F1に例えるなら、すでにWBCはパレードラップを終えてスタートラインに車が整列しようとしている。
この段階では、もう何もできない。すでにレースは始まっていると言ってもよい。
パレードラップに当たるのが、京セラドームでの壮行試合だった。
相手はNPB球団。キャンプを終えて、着々と仕上がりつつある。弱いはずがない。

3月3日以降のPoolB4チームの成績と、今後の日程。

WBC-Schel


キューバは台湾、韓国との強化試合を1勝4敗で日本にやってきて1敗1分。トータルでは1勝5敗1分で本番に臨む。寄せ集めチームの難しさはあるが、決して万全とは言えない。

日本は2月28日のソフトバンク戦以来5試合で2勝3敗、オーストラリアは韓国、台湾に連敗して日本に。
中国はよくわからないが日本では連敗。

オーストラリアとオリックスの試合を残して、代表チームは1勝5敗1分だ。どこも調子が上がらないまま本番を迎えるのだ。

同じ心境、同じ立場だと言えよう。そういう意味では、先に調子に乗ったほうが間違いなく有利だ。

日本は明日、石川歩を先発させるという。石川は代表では、昨年11月12日のオランダ戦で4回6被安打自責点3と潰れたが、3月1日のCPBL選抜戦では3回1被安打自責点1だった。

キューバ戦と言えば、2009年3月18日の岩隈久志の快投を思い出す。岩隈は、キューバの選手が「もう嫌だ」というくらい、内角低めに厭らしい球を投げた。石川にもそういう厭らしさを期待したい。

どのチームも万全ではない。みんな苦しんでいる。そう思って明日の一戦を待とう。




2013~2016年東浜巨、全登板成績【輝き再び、2ケタ勝利まであと一歩】


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