ここ3年ほど、この時期はキャンプ地にいるのが恒例になっている。巨人や阪神のキャンプ地に行くと、その人気に感嘆せざるを得ない。

昨日は日曜だけあって、宜野座の阪神キャンプはあちこちに行列ができていた。サイン会の抽選などがあるからだ。

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私はJリーグのキャンプも見たことがあるが、賑わいはあまりなかった。
こういうのを見ていると、野球はすごいと思う。この大人気ぶりと、小学生世代でのマイナースポーツ化のギャップが、現実の判断を誤らせるのだ。

まさにプロ野球は人気稼業。それだけにその周辺には、勘違いで道を踏み誤ったり、踏み誤りそうになったりする人間がぽろぽろできてくるのだ。

オコエ瑠偉はおととし、何度か試合を見た。高校生とは思えないごつい体が目立っていた。1年目はちょこっと一軍の試合に出たが、オフに道を踏み誤りそうになったようだ。

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「ダルビッシュ塾」に行ったのはいい話のように見えるが、綺羅星のごとき顔ぶれに交じってトレーニングをして「自分もひとかどの野球選手になった」と案違いした可能性もある。

その後、故郷のナイジェリアに行ったのは良いとして、年上の彼女と一緒にハワイに行ったことも報じられた。彼は社会人だから、何をやってもいいのだが、あまりにも早いと思った。浮かれているんじゃないかと思えたが、案の定、キャンプにだぶついた体で現れて梨田監督に大目玉を食らった上に、指に手術が必要な故障があることを隠していたことも発覚、全治2~3か月という重篤な状態だ。
オコエは大事な2年目のシーズン初めに大こけしてしまった。
「オコエはもうキャンプにはいないんだから、その話はいいじゃないですか」梨田監督は冷たく言い放った。
勘違いして慢心した選手は、自分で頭を冷やさなければならない。ありていに言えば「馬鹿に付ける薬はない」ということだろう。
かのダルビッシュ有も1年目に喫煙騒ぎを起こした。若気の至りである。オコエが馬鹿でなければ、カムバックしてくることだろう。

オコエは今、久米島の二軍キャンプに戻ってきている。今日は久米島にいるが、グランドでは顔を見なかった。別メニューのようだ。

早いうちに、こういう明らかなつまづきを経験したほうが良いのではないかとも思う。斎藤佑樹は、ちやほやされた挙句に28歳になって、ベーマガの社長への「ポルシェのおねだり」が発覚して、すっかり評判を落とした。斎藤は、オコエよりもはるかに注目度が高かったが、それだけに「勘違い」の振れ幅も大きく、大きなイメージダウンとなった。
背番号「1」になって、栗山監督は「開幕投手もありうる」などと持ち上げているが、もはや大きな期待はしていないだろう。

プロ選手ではないが、日本テレビアナの上重聡も、PL学園から立教大、日本テレビと陽の当たる道を歩いた挙句に、斎藤佑樹よりスケールの大きな「おねだり」をして道を踏み誤った。
こっちは挽回不可能だったようで、アナをやめて報道部への異動もうわさされている。フリー転身の道も探ったようだが、これも無理だったようだ。金にまつわるスキャンダル、それも「億の単位のおねだり」は、非常に印象が悪いのだ。

ことほどさように、野球界は勘違いを誘発するのだ。

キャンプ地のあちこちで、サインをねだるファンの長い行列ができている。サインをしているのは有名選手ではなく、控えの野手や中継ぎ投手であることが多い。スター選手は忙しいし、人が集まりすぎて収拾がつかなくなるから、こういう場所ではサインをしないのだ。

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サインをしているうちに、だんだん「俺は特別なんだ」という気持ちがむらむらと湧き出してくる選手もいるのではないか。
こうして「道を踏み誤る」候補者が次々と生み出されてくるのだろう。球団も大変である。


1971~73年新浦寿夫、全登板成績【この1勝までが本当に長かった。苦労したかいがあった】


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