昨日、NPBには長距離打者が30人くらい足りないというコメントを、duplesさんから頂いた。同感。確かにNPBには大きいのを飛ばす打者が少ないのではないか。
4000打席以上の打者で、これを調べてみることにした。
IsoPという数値がある。長打率から打率を引くという単純なものだが、これで二塁打以上の純粋な数値がわかる。シングルヒットだけの打者は.000になる。
えんじ色は現役。



IsoPが.200を超えれば長距離打者と言えよう。4000打席以上では49人いる。トップは打言わずと知れた王貞治。しかし2位にはアレックス・カブレラがつけている。以下、松井秀喜、田淵幸一、タフィ・ローズ。
現役では松中信彦、村田修一、小笠原道大と続く。現役選手の数は14人と決して少なくはないが、村田、阿部慎之助、城島健司を除く顔ぶれは全盛期を明らかに過ぎている。
4000打席と言えば、中堅クラスの多くの選手が含まれているが、ほとんどがIsoP.200に達していない。
新井貴浩.191、井口資仁.188、松井稼頭央.170、鳥谷敬.131。
欄外に示したが、4000に満たないクラスでは、おかわりこと中村剛也が、.297と王貞治に次ぐレベルに達しているが、あとは松田宣浩が.200程度。中島裕之が.172、内川は.143。
打席数は遙かに少ないがT-岡田が.205、中田翔が.160。
最近のNPBは長距離打者を育てていないのではないか、という気がしてくる。
NPBのコーチ陣は、思い切り引っ張れる打者を作ることが出来るのだろうか。統一球を克服するためにも、IsoPが2割を優に超える長距離打者を育成すべきだと思う。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
IsoPという数値がある。長打率から打率を引くという単純なものだが、これで二塁打以上の純粋な数値がわかる。シングルヒットだけの打者は.000になる。
えんじ色は現役。

IsoPが.200を超えれば長距離打者と言えよう。4000打席以上では49人いる。トップは打言わずと知れた王貞治。しかし2位にはアレックス・カブレラがつけている。以下、松井秀喜、田淵幸一、タフィ・ローズ。
現役では松中信彦、村田修一、小笠原道大と続く。現役選手の数は14人と決して少なくはないが、村田、阿部慎之助、城島健司を除く顔ぶれは全盛期を明らかに過ぎている。
4000打席と言えば、中堅クラスの多くの選手が含まれているが、ほとんどがIsoP.200に達していない。
新井貴浩.191、井口資仁.188、松井稼頭央.170、鳥谷敬.131。
欄外に示したが、4000に満たないクラスでは、おかわりこと中村剛也が、.297と王貞治に次ぐレベルに達しているが、あとは松田宣浩が.200程度。中島裕之が.172、内川は.143。
打席数は遙かに少ないがT-岡田が.205、中田翔が.160。
最近のNPBは長距離打者を育てていないのではないか、という気がしてくる。
NPBのコーチ陣は、思い切り引っ張れる打者を作ることが出来るのだろうか。統一球を克服するためにも、IsoPが2割を優に超える長距離打者を育成すべきだと思う。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
コメント
コメント一覧
私はこの点に関しては、NPBだけの問題ではなく、野球界全体の指導方針の問題だと思っています。
1つには、指導者の多くが選手に長打よりも確実性を求める傾向があることです。日本では、スモールベースボールが過度に賞賛される傾向がある一方で、長打狙いの打撃を「粗い打撃」と決め付けて排除する傾向が強いように思います。
もう1つは、確実性(=出塁)を求めるために、少年野球の指導者が左打ちの選手を「濫造」したことにあります。右投げ左打ちの選手のほとんどはこれに該当します。
一般に打球を遠くに飛ばすためにはスイングをする両腕のうち、後ろ側の腕で押し込むような動作が必要ですが、右投げ左打ちの選手の場合は、利き腕と逆の腕で押し込むことになり、この押し込みが弱いので、打球が遠くに飛ばないと言われています。
事実として、NPBの通算本塁打上位30人のうち、右投げ左打ちの選手は金本、小笠原、掛布の3人だけです。
そして彼らも、そして松井秀喜もそうですが、本質は中距離打者なのではないかと思います。彼らの本塁打の軌道は、田淵幸一のような高く舞い上がる打球ではなく、弾丸ライナーが多いように思います。
最近は右打ちのよさも見直されてきましたから、今後は長打力のある打者も増えていくと思います。日本ハムの中田などは今後も期待したい選手ですね。
NPBの打者は急激に小粒化しています。
だからこそ、疑問があるのです。
ダルや田中についていつも思っていたのですが、その表に並んでいるカブレラ、ローズ、中村紀、小久保、松中、城島、小笠原などの面子の全盛期(主に2000年代前半ですね)に対戦したとして、あそこまでの成績が残せるのでしょうか。
もちろん、現実に対戦できない以上、そんな想像をする事に意味はありません。
ただ、どうしてもそう思ってしまうんです。
「空前絶後の数字をたたき出した」というのは事実ですし、その数字を残せたのは、その年においてどれだけ相手打者を上回っていたかを示していると思います。
ですが、ここまで小粒化した打者を相手に残した数字ををもって「史上最高の投手」と呼ぶのは、私は疑問が残るんです。
このページの主旨に反した発言ですよね、すみません。
荒らすつもりとかではないんです、本当に。
ただ、疑問なんです。
30人という数字に大した根拠はないのですが、昨年日本人で20本塁打以上を打った中村、松田、畠山、阿部、村田に、将来性を見越して中田翔を加えた6人。これに30人足すと36人。つまり全球団に3人ずつ行き渡るという計算です。
これはおおむねMLB中位クラスの打線を想定しています。打線の中に大物打ちが3人くらいいると、投手も緊張しますし失投もあるでしょう。8-7や5-4など、MLBでよく見るスコアが日本の球場にも並ぶのではないかと。
それにしても上掲の表を見ると、暗澹とした気持ちになりますね。村田、阿部、城島にしても、もうあまり伸びしろのない選手ですし。中田翔、T-岡田、栗原、畠山あたりが伸び悩むようだと、NPBはお客にそっぽ向かれるんじゃないかと。
ちなみに、まだわずか10試合程度ですが、セリーグでIsoPが.200を超えているのは、ブラゼル、バレンティンの2人だけ。季節は春なのに、未だ寒風が吹きすさんでいます。
徐々に野手にまで(野球センスと身体能力を兼ね備えた)
質の高い人材が回らなくなってきてるんですかね
bunchousannが仰るように「右投げ左打ち」の粗製乱造を止めない限り難しいと思います。
今日、白夜書房の「世界野球名鑑」を見ましたが、キューバリーグは右投げ右打ちか左投げ左打ちばかりです。
飛ばないボールを打つには利き手の押し込みが必要でしょう。プリンス・フィルダーのような例外もありますが、もう一度利き手をトップハンドにすることを認識すべきかと感じました。
もうひとつの方策は高校野球で一番運動神経のいい選手を「投手で4番」から「野手で4番」に変えることではないでしょうか。
イチロー、松井の影響力と言えましょうか。特に、イチローかな?
二人とも、「右投げ左打ち」です。
イチローがあの「210安打」を記録したのが、1994年です。しばらくは、まさに、日本中が「イチローブーム」でした。
仮に、95年の時点で、10歳の子供は、現在、27歳です。イチローの影響を受けて、当時の多くの小学生・中学生が、左打ちに転向したであろうことは想像に難くないしょう。
もちろん、この二人に何の罪もありません。むしろ、プロ野球の大功労者です。
だからこそ、この年代に「右投げ左打ち」が多く、現在、統一球に苦労しているのではないでしょうか?
この仮説からすると、長距離打者を増やすためには、アマの段階がポイントになりますね。やはり、自然である「右投げ右打ち」を重要視することだと思います。
今の子供たちが、おかわり君や内川に憧れてくれるといいのですが・・・
受験予定だった、慶応義塾大学の腰本監督から教わったそうです。
私は37歳で、イチローや小笠原道大は1学年上、松井秀喜や黒田博樹と同学年になりますが、私の世代でも、掛布雅之や篠塚利夫の影響で、右投げ左打ちを始めたという野球選手は多かったです。
そう考えると、プロアマの癒着や、裏金問題と同じように、長年の蓄積された問題として考えないといけないですね。
確実性よりも、一塁に少しでも早く駆け込めるように、右投げ左打ちに変えていったのではないですか。
>もうひとつの方策は高校野球で一番運動神経のいい選手を「投手で4番」から「野手で4番」に変えることではないでしょうか。
このへんは、日本の内野手がMLBでは芳しい成績を残せないこととも関係してきそうですね。
ご指摘の通り、日本では最も優れた選手を投手にしますが、アメリカなどMLBの影響の強い地域では、最も優れた選手をショートにします。
つまり、元の素材が違うことが、日本の内野手がなかなかMLBで好成績を残せない一因になっているのではないかとも言えます。
現に、投手はそれなりにMLBでも通用しています。あるいはNPBのルーキーでも先に一軍で頭角を現すのは投手であることが多いです。
話が飛んでしまいましたが、スラッガーはもともと育成するのが難しいとも言います。選手の素質もさることながらコーチの手腕も問われそうですね。
特に、先のコメントにあったように、田淵のような高い放物線の飛球を生み出すのは、背筋力によるところが大きいと考えられます。
で、腕力と違って背筋を鍛えるのは、なかなかに難しい。
つまり、スラッガーの資質と言われるのは、優れた背筋を持っているか否かと考えても差し支えないかと。
なので、右投げ左打ちの濫造以前に、その資質に価値を見出せない、指導方法に問題があるのでないかと思われます。
あと、技術的な点では、やはり金属バットの影響が大きそうですね。
同感です。僕も日本時代からそう思っていました。
彼の打球はまさにラインドライブヒッターのそれですが、スイングスピードがずば抜けているため、スタンドまで届いてしまうのでしょう。背筋力ですが、たしか入団時からチームトップクラスだったと記憶しています。うろ覚えですが。
幸いなことに、7年間ものあいだ東京ドームよりも狭いヤンキースタジアムを本拠にした事で、それなりに本塁打を稼ぎましたが、たとえば1年目からずっとオークランドでプレイしていたら、年平均15本くらいの成績に落ち着いていたと思います。
余談ですが、今後日本の打者が参考にすべきは、松井の打ち方ではなく、落合の打ち方だと考えています。
ライナーを打つ打者を最近こういう風に言う人ネット上でたまに見ますね。何か打率も長打もともなっている中距離打者は悪いという風潮がどうかと思われますが。
そういえば先日も米メディアがプホルズはライナーが多く去年まではHRを打っていたが衰えてHRが打てなくなった、ということを言ってましたが、その理論ではプホルズもマットホリデイも中距離打者ということですね。
まぁ打率とHRを両立するならライナーを打つしかないわけですが。
あるいは落合氏のように狭い球場で打者有利の時代におっつけたライトフライがスタンド前列に入ってしまって打率とHRを両立できてしまうケースもあるようですが。
城島なんかにしてもメジャーでは逆方向に1本だけでセンターにも0本であとは全部引っ張りのプルヒッターもいますね。城島はライナーで長打と打率を両立するプホルズタイプですね。
盛りを過ぎる頃の30歳前後から日本人強打タイプでメジャーに挑んで、HRを一番打ち、30歳の2004年にアリーグのAjusted Batting Runでアリーグ8位、メジャー全体のそれで19位(上には薬物使用や疑惑のある打者が6,7人いる)に入った2004年のような活躍を唯一してるのが右投げ左打ちの打者だという事実があります。
日本の右の強打者で今後この活躍を上回れる打者なんて出てくるんでしょうか?
ここの人が言っている「本質的に長距離打者の打ち方」をしている打率が低いHR特化打者がメジャーに行ってもしもブレーブスやインディアンスのような完全に中立的な球場で35本以上を2,3度打ったとしても打率が低い以上はよっぽど四球を選ぶとかでない限り、Ajusted Batting Runなどの総合打撃貢献指標でリーグ5位以内の活躍など到底できないと思いますが。
そもそも今年のおかわりやプホルズを見てれば分かりますが、FAで行く打者は30歳前後からの挑戦になるため、すぐに衰えて33歳以降はピークと同じような活躍などできる強打者はいません。
金本が4番打ったりしている現状がそれを表しているのが明らかです。若手で人材が減ってきている。
だから結局はここでduplesさんが言うような本質的に長距離打者でメジャーでFAで30歳前後から挑戦して、本質的に中距離打者と言う松井を超える活躍をする打者はまず当分は出てこないでしょうね。
入札制度で25歳くらいから、あるいは高卒で渡米した打者くらいじゃないでしょうか。可能性があるのは。なにしろ選手や打者の全盛期は27歳前後と統計上言われていますからね。
HRは天性のものが必要と野村克也氏が言っているように、少子化で今後団塊ジュニアのジュニアくらいですかね、スラッガーがそこそこ出てくるのは。あと12年後くらいでしょうか。
いずれにせよ私は今後プロ野球界で歴史的な活躍をするスラッガーはほぼ出てこないと見ていますし、その中からさらに高卒でFA制度を利用して29歳からメジャーに挑戦しHRを量産して活躍するフライボールヒッターなど皆無に近いものと思っています。
90年代から2000年代初頭にかけてある意味ではバブルの絶頂であったと思いますよ。ベビーブームの人材の宝庫でしたから。良い夢を見させてもらいました。
ちなみにメジャーに本質的に長距離打者である低打率のフライボールヒッターでHR率の高い打者で控えに甘んじている打者は結構いると思います。
本塁打率が現役トップクラスの右投げ左打ちのラッセル・ブラニアンもその一人ですね。
HRを打つだけではなくて状況に応じた打撃もできないと監督さんから敬遠されるみたいですね。
申し訳ないですが、コメント掲載できないです。言葉を選んでいただきたい。
でも金属バットが導入されたのはずいぶん前なんですよね。
NPB出身の投手はメジャーでそこそこ活躍するのに、野手は(ステロイダーを差し引けばそんなにホームランは出ないことがわかりましたが)それほど活躍できていないように見えます。
高校野球で甘い金属バットを使えるのはためにならないのかも、なんて思ったりします。統一球で反発係数を落とされてしまえば、バックスピンをかけずに弾き返す中距離打者は苦戦します。 それと同じく、金属バットの反発力ならホームランが打ててもプロの世界では無理、っていう状況だとすると無駄な経験なのかも? なんて。
ライナーでホームランを打っていた中西さんの真似をしても短命に終わるかもしれませんが……