昨日の藤川球児は、大きく落ちるカーブを投げたりして、これまでの速球一辺倒からの転換を図ろうとしているのが見て取れた。一昨日には海外FA権を取得。年齢を考えると難しいようにも思うが、いろいろ考えていることだろう。
ともあれ200セーブ。これは大記録だ。
セーブ数30傑。江夏豊、山本和行はセーブがNPBに導入された1974年以降の数字。リリーフ登板に占めるセーブの比率、ホールド導入後の投手は(セーブ+ホールド)/リリーフ登板の比率も入れている。ただし、ERAは先発、救援を含めた数字。

Fujikawa200SV-20120412




セーブという制度がNPBで導入されて39シーズン目になるが、記録を比較するには難しい要素が多く、未整備の感が強い。

導入された直後は先発投手が片手間でやることが多かった。また2回を投げるのが普通だった。この時期と、クローザーが固まって、原則として1回を投げると定まった現在とでは大きく条件が違う。
過去の投手との比較対象は難しいのが現状だ。また、近年はホールドという概念が生まれている。セットアッパーという職掌が確立したことによるが、これ以降と以前の比較も難しいところだ。救援投手という概念は、大きく変わりつつあり、今も変動が続いているのだ。

しかし、どんな数字でもそうだが、傑出した選手だけは時代を越えて評価することができる。

藤川球児と岩瀬仁紀、佐々木主浩は、日本の救援投手としては傑出している。短期的には良い成績を上げる救援投手は少なくないが、この3人は10年以上に渡って絶対的なクローザーとして活躍した。これが素晴らしい。そして3人ともERAが2.50以下。救援投手で3点台というのは、チームに不安感を抱かせるものだ。岩瀬の衰えが気になるが、藤川は岩瀬を抜くまで日本にいるのだろうか。

藤川はJFKの順番でわかるように、クローザーになる前にセットアッパーだった。100ホールドはそれを物語っているが、この時期にクローザーであれば、セーブ数はすでに岩瀬に次ぐ2位になっていたかもしれない。

このランクには様々な時代の救援投手が入っている。時代によって救援投手の起用法、概念が違っていたので一律に比較はできないにしても、印象に残る投手が多い。短期間にぱっと輝いて散った投手も多い。

MLBでも現役のマリアノ・リベラがセーブ数歴代トップにいる。歴史が浅い記録ジャンルなのだ。日米共に、救援投手の概念はこれからも変わり続けるのではないかと思う。

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