だんだん良くなってきているという手ごたえはあったが、大したものだ。
田中のMLBでの4回の完封勝利の記録。

田中はデビュー年に、とんとん拍子で6連勝を飾ったが、その6勝目が完封。2012年からMLBで投げるダルビッシュ有よりも早く完封をした。
しかし次の試合で負けて、8月には右ひじ靭帯損傷で戦列を離れる。トミー・ジョン手術はまぬかれたがPRP療法を受けることになった。
そこから2017年まで完封はなかった。この間に投球のタイプは大きく変わった。2014年は力で押すパワーピッチが目立っていたが、2017年は打たせて取る技巧派になった。
それはゴロ(GB)とフライ(FB)の比率でわかる。2014年はフライのほうが多かったが、2017年以降はゴロのほうが多くなっている。

これで3年連続の完封。今回は四球を一つ出したものの、被安打はわずか2。映像を見ると、スプリッターとツーシームが絶妙のところに決まっていた。
肩の力が抜けて、すいすい投げているように思えた。
ツーシーム、あるいはシンカーが主体で、スプリッターを決め球にしている点は黒田博樹に近いが、投球のレベルは田中の方が上だろう。
円熟味を見せた投球だった。

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