本戦での観客動員を集計した。今回ははじめて100万人に手が届くかもしれない。
2006年からの一次ラウンドからの観客動員。今回からダブルイリミネーションではなくなったが、ステージの設定、試合数はほぼ同じ。2013-2017
(表修正)

2006年の一次ラウンドは東京ドーム、アメリカの2球場、プエルトリコのヒラム・ビソーン、アメリカのクラッカージャック(現チャンピオン・スタジアム)で行われた。
二次ラウンドはアメリカとプエルトリコ、そして決勝もアメリカだった。
トータル39試合で73.7万人。

2009年の1次ラウンドは、東京ドーム、メキシコのフォロ・ソル、アメリカのロジャースセンター、プエルトリコのヒラム・ビソーンで行われた。2次ラウンドからはアメリカ。ドルフィン・スタジアムは今はアメフトのハードロック・スタジアム。当時はマーリンズの本拠地だった。
トータル39試合で80.2万人。

2013年の1次ラウンドはヤフオクドーム、台湾のインターコンチ、プエルトリコのヒラム・ビソーンにアメリカの2球場。はじめて東アジアが2会場で行った。2次ラウンドは東京ドームとアメリカのAT&T。2次ランドが東アジアで行われたのは今回が初めて。決勝はAT&T。
トータル39試合で77.7万人。決勝ラウンドと台湾での観客動員が落ちたことで、初めて観客動員が減少した。

2017年は、敗者復活のトーナメントではなく、総当たりトーナメントになりPoolDはプレーオフを行ったために1試合増えた。
1次ラウンドは韓国の高尺ドーム、東京ドーム、アメリカのマーリンズパーク、メキシコのハリスコで行われた。現時点で34試合で76.7万人。あと6試合残っているので、記録更新は確実。観客動員が最も多い東京ドームで行ったことが大きい。

ただし2013年、2017年の東京ドームでは昼の外国同士の試合が夜の日本戦との「通し券」になっていたので、数字は割り引く必要がある、2013年は5万人、2017年は10万人程度を割り引くべきだろう。
しかし、残り試合を考えればそれでも記録更新は確実だ。

観客動員は球場のキャパに左右される。3万人以上入る球場は、アメリカと日本にしかない。他地域での観客動員は上限がある。今回の大会の観客動員が増えたのは、一次、二次ともに東京ドームを使ったことが大きい。

表の最下段には観客動員に占める日本の観客数の比率を示した。2017年は今のところ5割を超す。以後の試合はアメリカなので、比率は減るが最終的にも4割近くになるだろう。

日本はこの観客動員の実績を背景として、次回以降はMLBとNPBの共同開催にするなど、WBC運営の主導権を握るべきではないか。

WBCのビジネスの可能性は大きいと思う。

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