イチローという打者の凄さを端的に表す指標の一つ。
打球を飛んだロケーション、内野と外野に分けた打撃成績。

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あまり見ない表だと思うが、この表のポイントは「内野にとんだ打球の打率の高さ」だ。基本的に内野での安打率は、1割前後だ。イチローは.150を上回る高い打率を毎年マークしていた。
2009年は.200を上回っていた。これは驚異的だ。
また内野二塁打も7本打っている。

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外野へとんだ打球の打率は、一般的に.550前後と言われている。この打率も優秀だ。
打者の「打率」とは、内野、外野の打撃成績に三振を足したもので計算する。

2004年は外野へとんだ飛球は7割近い高打率だった。外野へとんだ安打だけで200本を超えていたのだ。
外野への飛球の打率が6割に達しなくなってから、イチローの打撃成績は落ちていく。

内野の打率も下がっていったが、2018年は久々に.174をマーク。外野にいい当たりが飛ばなかった分、内野で安打を稼ごうとしたのだろう。

2019年は外野飛球はなかった。もうそこまで飛ばす余力が残っていなかったのだ。

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2018年鈴木博志、全登板成績

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