捕手に至っては、日米の差は極端に大きい。
MLBでも専守防衛タイプの捕手はいるにはいる。
古い話で恐縮だが、ドジャースのスティーブ・イェガーは、眼鏡、細面で知的な雰囲気の捕手だった。
通算打率は.228、OPSは.653だったが、盗塁阻止率は40%近く。リードも優秀。MLBにもこういう捕手がいるのだと思ったものだ。

ジョニー・ベンチのように攻守ともに優秀な保守もいたが、マイク・ピアッツァのように守備には目をつぶるタイプもいた。

2016年のMLB各球団の正捕手はどうか?

C-MLB-Hit


捕手でも二けた本塁打は当たり前。専守防衛の捕手もいるが、そういう選手が一人でフルシーズンマスクをかぶることはまずない。

今DL入りしているが、ヤンキースはゲイリー・サンチェスという若手捕手が出てきた。守備、リードがうまく、昨年は盗塁阻止率も41%、しかしそれ以上に53試合で20本塁打 打率.299、OPS1.032という強打にMLBは色めきだったのだ。
打てる捕手への渇望感は強い。

NPB12球団の正捕手はどうか?

C-NPB-Hit


日本でも阿部慎之助のように強打の捕手が出れば、それにこしたことはないが、そもそもそういう選手が出ることがレアなので、最初からあきらめている印象がある。
昨年は阪神に原口と言う強打の捕手が出たが、金本監督は今季、あっさりと一塁にコンバートした。
西武には森友哉、日本ハムには近藤健介という若い強打の捕手がいたが、森はDHでの起用が多く、近藤は内野、外野にコンバートされた。

NPBには「打撃が良い捕手は守備が悪い」あるいは「捕手は守備の負担が大きく、打撃に影響する」という固定観念がある。言い方を変えれば「守備が良ければ打撃には目をつむる」ということでもある。

強打の捕手がいれば、打線の穴がなくなり大きなメリットがあるのだが、最初からそれを放棄しているような感じだ。

こういう点もNPBとMLBの考え方の違いだろう。


1976年東尾修、全登板成績【チームはどん底ながら、連続2ケタ勝利】

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