4つのスタジアムで行われた、WBC一次ラウンドの観客動員について見ていこう。

PoolA

PoolB


高尺スカイドームは、韓国初のドーム球場だが、一杯にはならなかった。昼の他国同士の対戦はぱらぱらの入りだったから、トータルでは半分ちょっと。
定員は意外なほど少ないが、3万人以上入るようなスタジアムは、東アジアには日本にしかない。韓国の人口は日本の4割、そんなに動員できるわけではない。
最後の台湾、韓国戦はちゃんとカウントしてなかったようで12000と丸い数字になっている。自国が敗れた主催者側の投げやり感が見て取れる。

PoolBをもう一度。

PoolA


昨日もふれたが、夜日本戦がある場合、昼の試合も通し券になるため、観客動員が大幅に増えている。これは、強化試合もそうだった。
少しでも多くの人に他国同士のカードを見てもらいたいという意向だろう。再入場ができるから、多くの客は、昼のカードの中ほど以降にドームに入って、ちらっと試合を見て、外に出たのだと思われる。数字の水増しはない。しかし、実勢値でないのは事実だ。
人気がない他国同士のカードへの観客動員を意図した、苦肉の策と言うところか。
週末ではなく平日にカードが組まれたのは、主催者には残念だっただろう。

PoolC、マイアミ・マーリンズの本拠地

PoolC


日曜昼のカナダ、コロンビア戦を除いて、良く入っている。超満員の試合も2つ。アメリカ以外の試合でもお客が入っている。多民族、多国籍国家アメリカならでは。また、アメリカ以外のチームも、多くがMLBでプレーしている選手だから知名度が高い。そういうこともあって、高い動員率になったのだろう。

PoolD、メキシコ大会

PoolD


球場の定員は16000人くらい。各試合良く入っている。野球人気が高いのだ。しかし自国メキシコが、失点率で敗退が決まった後のプレーオフは閑古鳥が鳴いていた。メキシコのファンには耐えがたい裁定だっただろう。

一次リーグは、日本のケースを例外にしても、他国同士の試合もよく入っている。興行的には採算は取れていると思われる。



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