中日ドラゴンズというチームは、メジャーリーガーの起用で先駆的な役割を果たしたが、KBO選手の導入でも他チームの先駆けとなった。1996年の宣銅烈に続いて野手として最初にNPBの試合に出たのが、リー・ジョンボムだった。


KBOでの6年のキャリアを経ての入団だったが、実力はピークに達していた。前年は1番打者でありながら30本塁打を打ち、64盗塁。敬遠四球は30。手におえない活躍だった。
それだけにNPBでの1年目の成績は物足りなかった。また遊撃手としても失策が多かった。死球によって右ひじを骨折し、長期離脱したが、これによって内角に踏み込めなくなってしまった。
KBO出身の野手はほぼすべて、NPBの一線級投手の内角攻めに苦しむ。今年の李大浩もあれだけ懐が深いのに、なぜかホームベース寄りに立って窮屈そうにバットを振っているが、精度の高い内角球への対応ができないうちにスランプに陥るのだ。
はじめての野手であり、期待も高く、プライドも高かったために最後はシーズン途中で韓国に帰ってしまった。
ただ、2000年の成績は、NPBの野球への適応が見て取れる。この年には外野手に転向していた。日本人ならここから円熟味を増すことも期待できたはずだ。
2001年にKBOに帰ってからなおも11シーズン野球を続けた。
2006年のWBCでは7試合25打数10安打と活躍した。このときは盗塁は0、二塁打6本。
晩年は脚力、長打力は目に見えて落ちて行ったが、浮沈を繰り返しながら40歳まで現役。見事な野球人生だった。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
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KBOでの6年のキャリアを経ての入団だったが、実力はピークに達していた。前年は1番打者でありながら30本塁打を打ち、64盗塁。敬遠四球は30。手におえない活躍だった。
それだけにNPBでの1年目の成績は物足りなかった。また遊撃手としても失策が多かった。死球によって右ひじを骨折し、長期離脱したが、これによって内角に踏み込めなくなってしまった。
KBO出身の野手はほぼすべて、NPBの一線級投手の内角攻めに苦しむ。今年の李大浩もあれだけ懐が深いのに、なぜかホームベース寄りに立って窮屈そうにバットを振っているが、精度の高い内角球への対応ができないうちにスランプに陥るのだ。
はじめての野手であり、期待も高く、プライドも高かったために最後はシーズン途中で韓国に帰ってしまった。
ただ、2000年の成績は、NPBの野球への適応が見て取れる。この年には外野手に転向していた。日本人ならここから円熟味を増すことも期待できたはずだ。
2001年にKBOに帰ってからなおも11シーズン野球を続けた。
2006年のWBCでは7試合25打数10安打と活躍した。このときは盗塁は0、二塁打6本。
晩年は脚力、長打力は目に見えて落ちて行ったが、浮沈を繰り返しながら40歳まで現役。見事な野球人生だった。
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コメント
コメント一覧
1年目は怪我で半分ほどしか出場できなかったんですが、今、改めてスタッツを見ると思っていたよりもずっといい数字ですね。打撃だけなら、現在の西武の中島あたりと互角ですからね。
よくも悪くも韓国人らしい選手でした。確かに死球によって日本での運命が変わってしまったのは気の毒ではありましたが、守備や走塁では日本では受け入れられないような荒っぽさを売りにしているところがあったので、もとより上手くいく運命ではなかったのかもしれません。
広尾さんも既にご指摘ですが、最後は韓国のスター選手らしく、そのプライドの高さが災いして引退することになったようです。現地の報道を見る限りでは、2軍で開幕を迎えることに耐え切れずにプッツンしてしまったようで、その短慮をたしなめる声もあるようですね。
川尻は他にも誰かドラゴンズの主力選手にぶつけたのでは・・。
同じ李でも、ビョンギュの無気力プレーは三年間、ドラゴンズファンにとってストレスでした。ビョンギュでも帰国した後は、そこそこ活躍しているんですよね。やかり、まだ日韓のレベルの差は大きいのでしょうか。
李にとって不運だったのは,98年ドラフトで似たようなタイプの福留をドラ一で獲得したことでしょう.福留の遊撃守備も大概でしたが,これによって外野にコンバートされたのは不本意だったでしょうし,打撃にも悪影響を与えたように思います.
もう一つ,ナゴヤドーム移転以降深刻な長打力不足に陥った中日では,外国人野手にまず求められたのは長打力でした.
2000年にはディンゴを獲得,ゴメスと投手のバンチ・曹竣揚→ギャラードといる中,シーズン当初は外国人枠に入れませんでした.ディンゴが大外れだったので出番が回ってきて,そこそこ結果を残したのですが,翌年はティモンズを獲得.
ディンゴ・ティモンズともに活躍出来ず,福留も2002年に外野へ転向するまでは期待に応えられなかったのですから,不満を持つのは仕方がないと思います.
雑な部分はありましたが,一般に言われているほど悪い選手ではなかったと思います.気の強い選手ですが,打撃不振で円形脱毛症になったり,まじめな一面もありました.
星野監督の扱い方は良くなかったですし,そもそも当時の中日に必要なタイプではなかったことは不幸なことでした.
ただ,日本で外野へ転向したことが選手寿命を伸ばし,その後の選手生命に大きくプラスになったのではと思います.
引退を期に当時の映像を見直したてみたのですが、どんな球にでも手をだしていく積極性が印象的で、踏み込んで顔を球に近づけ、ハーフスイングぎりぎりでバットを止める見送り方がデレク・ジーターそっくり。細身ですがブンブン振り回していく強気さが、彼の真骨頂だったのだと思います。
故障後は一転して、球をじっくり見極める事が多くなりました。こうなると、元々パワーも技術も並外れたレベルではないので、投手は怖さを感じないのでしょうね。警戒されなくなり、四球を取れなくなりました。
がっかりした点は、もうちょっと走れるかと思っていたんですけどね。足は遅いわけではないのですが、圧倒的な快足にはほど遠く、さらに盗塁技術や走塁センスはお粗末なもの。猪突猛進を地でいくタイプでした。韓国では最多で84盗塁を記録したそうですが、おそらく当時のKBOはクイックの下手な投手が多かったのでしょう。
引退後ですが、事業に手を出す気は一切なく、野球の現場に関わりたいとのこと。中日時代を除けば一環してヘテ/起亜タイガースのフランチャイズプレーヤー。おそらく、そう遠くないうちに再び起亜のユニフォームを着る姿が見られるんじゃないでしょうか。
そういえば、宣銅烈と並んで「栄光のヘテ時代」「落日の起亜時代」を象徴するプレーヤーなんですよね。彼が来日する前のヘテは本当に強いチームだったそうです。それが一転して、起亜時代はリーグ中位の成績に終始している。ここ数年はかなりの補強をして、盛り返しているようですが。
※私はNPBに関心が多い韓国人カープファンです。日本語のレベルが低いのはご了承ください
まず、思ったより日本ファンのイ·ジョンボムの評価は友好的ですよね
韓国では李と李が所属しているタイガースファンを除けば、日本時代の李は再評価されています
その時は今のように情報化時代ではないので、李についての情報が足りなくて韓国メディアの反日感情を刺激する記事のために多くの噂がありました
川尻が故意に李に向かって投げ、当時川尻が投げたボールの球速が150kmを超えたという噂もありました
一言で、李はケガ前まで日本球界を牛耳るたが、故意的なケガで実力が落ち, 残した成績も良くなかったという噂でした
しかし、今は当時の真相がたくさん知られて、野球に興味があるファンならあんな噂を信じていません
1. 李は97年4月に0.330以上を打って大活躍したが、弱さが分析された後ずっと打率が下落 (5月打率=0.260台, 6月打率=0.230台)
2. インコースとフォークボールの弱さを見せたし、インコース弱さを解決するためにホームプレートに寄り添って打撃
3. 川尻がインコースにボールを投げたが、李が振っている保護具がない右ひじに当たって、当たった責任は寄り添って振った李にもあり
4. 守備はフィールディングの技術が低いが、強い肩でカバーするタイプ
(しかし、送球が不正確で多くのエラーを記録)
5. 多くのエラーを記録して星野は早くて肩が強い李を外野数で起用
6. 走塁技術も低く、韓国で85%の成功率を見せた盗塁も日本では70%台
今は韓国でも野球に関心が多くのファンなら、そう認識しています
今よりも大きかった当時の韓日野球の格差を認める雰囲気です
p.s NPBに関心が多くて、メール友達を求めています
メールを通じて野球の話を交わしたいです
happyslyly@naver.com
※私はNPBに関心が多い韓国人カープファンです。日本語のレベルが低いのはご了承ください
まず、思ったより日本ファンのイ·ジョンボムの評価は友好的ですよね
韓国では李と李が所属しているタイガースファンを除けば、日本時代の李は再評価されています
その時は今のように情報化時代ではないので、李についての情報が足りなくて韓国メディアの反日感情を刺激する記事のために多くの噂がありました
川尻が故意に李に向かって投げ、当時川尻が投げたボールの球速が150kmを超えたという噂もありました
一言で、李はケガ前まで日本球界を牛耳るたが、故意的なケガで実力が落ち, 残した成績も良くなかったという噂でした
しかし、今は当時の真相がたくさん知られて、野球に興味があるファンならあんな噂を信じていません
1. 李は97年4月に0.330以上を打って大活躍したが、弱さが分析された後ずっと打率が下落 (5月打率=0.260台, 6月打率=0.230台)
2. インコースとフォークボールの弱さを見せたし、インコース弱さを解決するためにホームプレートに寄り添って打撃
3. 川尻がインコースにボールを投げたが、李が振っている保護具がない右ひじに当たって、当たった責任は寄り添って振った李にもあり
4. 守備はフィールディングの技術が低いが、強い肩でカバーするタイプ
(しかし、送球が不正確で多くのエラーを記録)
5. 多くのエラーを記録して星野は早くて肩が強い李を外野数で起用
6. 走塁技術も低く、韓国で85%の成功率を見せた盗塁も日本では70%台
今は韓国でも野球に関心が多くのファンなら、そう認識しています
今よりも大きかった当時の韓日野球の格差を認める雰囲気です
p.s NPBに関心が多くて、メール友達を求めています
メールを通じて野球の話を交わしたいです
happyslyly@naver.com
ようこそいらっしゃいました。私はKBOの野球に非常に興味があります。過去のブログでも何度も取り上げています。ぜひお読みください。今年は李大浩の打撃に注目しています。残念ながら、私の予測はそれほど希望的ではありませんが、記事に取り上げたときは、ぜひコメントで議論にご参加ください。
自分の周りでは李選手が韓国人というだけで不当に貶す人がいますが、他にも書いている方がいるとおり川尻投手から死球を食らうまではドラゴンズに新風を吹き込む素晴らしい活躍でした。
初球からガンガン振っていく積極性、雑な守備を補って余りあるダッシュ力と強肩スローイング、チームを鼓舞するようなパフォーマンス、その存在全てにおいてドラゴンズを盛り上げてくれた選手でした。
あの死球は悔やんでも悔やみきれませんがその後長きに渡って韓国でもプロ生活を続けたとのこと、いつか指導者としてまたユニホームを着て活躍して欲しいと願います。
3年も前の投稿を発見していただき、ありがとうございます。李大浩はNPBに適応しましたね。