前のブログで「黄信号」といったが、そろそろ「赤信号」になっていた地域もあったようだ。少し旧聞だが。
日刊スポーツ
埼玉大会は11日、熊谷市で最高気温38・3度を記録したのをはじめ、県内全域で酷暑となり、熱中症で倒れる球児や関係者が相次いだ。
川越西のエース井原彰吾(2年)が1点リードの9回2死で、突然マウンドにうずくまった。熱中症による交代はチームで3人目。筒井一成監督(41)は「試合で倒れるなんて初めてです。何をやっているのか」とあきれ顔だった。
川越西の主将、野村真吾外野手(3年)は「水分と塩分の対策からやり直しです」と猛省した。
埼玉県高野連・高間薫専務理事(58)は「ちょうど期末試験が終わり、体が慣れていないんじゃないかな。対策を考えないと。毎日これでは困る」と話した。

日刊スポーツは朝日新聞系であり、高校野球を擁護する立場ではある。
しかし、記者は目の前で起きた選手、関係者の熱中症によるリタイアに、驚きもせず、危機感も抱かなかったようだ。ジャーナリスト失格だろう。
川越西の監督や主将は「熱中症で選手が倒れたのは、選手が悪い」「準備不足だ」と考えている。このあたりが、意識の低い高校野球関係者のリアルな感覚なのだろう。
筒井監督には、熱中症が命に係わる深刻な健康被害だという認識がない。もし、選手がその儘意識が戻らず、死んでも「何をやっているのか」と言うつもりだろうか。
野村主将のことばからは、筒井監督が常々「猛暑対策も練習のうちだ」と言っていることがうかがえる。
そういうことではないのだ。気温が35度を超えれば、長時間屋外にいる人間は生存の危機にさらされる。もちろん、全員が死ぬわけではないが、人が死んでもおかしくない状況になるのだ。鍛えるだの、準備するだの言うレベルを超えている。
高野連は、日程の消化だけを考えている。「毎日これでは困る」は、当事者の吐く言葉ではない。日程の消化よりも、選手の健康を考えるならば、中止や試合時間の変更も含めて検討すべきだ。
メディアも、指導者も、高野連も、頭がおかしいとしか思えない。危機意識、問題意識がなさすぎる。本当に人が死なないと。ことの重大さ、深刻さに気が付かないのだろうか?
※この埼玉県高野連をめぐる記事は、2013年のものであり、川越西の監督は退任しているとの指摘があった。大変軽率な引用をした。お詫び申し上げる。
ただ2013年の埼玉県の猛暑日は埼玉県北部(熊谷市)で23日、今年は20日までで11日連続で11日となっており、以後も猛暑日が続くと考えられる。危険性は高まっている。しかし高野連の認識は変わっていないと思われるので、そのまま掲載することとした。

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川越西の主将、野村真吾外野手(3年)は「水分と塩分の対策からやり直しです」と猛省した。
埼玉県高野連・高間薫専務理事(58)は「ちょうど期末試験が終わり、体が慣れていないんじゃないかな。対策を考えないと。毎日これでは困る」と話した。

日刊スポーツは朝日新聞系であり、高校野球を擁護する立場ではある。
しかし、記者は目の前で起きた選手、関係者の熱中症によるリタイアに、驚きもせず、危機感も抱かなかったようだ。ジャーナリスト失格だろう。
川越西の監督や主将は「熱中症で選手が倒れたのは、選手が悪い」「準備不足だ」と考えている。このあたりが、意識の低い高校野球関係者のリアルな感覚なのだろう。
筒井監督には、熱中症が命に係わる深刻な健康被害だという認識がない。もし、選手がその儘意識が戻らず、死んでも「何をやっているのか」と言うつもりだろうか。
野村主将のことばからは、筒井監督が常々「猛暑対策も練習のうちだ」と言っていることがうかがえる。
そういうことではないのだ。気温が35度を超えれば、長時間屋外にいる人間は生存の危機にさらされる。もちろん、全員が死ぬわけではないが、人が死んでもおかしくない状況になるのだ。鍛えるだの、準備するだの言うレベルを超えている。
高野連は、日程の消化だけを考えている。「毎日これでは困る」は、当事者の吐く言葉ではない。日程の消化よりも、選手の健康を考えるならば、中止や試合時間の変更も含めて検討すべきだ。
メディアも、指導者も、高野連も、頭がおかしいとしか思えない。危機意識、問題意識がなさすぎる。本当に人が死なないと。ことの重大さ、深刻さに気が付かないのだろうか?
※この埼玉県高野連をめぐる記事は、2013年のものであり、川越西の監督は退任しているとの指摘があった。大変軽率な引用をした。お詫び申し上げる。
ただ2013年の埼玉県の猛暑日は埼玉県北部(熊谷市)で23日、今年は20日までで11日連続で11日となっており、以後も猛暑日が続くと考えられる。危険性は高まっている。しかし高野連の認識は変わっていないと思われるので、そのまま掲載することとした。

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コメント
コメント一覧
何か、オカルトの信仰者か何かなのでしょうか?
『ハァ!?「何をやっているのか」だって?この炎天下で投げさせておいてお前はどの口で其れを言ってるんだ!!』
と、素直に思えたかどうか……
『この程度で倒れてしまって、本当に申し訳ない……』
などと考えていたとしたら……世も末ですね。
さすがにこれだけ猛暑が続く中で、ぽつぽつと現状に警鐘を鳴らす記事が出てきました。
ネット上には疑問の声 猛暑もお構いなしに試合が行われる高校野球
https://npn.co.jp/article/detail/97640647/
炎天下で守備50分…プロ野球も時間再考と給水タイムを!
https://www.sanspo.com/baseball/news/20180720/mar18072013000003-n1.html
熱中症から選手を守れ!もう通用しない根性論
https://news.yahoo.co.jp/byline/andotakahito/20180719-00089923/
3つ目の記事はサッカージャーナリストの安藤さんの記事ですが、人工芝による弊害は野球についてもいえるでしょう。
テレビや新聞では「不要不急の外出は避けましょう」と言っておきながら、一方で真夏に大々的に興行を行うというのはダブルスタンダードそのものです。この矛盾、それに対する批判に正面から向き合わなければならないのは主催メディアの義務だと思います。
川越西の主将、野村真吾外野手(3年)は「水分と塩分の対策からやり直しです」と猛省した。
この気温の中、こういったコメントが監督から出るのが信じられません。猛暑の中で行われる以上、暑さ対策は必要だと思います。しかし、近年の暑さはそもそも外出をすることそのものが危険な領域であり、どんなに対策をしても熱中症になってしまうことがあることを最低限指導者なら頭に入れておかないといけないでしょう。指導者の態度として失格です。選手のコメントからも「いつもの高校野球だなぁ」という感じですね。無論悪い意味でいつもの。
>埼玉県高野連・高間薫専務理事(58)は「ちょうど期末試験が終わり、体が慣れていないんじゃないかな。対策を考えないと。毎日これでは困る」と話した。
主催者なのに、この他人としか思えないコメントには呆れて物も言えません。
困るって、対策を考え出して提案、実行するのが仕事でしょうに。
近年における従来ではありえないほどの暑さが命の危険があるレベルに差し掛かっていることをスポーツに関わる人全ての共通認識にしないと、本当に死者が出ると思います。
まず日影を探されたと思います。
このなかで野球って考えられないですね。
広尾さんもたびたび指摘しているように、近年はスポーツ紙の質の低下が顕著になっているように思います。
そもそもスポーツ新聞にはジャーナリズムなんてものはないのでしょうが、スポーツにおける事象に対する問題提起や分析を放棄した報道姿勢には疑問を抱きますし、今の時代のニーズに即した情報提供ができているとも思えません。
発行部数も年々すごい勢いで減少していますし、数年後にはスポーツ新聞という媒体自体がなくなる可能性が高いです。
当の新聞社や記者に危機感があるのかどうかはわかりませんが、中身のない情報には価値がないのですから、今のままでは淘汰されるのも仕方がないのでしょうね。
5年経ったのに相変わらずというか、問題意識があれば何かしら変化もあるはずなのですが。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-01656382-gekisaka-socc
効果は別として、高野連が何もしなければ、野球界よりサッカー界の方が子供を大切にする組織という評価が出てくるだろう。
私なら子供に、野球よりサッカーを勧める。
最も、そんな最悪な事態に至ったら、学校や高野連を相手にした訴訟になるのは確実ですが。
https://news.nifty.com/article/sports/rl/12184-41589/
もはや何かの宗教としか思えません。
>tobataさん
>記事自体は5年前のものらしいのですね。 https://goo.gl/W71eZZ
ふといやなくせですが。その記事に出てくる理事さんの名前で検索すると、真っ先にこういう記事が出てきまして。
http://ug-baseball.com/2013/06/25/424/
この件の20日ほど前の話のようですが。
何の冗談かなあ・・・・
選手もそうですが、見る方、応援する方も
大変です。既に連日のようにスタンドで
熱中症にかかり倒れた人の事が報道されている。
学校で応援の動員を強制された生徒は
ボイコットしていいですよ。命にかかわりますから。
夏の予選は前倒し、春の大会を置き換えて
4、5月にやればいいと思う。春の大会なんて
普通の人は知らないし、やる意味がない。
シードは秋の大会で決めればいい。
ついでに全国大会は甲子園をやめて大阪ドーム
でやればいいと思う。雨天中止もないし、スケジュールも余裕で組めるし。
これはひどいな、、。
そのうち、暑さ対策を目的として「サウナで筋トレ」「ストーブ完備のビニールハウスで素振りとキャッチボール」を練習メニューに取り込む高校が出てきますね。
冗談ではなく結構本気で出てきそうな気がしてます。
埼玉は昨年より、3回毎にグランド整備を行い、その間に選手、審判団はベンチ、控室に下がり、給水の義務が設けられました。試合中に選手が倒れた時も選手全員、ベンチに下がるようになりました。また、開会式も入場を終えたチームからその場に座って待ってました。