青木宣親の、日米通算2000本安打(2000安打と伝えるメディアもあるのはなぜ?)がちらほらと話題になっている。
イチローの4000本安打に比べればはるかに小さな扱いだが、MLBの話題と言えばこれが持ち出される。
NPBで1284安打、MLBで昨日までに709安打を打っているから、あと7本である。

日本人では7人目となるが、当サイトではこれを評価しない。
異なるリーグの記録を合算するのはナンセンスだ。それにレジー・スミスやウィリー・デービス、アルフォンソ・ソリアーノ、アレックス・ラミレスなどの外国人の達成者も除外しており、恣意的に過ぎる。あくまで参考記録であり、トリビアの類だと思っている。

おそらくは、青木本人も何とも思っていないはずだ。達成しても8人目の記録であり、目新しさがないこともあるが、それ以上に、今は「それどころではない」からだろう。

ヒューストン・アストロズの外野陣

Aoki20170530


青木は規定打席の149から程遠い117打席。ベルトランが衰え、他の選手もそれほどいい成績ではない中で、レギュラーの座を確保していない。
フル出場すれば.280は堅く、出塁率も3割台後半はマークする好打者だが、MLB屈指の「本塁打が出ない打者」であり、守備範囲も狭くなっている。また脚力も衰えが見えるために、常に4番目の外野手でしかない。

2000本安打がどうのというより、まず出番を確保しなければならないのだ。

青木は毎年のようにチームを移籍しているが、このままいけば今オフもまたチーム探しをしなければならないだろう。
成績が下がればマイナー契約の可能性も考えられる。

この春には川﨑宗則がMLBへの挑戦を断念し、ソフトバンクに帰参した。イチローもいよいよ先が見えてきた。
ここで青木がメジャーのステイタスを失えば、2018年は、2001年以来の「日本人野手不在」というケースも考えられる。

そうした様々な状況を考えれば「日米通算2000本」で浮かれているわけにはいかない。

どうでもいいこの騒動は、さっさと終わらせてしまおう。
それよりも、青木に一本でも多くの安打を期待したい。


1977年安田猛、全登板成績【チーム初の2位に自己最多の17勝】

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