世界で戦うのが標準になっているのでMLBに行くのも普通のことになるでしょう。
大前提として、MLBでもっと日本人選手を見たい!という気持ちが私にはあります。アマ出身もプロ経由ももっと増えてほしいです。しかし、現状NPBで頂点を極めた’移籍’組は少数いても、’挑戦’者はいなくなりつつあります。私は選手の家族でも親戚でもなくファンですので、実力よりやる気を推したいと思います。
そのお気持ちは尊重したいですが、当サイトは記録のサイトなので、挑戦の妥当性について評価します。その議論が面白いと思うのですが。
それは昔の話です。MLBで通用するNPB投手の条件は、その頃から変わっています。
そういう投手がいるからと言って菊池に可能性ありとするほうが単純化していると思います。
可能性の問題以前に、この成績ではオファーがないでしょう。
むしろ、嫁さんの影響もあるかもしれませんね。
あとは、大谷を意識はしてるでしょう。
制球難の左投手と言えば、元ロッテの中後もダイヤモンドバックスでメジャーのキャンプに招待選手として参加するようですね。
もちろん、夢は自由なので否定はしませんが、三年連続二桁なんてちっぽけな目標をもって行くなんて言うくらいならせめて成績残した後から言えよって感じです
菊池の投手としての実力について書いているのであり、ドラフトもメディアも何の関係もない。
ここは広尾くんか『好き 嫌い』で語る素人ブログと思ってました
失礼しました ここは『記録』で語るとこなんですね
わかったらそれでよろしい。
今まで、そんなこともわからんかったとすれば、読んでいてつらかったでしょう。無理してついてこなくていいよ。