中学野球の指導者で、最近の「野球離れ」に危機感を抱いておられる30代のブロガーのサイト。「野球崩壊」もお読みいただいた。「野球界への提言」のカテゴリーでは意義深い意見がたくさん述べられている。
一つずつ紹介する。まずは「秋季キャンプ」について。
MLBでは見られない制度だが、「選手を休ませたくない」「野球漬けにしたい」というNPBの考えがにじみ出ている。ウィンターリーグで野球をするのならともかく、長いシーズンを戦って疲れている選手をハードトレーニングで追い込む意味が、どれだけあるのか。
プロ野球秋季キャンプの意味
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メディア露出と、野球担当スポーツ新聞記者の失業防止が主目的だからでは?
秋季キャンプが注目されるようになったのは1979年ではないでしょうか。その年、屈辱の5位に終わったジャイアンツの長嶋監督は、江川・西本・鹿取・山倉・篠塚・中畑・松本……などを引き連れ、地獄の伊東キャンプを敢行。昼食は吐き、練習終了後は自力で歩けないほどだったと語り継がれています。
翌年は3位に浮上、さらにその翌年藤田監督のもとで優勝し、しかも秋季キャンプに参加したメンバーが活躍したため、伊東キャンプの成果だ! 鍛えれば伸びるんだ!(ついでに、選手を鍛えたのは長嶋なのに藤田が手柄をかっさらっていった!)という認識が球界に広まったように思います。
私見を述べれば、1981年の優勝は藤田監督の手腕によるもので、長嶋が監督だったら優勝は出来ていなかったと思うし、選手を育てるのは猛練習ではなく、試合に出場させて「機会を与える」ことだと思いますが……
ただ、山倉・篠塚・中畑・松本なんかは、当時は一軍半でしたから、この時期に鍛え直す意味はあったかも知れません。
ベテラン選手までが猛練習に付き合わされる今の秋季キャンプは、私も疑問です。
ベテランでも志願して参加する選手もいるようですが、投手は30代以上の選手が参加することは稀ではないでしょうか。
ソフトバンクは、内川、松田が参加したようですが、本多、今宮、摂津、和田、松坂などは参加してないようです。
楽天は、則本、銀次などは参加してますが、松井稼頭央や今江、藤田などは参加してないようです。
秋季は開幕まで時間がありますから、怪我をしても治療時間を捻出できます。やるならこのタイミングしかありません。
怪我をするのはあり得ないでしょう。
>秋季は開幕まで時間がありますから、怪我をしても治療時間を捻出できます。やるならこのタイミングしかありません。
どうせ怪我するなら、試合で怪我をしたほうがまだマシというものです。
WBCの辞退者が相次いでいますが、なぜ野球ファンはWBCを秋にやれと言わないのでしょうね。
正月以外は一年中練習しているような環境で育てば休むことが悪と考える指導者はプロにもいるのでしょう。
今の時代は目的意識を持った選手は自らコンディション維持や体力強化のためオフも休むず練習してますから、強制練習はそれこそ罰ゲームと言えると思います。
そういう意味では昔のままで良かった部分もやはりあるのです。