今更ながらではあるが、青木宣親がNPBで野球を続けていれば、昨年には2000本をクリアしていたはずだ。
1982年1月生まれ。同い年の早生まれに河内 貴哉、栗原 健太、田中 雅彦、ウィリー・モー・ペーニャ、川崎 雄介 、高木 康成 、MLBではロビンソン・カノ、エイドリアン・ゴンザレス、ジャレッド・ウィーバー、フランシスコ・ロドリゲス。

日向高校、早稲田大学を経て2003年 ドラフト4巡目でヤクルトへ。
キャリアSTATS

N-Aoki


指名順位が示すように、それほど大きな期待感があった選手ではない。

1年目の2004年、イースタンで85試合301打数112安打3本塁打29打点、.372で首位打者を取り、注目される。
一軍、初出場は2004年7月17日、東京ドームの巨人戦、8回表に石井弘寿の代打として出場。
初安打は10月6日、神宮球場の阪神戦、1番・中堅手として先発し、8回裏に安藤優也から中前安打。

翌年にはいきなり首位打者、新人王。

以後、圧倒的な密度で安打を量産。バットをボールにぶつけていく打法の精度は高い。足も速く、選球眼もよく、長打が少ない以外は理想的な打者だった。外野手としても守備範囲が広く、堅実。

1000本安打は2010年7月4日、秋田球場での中日戦、1番中堅で先発し、6回裏に平井正史から左翼二塁打。まだ28歳だった。

2011年にポスティング・システムでミルウォーキー・ブリュワーズに移籍。

青木はこの時点で、NPBでは"やることがなくなった"状態ではあった。NPB最終年の年俸は3.3億円に達し、球団としても限界に近かった。

10年前にアメリカに渡ったイチローの背中を追う形でMLBに移籍した。ブリュワーズでは入札したものの、青木についてほとんど知らず、改めてテストを受けて契約。年俸は2年250万ドル。NPB時代の1/3になった。

MLBに移籍してからの青木は、MLBの評価としては可もなく不可もなく、というところだろう。5年連続で.280をマーク。選球眼もそこそこだが、長打がなく、外野手としては肩が弱い上に、足も平均的なために、一つの球団に定着することなく球団を転々としている。
2015年に2度の死球禍に逢ったこともあって数字は伸び悩んでいる。

年俸は2015年に400万ドルとなり、ようやくNPB時代を超えた。昨年、ジャイアンツが70万ドルでバイアウト、アストロズの年俸550万ドルと合わせ620万ドルを得ている。

ざっくりいえば、NPB時代の75%の数字で推移している。.300、200安打には届かないままキャリア最終コーナーに差し掛かっている。
今季、日米通算では2000本に達するだろうが、今年も似たような成績であれば、来年以降のめどは立たない状況だ。

たらればでいえば、NPBに残っていれば昨年半ばには2000本安打をクリアしていたはずだ。まだ34歳。あと100打数で4000打数だったが、おそらくNPB通算打率で1位に立っていたと思われる。

MLBに行ったことが正解だったのか、否かは今後の青木の活躍次第で決まる。アメリカでも爆発的なストリークを見せることがしばしばある。

今季はメジャーリーガーとして唯一侍ジャパンのユニフォームを着てWBCに出場するが、レギュラーシーズンも周囲の評価を覆すような成績を期待したい。


1971~73年新浦寿夫、全登板成績【この1勝までが本当に長かった。苦労したかいがあった】


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