WBCは2月7日にロースターの登録期限が迫っている。ここへきて、視界が悪くなってきた「侍ジャパン」である。チームの目玉であった大谷翔平が「投げられない」衝撃は大きい。

日刊スポーツ

米アリゾナ州ピオリアでキャンプを行っている日本ハムの吉村浩GMは1日(日本時間2日)、WBCで投手としての出場を見合わせることを決めた大谷翔平投手(22)について、野手でのメンバー入り当落を含めた今後の方針について「どうするのかを小久保監督なりに見解を問いたい」と話した。
中略
同キャンプ地を訪れ、現状報告を受けている侍ジャパンの稲葉篤紀打撃コーチ(44)も「メンバーを2月7日に出さないといけない」と、早めの決断が求められることを認めた。

これはなかなか酷なことだ。小久保裕紀監督は「大谷翔平を中心にしたローテーション」を組んでいたはずだ。
これが、突如崩壊したわけだ。

日本ハムの言い草は身勝手だと思う。大谷がそこまで危ないのであれば、もっと早くに連絡しておくべきだっただろう。

吉村GMが「見解を問いたい」と言っているのは、要するに「大谷を完全に外すか、残すか」の判断だ。本音でいえば、「完全に外してほしい」ということだろう。
確かに日本ハムは大谷以外にも増井、宮西、大野、中田翔と4人も選手を出している。
協力していないわけではないが「侍ジャパンのピンチを一緒に考えて解決しよう」という前向きな感じは見受けられない。

小久保裕紀監督になってから、どうもNPB各球団の対応が、よそよそしい。軽く見ているような気もする。

やはりNPBでの監督経験がなく、年齢も若いからだろうか。
実はコーチ陣もかなり疑問が残るのだ。

歴代WBCの監督、コーチ陣

WBC-MNG-Coach


2006年の王貞治、第2回の原辰徳、第3回の山本浩二は、いずれも監督経験が豊富で、どの球団に行っても睨みがきく「大物」だった。

小久保は確かに前任3人と比べれば、軽い。コーチ陣は後期高齢者の投手コーチを除いて、監督経験がある指導者がいない。これも首をかしげざるを得ない。

しかし、それは、小久保の責任だけではなく、球界の非協力の臭いがする。あるいはNPBの貫目の無さが反映されているとも思える。

WBCの存在意義はNPBにとっても、日本の野球界にとっても大きい。ここに野球の未来の浮沈がかかっているという面もあるのだ。

大会までにもう少し「球界挙げての応援体制」を作るべきではないか。


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