ここのところ何本か、「野球はそんなに面白くない」とか、「サッカーの方が面白い」と言うコメントをいただいた。
それを野球のことばかり書き立てているサイトに投げる神経は理解しがたい。
当然の話だが、当サイトは「野球が素晴らしいもの、結構なもの」という前提で書いている。
読者も「野球好き」「野球が大切」な人だけを想定している。
それ以外の人が来ることは考えていないし、「嫌いだ」と言われてもどうしようもない。
空気が読めないタイプの人かなと思うが、そうですか、としか言いようがない。

ラーメン屋の店先で「ラーメンは嫌いだ」「蕎麦の方がうまい」と叫んだって仕方がないだろう。

また、野球の未来について書いていると、「野球がナンバー1でいるべきだと思うのはおかしい」とか、「独占状態を目指すのは間違っている」という意見もいただく。

そんなことは毛頭考えていない。

「野球が好き」で、将来的に「野球を見たり、やったりする環境が続いてほしい」という立場から、野球の未来を考えているだけだ。
中高年ではいまだに野球人気は高いが、小学校以下ではサッカーの圧勝であり、バスケや他のスポーツも追いかけている。

この状況は、今更挽回しようもない。ほっといても「野球の独占状態」は、終わるのが確定している。
楽天家の人は、「そうなれば、ちょうどいいポジショニングに落ち着く」と思っているようだが、ひとたび人気を失い、信用がなくなったジャンルが「ちょうどいい大きさに落ち着く」保証はどこにもない。

多くの場合、人気があった時代の反動で、大きく落ち込んだり、最悪の場合、消滅することもあるのだ。

ソフトランディングではなくハードランディングする可能性が高い。

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プロレスが良い例だ。昭和30年代、プロレスはプロ野球と並ぶ人気スポーツだったが、「筋書きがあること」が明らかになり、NHKや新聞各社が一切報道しなくなったことで、急速に衰えた。

プロレス界が、イメージの回復や、「筋書きのあるドラマ」としてのポジショニングを考えたアピールをしていればここまで落ち込むことはなかったかもしれない(専門じゃないので不確かな言い方しかできないが)。
プロレスが再び脚光を浴びたのは村松友視が「私プロレスの味方です」を書いて、新たな理解の仕方を提案してからだと思う。

野球のニュースは今、スポーツニュースのトップで報じられることが多いが、マイナー化すれば、一気に情報量は減るだろう。
若年層の不人気を考えれば、その日が来るのも不可避だ。しかし、それに備えて今までにない野球のプレゼンテーションを用意すべきだ言いたいのだ。
「丸坊主じゃないですよ」「大人が怒鳴ったりしませんよ」「挨拶ばっかりさせませんよ」「みんなプレーできますよ」みたいな、野球像を再構築すべきでしょう、と言っているわけだ。

なんでそんなにかんかんになって、頼まれもしないのに「野球の未来」のことを言うのか、と聞かれれば「野球が好き」で「素晴らしいと信じて疑わない」からだ。

当サイトはそういう同好の士のサイトだから、「野球なんてつまらない」という意見は言っても仕方がない。

野球が嫌いで、悪口ばっかり書いているサイトがあるそうだから、そっちへ行ってください。
そういうネガティブなサイトをやってるとろくなことはないと思うけど、当局は一切関知しない。


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