オープン戦を見に行くことはかなわなくなった。プレスパスを申請すれば行けるのだろうが、ビールも飲めないような球場に用はない。

延期、中止、無観客試合は、似たようなものに思えるが、営業的には全然違う。

延期は、営業上の損失は少ない。販売管理などの経費が二重計上される可能性があり、利益率が下落する可能性があるが、売り上げは確保される。キャッシュフローの問題はあるが、プロ野球球団は銀行の信用があるから大丈夫だ。

中止は、営業活動の停止であり、売り上げは「0」」となるが、経費も「0」になる。売り上げは下がるが、コストも下がる。

無観客試合は、販売は停止するが、一定のコストがかかってくる。商品をタダで配布するに等しい行為だ。野球の試合で言えば、放映権料は入ってくる可能性があるが、入場料収入や球場での物販はなくなる。しかし球場使用料は発生する。一番ダメージが大きな選択肢だ。

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しかし、今回の事態では、NPBは、ペナントレースの無観客試合を覚悟しなければならないだろう。
長引けば、球団の収益は手痛いダメージを被りかねない。もちろん、観客動員は減少する。

NPB球団の内、経常収支が赤字の球団はヤクルト、オリックスだと言われている。巨人や中日も親会社の補填がなければ赤字だと言われている。
こういう球団は無観客試合が続けば、経営危機に陥る可能性がある。シーズン後半に身売りの話が出てくる可能性もあろう。

中日などは「渡りに船」だと思うのではないか。新聞販売は低迷し、球団はグループのお荷物になっている。しかしメンツがあるからやめることができなかった。

焦点は3月20日からのペナントレースが、通常通り行うことができるかどうかにかかってくるだろう。


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